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2006年03月31日
http://10e.org/mt/archives/200603/310109.php
（ソースには写真７枚あり）
元アメリカ軍のDaniel SheaさんとRalph Mitchell Steeleさんが、ベトナムのハノイにある学校でベトナム戦争時代にアメリカ軍がばらまいたエージェント・オレンジ（枯れ葉剤）による影響で先天的な異常をもって生まれてきた子供達を一緒に遊んでいる写真です。
被害にあった人やベトナム戦争で戦った元軍人などが、２日間をかけて今ベトナムで起こっているこのような健康被害はアメリカ軍が散布した枯れ葉剤による影響であることをアメリカにも認めさせるために話し合い開いたそうです。
詳しい話は以前書いたのをどうぞ
→ベトナムに今も残る「枯れ葉剤」の負の遺産（http://10e.org/mt/archives/200505/071811.php）
アメリカはこの散布したことは認めてますが、一昨年にアメリカで行われた裁判で「ベトナム戦争時に枯れ葉剤を散布したことは戦争犯罪にはあたらない」とする判決が出されました。そのためアメリカは国家としてはこのような犠牲者達の救済は行っていません。（このエージェントオレンジを当時作った会社がベトナムの犠牲者基金に対して１億８千万ドルの支援をしたことはあります。しかしやはり罪については認めていません）
今回こうやってアメリカの元軍人がベトナムに来て被害者達と交流を持っていることは、今後の犠牲者救済のための第一歩となるといいですネ。でも個人的にはアメリカは絶対に罪を認めないと思いますが・・・。劣化ウラン弾などの核汚染問題があるアフガニスタンでもイラクでも同等の状況ですし。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。