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□クレムリンのメディア弾圧を批判＝ロシア首都で抗議行動|ＡＦＰ＝時事
http://news.www.infoseek.co.jp/afp/story.html?q=20060417afpAFP006699&cat=61
クレムリンのメディア弾圧を批判＝ロシア首都で抗議行動 (ＡＦＰ＝時事)
【モスクワ１６日】ロシアの首都モスクワで１６日、市民１０００人がプーチン政権のメディア弾圧に対する抗議行動≪写真≫を行った。独立系テレビ局ＮＴＶが政府系企業の子会社に買収されてから５年たったのを機に実施したもので、職を失った有名な元テレビ記者らも参加。「今日は検閲、明日は独裁」「クレムリン・テレビを打倒せよ」などと書かれたプラカードを掲げ、同政権を批判した。
２００１年の買収後、ＮＴＶからは有力なジャーナリスト多数が去り、看板だったチェチェン紛争批判報道は消えた。その後もクレムリンは独立系、野党系メディア弾圧を進め、報道の自由をめぐる西側諸国の懸念を招いた。昨年６月には同子会社が有力紙イズベスチヤも買収、活字メディアにも国家支配の手が及んでいる。
抗議行動に参加したＮＴＶの元司会者ビクトル・チェンデロビッチ氏は、テレビへの締め付けのせいで強力な野党や独立した司法システムが生まれなくなっていると批判。プーチン大統領が旧ソ連国家保安委員会（ＫＧＢ）の大佐だったことにひっかけて「ロシアの国旗が、ＫＧＢ大佐ではなく再び民主国家を象徴するものとなるよう望む」と語った。検閲への不満を口にしてＲＥＮＴＶを昨年１１月に解雇された元司会者オリガ・ロマノワさんは、「今ではテレビに客観情報はない。ニュース局は政府の代弁者になった」と話した。
[ 2006年4月17日2時5分 ]
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