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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060323-00000018-mai-int
＜米大統領＞イラク撤退「政争の具」にはしない
【ワシントン及川正也】ブッシュ米大統領は２２日、ウェストバージニア州ホイーリングで演説し、イラク駐留米軍の削減について「駐留米軍の勧告や、勝利の達成度に応じて決定する。決して世論調査や批判勢力、選挙絡みの政争には左右されない」と述べ、１１月の中間選挙をにらんでイラク政策批判を強める与野党内の動きをけん制した。
大統領はイラク政権発足の遅れに関連し、「これはイラク人の戦いだ。最終的にはイラク人が自らの将来を決め、民主主義を守らなければならない」といら立ちを隠さず、「今こそ有権者の代表や政党が協力して統一政府を樹立させる時だ」と強調。宗派間抗争の激化を回避するためにも、各会派による連立政権協議を急ぐよう呼び掛けた。
ブッシュ大統領はイラク開戦に合わせて今月１３日に演説キャンペーンを開始。第３弾となる今回が締めくくりとなる。政権支持率が低迷した昨年１１〜１２月に実施した同様の演説キャンペーンでは支持率をわずかに盛り返した実績がある。
しかし、最新の米誌ニューズウィークでも支持率は３６％と低迷、１年前と比較して２１ポイントも落ち込んだ。イラク政策については６５％が「不満足」と回答している。２１日の駐留長期化発言とあわせ、イラク政策の評価を好転させるのは難しそうだ。
（毎日新聞） - 3月23日10時34分更新
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