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フランシス=フクヤマが講演会で「最近のネオコン」や「現ブッシュ政権」を批判、今後の米国を予測-地政学を英国で学ぶ-
http://www.asyura2.com/0601/war79/msg/706.html
投稿者 愛国心を主張する者ほど売国奴 日時 2006 年 3 月 26 日 10:13:25: tTp1/cyvuKUmU
 

http://pds.exblog.jp/pds/1/200603/26/56/b0015356_5505712.jpg
     (写真は講演中のフクヤマ:一番右)


フランシス・フクヤマの講演会

今日のイギリス南西部は晴れたり雨が降ったり、いわゆる典型的なイギリスの一日でした。

さて、今日は待ちに待った、あのフランシス・フクヤマの講演会に行ってきました。

場所はロンドン中心部にある某有名シンクタンク。

こういうシンクタンクというのは基本的にメンバーしか招待されないのですが、私は最近メンバーに加入したおかげでなんとか入れました。

くわしい話は後日まとめてここに書きますが、とにかく感じたのは、

「アメリカっつーのは、やっぱりコネがすべての社会なのね」

ということでした。

新しい本の内容をそのまましゃべったという内容だったのですが、本の内容よりもさらにブッシュのイラク侵攻に批判的だったような気がします。

しっかりサインをもらって、しかも一緒に写真をとってきました。

つくづく自分がミーハーでいやになります(苦笑
# by masa_the_man | 2006-03-25 08:29 | 日記 | Trackback | Comments(0)

講演会の内容

今日のイギリス南西部は曇り時々雨でした。

明日から夏時間に変わるということで、今夜半に時計が一時間すすみます。ヨーロッパはアメリカよりちょっと早めに夏時間に入るんですな。

さて、昨日の講演会の内容を。

シンクタンクに早めにいくと、入り口付近でなんといきなりフクヤマ本人とご対面。思ったより背が低いという印象でした。

簡単に質問などをすると、けっこうにこやかにいろいろと答えてくれたのが印象的でした。

会場に早めに入って席をとっていると、どうやら開演の時間までけっこう暇なようで、前の方の席でポツンと一人、ノートを見ながらブツブツ独り言を言っているようす。

たまに気がついた観客があいさつにくると快く対応。なかなか人当たりがよい感じです。

ついでに時間があったので、私もさっそく本にサイン(オートグラフ)をもらいました。どういうサインなのかというと、「F・F」という頭文字だけの簡単なもの。これに私の名前を書いてくれました。

講演が始まると、まずは司会者の紹介、そしてフクヤマが所属するジョンズ・ホプキンズ大学の女性の学長が短いスピーチ。どうやら今回の講演会は、このシンクタンクとジョンズ・ホプキンズ大学共同開催みたいです。

で、フクヤマがしゃべり始めたのですが、たしかにしゃべりはそれほどうまくありません。ちょっとあせってしゃべる感じで、時々軽くつまったりする様子。

ところが内容はかなり面白いもので、持ち時間の20分はあっというまに過ぎてしまいました。

基本的な内容は彼の最新刊の内容そのままという感じで特に目新しいことはなかったのですが、印象的だったのは、彼が「ネオコンサヴァティヴ」という思想的な伝統を批判していたわけではない、と強調していたことでした。

彼がこの「かなり個人的な内容の本」で批判していたのは、やはりクラウトハマーやクリストル、ケーガン、ウォルフォウィッツなどの「最近のネオコン」。つまり彼は「ネオコン乗っ取られた説」を展開しているわけです。

このような思想転換のきっかけはイラク侵攻の一年後にクラウトハマーがAEIでやった有名な講演で、今回のイラク侵攻が大成功だった、と発言したことに非常に違和感を感じたから、ということでした。(これも新刊の中に書いてあるい通り。)

まず簡単にネオコンの歴史がニューヨーク市立大学のユダヤ人やアイルランド人など、頭がよくてもアイビーリーグに入れなかった知識人たちの間の議論から始まったこと、そしてこれがパブリック・インタレストという雑誌でまずはアメリカ国内政策の議論から始まったことなどを紹介。

その後、レオ・シュトラウスやアラン・ブルームなど、一通り話しをしたわけですが、本の内容と違うのは、そこから現ブッシュ政権の批判を強調していたことでしょうか。

まずフクヤマはペンタゴンがイラク侵攻を行う直前にペンタゴンに呼ばれ、そこでいろいろとアドバイスをする機会があったらしいのですが、その席上で反対したことが聞き入れてもらえなかったと紹介。

彼によると、現ブッシュ政権の失敗は三つあるということ。

@ 911のテロ事件の結果として、「予防戦争」という概念を持ち出したこと

A アメリカが「慈愛ある覇権国」だと勘違いしていて、世界各国からの反米感情のわきあがりをそれほど予測していなかったこと

B イラク占領後の困難さをまったく予測できていなかったこと。

また、ブッシュ政権の根本的な間違いは、「何がアメリカにとって脅威であるのか?」という点がしっかり判断できていなかった、ということです。

これに対して、フクヤマが「歴史の終わり」で示したような「民主化」というのはどういう位置づけになるのかというと、イラクみたいな状況では「民主化」というのはまったく答えにならない、ということでした。

フクヤマは基本的にこのような過激なイスラム原理主義というのはグローバル化の影響によって、民主主義の社会の中にいるイスラム移民二世・三世の世代がアイデンティティー・クライシスを起こすことによって生まれる、という解釈をしております。

今後のアメリカの成り行きですが、フクヤマはブッシュ後にはアメリカ国民の間で右でも左でも孤立主義が高まると予測しており、これに対処するために中道連合を形成するのが必要だ、という認識を示しておりました。

長くなりましたので、質問時間の応答などはまた明日書きます。

# by masa_the_man | 2006-03-26 05:51 | 日記 | Trackback | Comments(2)

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