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米はインドとイランに完全に違う対応。攻撃理由を核開発からテロ支援にシフトか?どう転んでもロシアは得をする
http://www.asyura2.com/0601/war79/msg/447.html
投稿者 大西健二 日時 2006 年 3 月 16 日 22:00:41: Zg4goyIkX.Zhg
 


二重投稿禁止のルールを書き込みしてくださった方ありがとうござい
ます。新参者で知りませんでした。以後気をつけます。

【ロシア政治経済ジャーナル】NO382米ロ関係の今5(ロシアの意図)
http://www.mag2.com/m/0000012950.htm

★米ロ関係の今5(ロシアの意図)


(前号まで)

ユコス買収が不可能と知ったアメリカ政府。

ロシアを封じ込めるために、旧ソ連諸国(ロシアの旧植民地)で次々と革
命を起こします。

これに怒ったプーチンさん。

アメリカの仮想敵NO1中国に接近。

また、アメリカによる革命を恐れるプーチン政権は、NGO法を成立させ、N
GOの政治(革命)活動を制限します。


▼ロシアバッシング、もう一つの理由


米ロ関係の悪化は、中期的には、

・ロシアがイラク戦争に最後まで反対した

・プーチンさんが石油最大手(当時)ユコス売却を許さなかった

・アメリカが旧ソ連諸国でカラー革命を起こした 等の理由で悪化してきま
した。

しかし、最近は両国関係が急速に悪化しているという印象を受けます。

なんなんでしょう。

これまでに、最近起こった二つの理由を挙げました。

つまり、


1、アメリカはロシアでもカラー革命を起こしたいが、プーチンさんはNGO
法によって外国NGOの活動を制限し、革命阻止に動いている

2、ロシアがウクライナへのガス供給を新年早々停止した問題

一見すると、この二つが、米ロ関係悪化の原因のように見えます。

しかし、世界情勢をウォッチしている読者の皆さんは、もう一つの理由をみ
いだすでしょう。


そう、イラン問題。

ロシア政府は05年12月24日、「イラン向けのウラン濃縮をロシア国内でし
ましょう。そうすれば、イランの核開発は平和利用に限定されます」という
すばらしい提案をしました。


アメリカはイラク攻撃のとき、世論作りに失敗した。

大量破壊兵器がなかったこと、フセインとアルカイダが関係なかったこと、
今では世界中の人が知っています。

それでどうしたか。

ブッシュは、世論作りに失敗した中堅ネオコンを政権中枢か追い出しました。
(スケープゴート)

そして、中道派・国際協調派といわれるライスさんを外交の前面に出したの
です。

彼女のミッションは、イラン攻撃の世論作りをうまくやることです。

うまくやるとは、例えば、第2次大戦時や9.11後のアフガン攻撃のように誰に
も文句を言わせない状況で開戦すること。

アメリカは、欧米との融和を目指したハタミ前大統領をいじめまくり、イラン国
民を怒らせた。

そして、イラン国民は超強硬派のアフマディネジャドを大統領に選んだ。

予定どおりです。

そして、新大統領は、「イスラエルを地図から消せ!」とか「ホロコーストはな
かった!」などと過激な発言を繰り返した。

もう、戦争になっても誰もアメリカを非難しないようなムードが形成されつつあ
りました。

そこに、プーチンさんが出てきて、「いや、こうすればイランの核開発を平和目
的に限定できるじゃないですか?」

シ〜〜〜〜〜〜〜トゥッ!(静怒)

こまるんですよね〜、こういうことされると。。。(怒)

せっかく盛り上がってきたムードがぶち壊しじゃないですか???

ロシアが理詰めでせめて来ている。

そうなると、アメリカとしても表向き「いい提案だ」と同意せざるを得ません。

イラク戦争の失敗もあるし、「実は攻撃できれば理由はどうでもいいんです」と
はいえないのです。


そんな中、ブッシュさんは3月2日、インドを訪問。

なんと、核拡散防止条約(NPT)未加盟インドの核保有をしれ〜と認めてしまい
ます。

それまでも研究者は、「アメリカのイラン非難はうさんくさい」と思っていたでしょ
う。

だって、北朝鮮は核兵器の保有を宣言している。

イランに核兵器はない。

イランの宿敵イスラエルは核兵器を保有していて、全くおとがめなし。

そこに、ブッシュがインドの核保有を認知してしまい、一般マスコミも「うさんくさ!」

「アメリカは原則じゃなくて、結局自国の利益だけしか考えていないんちゃう?」
と気がつき始めた。


例↓

「インドは、NPTの枠外で独自に核兵器を開発した国だ。インドに対抗して、隣
国パキスタンもNPTに加盟しないまま核実験を強行し、核保有国となった。
(中略)

理由はどうあれ、インドには核拡散の責任の一端がある。今回の合意で、米
国は、インドのそうした過去を不問に付し、核保有国として承認したことになる。

軍用の核施設は査察の対象外だ。核保有の実態や核計画の全容は明らかに
されない。インドは核保有国の待遇を受ける一方、NPT加盟国でもないのに
平和利用の核協力という特典も与えられる。」(読売新聞社説3月4日)


インドは勝手に核兵器を開発し、アメリカは保有を認める。

イランは「核兵器は開発していない。平和利用だ」と主張しても、信じてもらえ
ず、攻撃される可能性もある。

「こうした特別扱いは、NPT体制を大きく揺るがせるものだ。イランの核開発
問題の解決にマイナスの影響を与える恐れはないか。NPT脱退を宣言した北
朝鮮に、核廃棄を引き延ばす口実を与えないか。懸念しないわけにはいかな
い。」(同上)

うっさんくさ。

アプローチが法治国家的ではなく人治国家(支配者の好き嫌いが法を超越す
る)的です。

もう一つ例を。

「NPTは第4条で、すべての国に「原子力の平和利用の権利」を認めており、
イランは「正当な活動」と主張する。イランは作業再開に当たり事前にIAEAに
通告しており、法的には問題はない状態にある。」(毎日新聞3月13日)

法的には問題ないんですね〜。


「イランは今後、(1)インド、パキスタン、イスラエルなどNPT未加盟で、核兵
器保有や保有が確実な諸国の問題を放置する一方、なぜイランの「平和利
用」だけを問題視するのか(2)米国は核兵器を保有するインドになぜ原子
力技術供与を決めたのか――などの「二重基準」を鋭く問う戦術を展開する
と予想する。」(同上)

皆さんどうですか?

「ちょっとイランの主張の方が正当性あるんちゃうの?」と思うのは私だけ
ではないでしょう。


アメリカがインドの核保有を認めた理由は、中国を封じ込めるため。

中国を封じこめるためにインドを味方につけなければならない。

でもインドは中国と和解し、ロシアから武器を買いまくっている。

中ロ主導の上海協力機構の準加盟国にもなったし。。。

3国の関係は超特急で良くなっているのです。

ロシアは軍事力で世界2位、中国は軍事費で世界2位、インドは今後50年
でもっとも発展するといわれている国。

ゴールドマン・サックスの予測によると、2050年の時点で、GDP1位は中
国・インドは3位・ロシア6位。

この3国を敵に回してアメリカの覇権維持はありえません。

インドにはアメを与えて味方につけ、ロシアではカラー革命を起こして味方
につける。

そして、本丸北京を民主化し、ドルを使わせ続けるのがアメリカの長期戦略
なのです。


インドを自陣営に引きづりこむためには、核兵器保有も許そうじゃないかと。
(NPTはこの際わすれておこう)

まあ、気持ちはわかりますが、やり方がうさんくさいです。

一方で「日本は自由貿易の国になれ!市場を開放しろ!」と叫び、一方で、
「モトローラの携帯電話を買え!」(←自由貿易?)と要求するような感じ。


こんなことをしていると、国際社会がアメリカの「大ウソ」に気づいてしまう。


それなら別の理由を考えないと。(^▽^)

そこでアメリカは、「核問題による攻撃が難しくなった場合」を想定し、別のイ
ラン攻撃の理由を前面に出してきました。

ライスさんは3月9日、上院歳出委員会の公聴会で、イランはイラク南部や
パレスチナ、レバノンなど中東一帯でテロを支援している「テロの中央銀行」
だと批判します。


テロの中央銀行。。。
テロの中央銀行。。。
テロの中央銀行。。。


どこかの広告代理店が考えたようなフレーズですね〜。(一度聞いたらわす
れられない。。。)

そして、「われわれが直面する挑戦の中でイランより大きいものはない」とか
たりました。

ああそうですか。

中国でも北朝鮮でもなく、核兵器のないイランが最大の脅威ですか。。。

苦しくなると本音が出ます。

こういう発言は、ネオコンと変わりません。

この発言の意図は、「核開発でイランを攻撃するのがダメなら、テロ支援で
攻撃しますよ」ってことです。


早速、ブッシュもライスさんを応援。

ブッシュさんは3月13日、イラク政策に関して演説し、武装勢力がテロなどで
多用している仕掛け爆弾の一部はイランから流入していると非難しました。

曰く「米軍が押収した仕掛け爆弾の中に明らかにイラン製の物があった」。

ふっ。。。

ふってわいたような話です。

ボンヤリシロウトの目から見ても、「ちょっとおかしいよね〜」と思うでしょう。

まあ、RPEの読者さんなら昔から知ってることですけどね。↓


「アメリカは、”テロ支援”、核開発を理由にイランを攻める。」

(ボロボロになった覇権国家 236P 05年1月発売でした)


まあ、いずれにしろ、アメリカの世論作りが苦しくなったのは、元々ロシアが
リーズナブルでうざったい提案をしたため。

日本には、「アメリカがロシアにイラン問題の解決を依頼した」なんていう人
もいますが、これはそうではありません。

アメリカはロシアにイラン問題解決を頼んで、同時にバッシングするのです
か?

真実をいうと、ロシアがイラン問題を平和に解決しようと動いているので、バ
ッシングされるのです。

この他、パレスチナのハマス問題とか、いろいろあるのですが、長くなるの
で別の機会に書くことにします。


▼ロシアの意図

というと、ロシアはすばらしく平和を愛する国なのかなと思えます。

実をいうと、そうではなく、ロシアはアメリカと同じ普通の国なのです。

ロシアの目的は、


1、もしアメリカがイラン攻撃を断念した場合、イランの利権が転がりこむ

アメリカがイラン攻撃を断念したとします。

すると、イランはアメリカと協力関係を築くでしょうか?

ここまでいじめられた後ですからありえません。

すると、石油・ガス埋蔵量が共に世界2位イランはどの国と協力関係をふ
かめるでしょう?

そう、イランを守ってくれたロシアと中国です。

2、もしアメリカが攻めた場合でも、そのウソを暴露できる

ロシア・フランス・ドイツ・中国は、イラク戦争に反対し、とめることができ
ませんでした。

しかし、アメリカのインチキはきっちり世界に暴露されました。

アメリカが世論づくりに失敗してイラク攻撃にふみきったことで、確実に
世界の国々のアメリカ離れは進んでいます。

ロシアがイラン問題を平和に解決する提案をするのは、「アメリカのウソ
を公にする」ため。

「平和に問題を解決する道があるのに、アメリカはゴリ押ししてイランを
攻めた」と世界中の人に認知させるため。

つまり、ロシアはアメリカに情報戦を仕掛けているのです。

3、アメリカがイランを攻めてもロシアは損をしない

アメリカがイランを攻撃すると、原油価格はバレル100ドルまで上がると
言われています。

石油大国ロシアはアメリカが戦争をした場合でも笑いが止まりません。


このように、ロシアはアメリカがどう動いても得をするよう、きっちり計算
づくで動いています。

ですから、アメリカはムカツクし、革命を起こしてKGB軍団を政権から失
脚させたい。

何がいいたいかというと、アメリカもロシアもどっちもどっち。

ただ、一人日本だけが、太平の眠りの中にいるってことです。


(おわり)

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