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米国防総省の委託研究、「米陸軍は破綻寸前」 [イラク情勢ニュース]
http://www.asyura2.com/0601/war77/msg/903.html
投稿者 white 日時 2006 年 1 月 26 日 22:25:58: QYBiAyr6jr5Ac
 

□米国防総省の委託研究、「米陸軍は破綻寸前」 [イラク情勢ニュース]

 http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0001124;jsessionid=ou2ia4nwo1

URUKNEWS イラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2006/01/26(木)

[飛耳長目録 today'snewslist]

☆報告書: 米陸軍は破綻寸前
    兵員の速い交替が軍を脅かす、米国防総省の委託研究

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☆★報告書: 米陸軍は破綻寸前
  Report:Armycouldbenearbreakingpoint
MSNBC 2006年1月24日
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http://www.msnbc.msn.com/id/11009829/
 または
http://www.informationclearinghouse.info/article11661.htm

 兵員の速い交替が軍を脅かす、米国防総省の委託研究

 AP通信、1月24日午後6時更新(米東部時間)

 ワシントン発:
 ペンタゴン(米国防総省)が依頼した調査研究によると、イラクとアフガニ
スタンに派遣される兵力の頻繁な交替によって、のっぴきならない状況にある
米軍はすぐに救援が来なければ折れるほど「危うい事態」になっている。

 ペンタゴンに委託されて報告書をまとめた退役陸軍将校のアンドリュー・ク
レパインビッチは、ゲリラ勢力の背骨を砕くのに十分な期間、米軍は兵力のイ
ラク派遣ペースを維持することはできない、と結論づけた。彼はさらに、今年
にもイラクの兵力削減を始めるという12月に発表されたペンタゴンの決定は
陸軍に過重な負荷がかかっている現実にもとづくものだと示唆した。

 クレパインビッチはその根拠として、2005年の陸軍新兵採用が落ち込ん
でいることと、入隊者へのボーナスを増やすなどの特典を提供すべきだという
決定をあげた。新兵採用目標は1999年以後では初めて達成できなかった。

 彼はインタビューのなかで、「皆さんは陸軍にどれほどのストレスと負担が
かかっているのか、それはいつまで続けることができるのかを考えてみてはど
うか」と話した。陸軍はそれでも高度の戦闘力量を維持し、イラクとアフガニ
スタンに派遣する戦闘旅団の数を増やすのではあろうが、と付け加えた。

 136ページに及ぶ報告書は、軍高官が公表しているよりももっと赤裸々に
陸軍の状態を示す写真を提出している。公にはされていないが、報告書のコピ
ーはAP通信の求めに応じて提供された。

 ◆「時間との競争」

 陸軍の負担に対する彼の関心度を示すかのように、クレパインビッチは報告
書のある章に『危うい事態』という見出しをつけた。

 彼は書いた−−陸軍は戦争の求めるところに応じて「時間との競争」をして
おり、さもないと新兵と再入隊者が「破滅的に減少したなかで戦闘戦力を「破
綻」させる危険性がある」と。

 現場司令官への兵力供給を担当する米陸軍戦力軍司令部の広報官リービス・
ブーン大佐は、陸軍が破綻するとは「ひじょうに極端な見解だ」と述べた。彼
は陸軍戦力軍司令部は現地司令官から受けとる兵力要請にすべて応じることが
できると主張した。

 クレパインビッチの評価は、イラク戦争およびアフガニスタン戦争が陸軍を
消耗させてきたのかどうか、陸軍の抱える緊張はどうすればやわらげることが
できるか、米軍は新たな脅威に対処できるない負担に悩まされているのかどう
か−−をめぐる論争における最新の論点である。

 ペンシルベニア選出でベトナム戦争体験者でもある民主党のジョン・マーサ
下院議員は、昨年秋にイラクからの早期撤退を呼びかけて政治論議をまき起こ
し、陸軍は「破綻して消耗」しており、劣勢となっているがゆえにゲリラに油
を注いでいると論じた。そして政府高官たちはこの見解に熱い反論を展開した
のだった。

 ◆元NATO司令官も同意

 退役した陸軍大将で元NATO司令官であるジョージ・ジョルワンは、米陸
軍の兵站(へいたん)が伸びきって危うくなっているという指摘に同意した。

 ジョルワンは先週、CNNに対して、「彼らが破綻しているかいないかで言
えば、もしわれわれが現在のやり方を変えなければ、彼らはうち負かされる危
険性があると言いたい。私はその見解に賛成だ」と語った。

 クレパインビッチは米軍が今すぐイラクから撤退すべきだとは結論付けなか
ったが、兵力レベルを年末までに10万人以下に削減することは可能かもしれ
ないと指摘した。ペンタゴン高官は24日、現在は約13万6000人が派遣
されていると述べた。

 約50万(州兵と予備役兵数万人を含まず)の陸軍兵士にとって、10万程
度のイラク派遣は過重な重荷とは思われない。しかし、戦争は予測されたより
も長引いてきたので、陸軍は正規の訓練をしつつ上から下まで部隊を再編し、
その一方で新しい部隊を通常ローテーションで派遣しなくてはならなかった。

 ◆ラムズフェルドとの矛盾

 クレパインビッチの分析はブッシュ政府の外にいる人々の結論と一致してい
るものの、国防長官ドナルド・ラムズフェルドおよび陸軍最高幹部の公式見解
とは明らかに矛盾するものだ。

 例えば、フランシス・ハーベイ米陸軍参謀総長は、先週のペンタゴンでの記
者会見冒頭で陸軍が困惑していることを否定した。「現在の陸軍は、わが国が
ここ十年以上に経験したなかでも最も有能で、最良の訓練を積み、最善の装備
を持ち、最も経験を積んだ軍隊である」と彼は言い、新兵募集に言及した。

 ラムズフェルドは、イラクとアフガニスタンでの戦闘体験は米陸軍を弱めた
のではなく強くした、と主張した。

 彼は12月5日、ワシントンにあるポール・H・ニッツェ高等国際問題研究
大学院(ジョン・ホプキンス大学/訳者註)における講演で、「米陸軍はおそ
らくわが国史上かつてなく強く有能である」と述べた。「彼らはこれまでにな
く経験を積み、有能であり、優良な装備をもっている」。

 ◆敵を利す

 クレパインビッチはインタビューのなかで、米国防総省の高官が陸軍にかか
っているストレスゆえにイラクの兵力規模を削減するよう迫られているとなぜ
公表しないのか、その理由は判っていると述べた。新兵募集の落ち込みのよう
に、たとえ多くの兆候がそのことを示しているとしても、「それは敵をあまり
に勢いづかせるることになる」と彼は述べた。

 クレパインビッチは非営利の政策研究所である戦略予算評価センターの取締
役をしている。

 陸軍指導部さえも、体制的な危機に陥ることなく、のっぴきならない速さで
イラク派遣部隊を交替させていくことがいつまで可能なのか判っていない−−
これが結論だと彼は述べた。

 米陸軍の幾つかの師団はイラクで2度目の戦場任務(1年)についており、
小さな部隊のなかには3度目の派遣となるものもある。

 ブルッキングス研究所の軍事問題専門家であるオーハンロンは最近のインタ
ビューのなかで、陸軍の破綻を招いているリスクが兵力規模を増強する根拠と
なるものかどうか、「それは1つの判断である」と語った。

 オーハンロンは、「私ならそうだと認める。だが、陸軍が破綻していないか
ぎりは、それは1つの判断である」と彼は言った。


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