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〔いんさいど世界〕 ヒロシマ、ナガサキ、ナタンツ …… イラン核攻撃の恐れ(大沼安史の個人新聞)
http://www.asyura2.com/0601/war80/msg/242.html
投稿者 gataro 日時 2006 年 4 月 20 日 17:32:27: KbIx4LOvH6Ccw

http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2006/04/post_52cf.html

 米国のイラン攻撃が、いつ始まってもおかしくない状況にあるようだ。それも核攻撃。ヒロシマ・ナガサキに次いで、イランの核開発基地、「ナタンツ」の名が、核の歴史に刻まれかねない情勢である。
 
 米国の著名な軍事アナリスト、ウイリアム・アーキン氏が今月16日のワシントン・ポスト紙で、米軍の「対イラン作戦計画」を暴露した。
 イランに対して全面戦争をしかける作戦計画で、その名も「TIRANNT」。タイライト(独裁者)にひっかけた作戦名だ。「シアター・イラン・ニア・ターム(短期イラン戦域)」の頭文字をとった略称である。
 アーキン氏によれば、このTIRANNT、米軍のイラク侵攻前の2003年年初段階ですでに練られていたものだそうだ。
 米海兵隊の模擬上陸訓練、英米合同のカスピ海軍事机上演習なども、TIRANNT策定に合わせ実施された。
 ブッシュ大統領の命令で、イランのWMD(大量破壊兵器)を壊滅させる「世界規模の攻撃(グローバル・ストライク)」計画の策定も、この時期に始まったという。
 
 ブッシュ政権にとって「イラン」は、「イラク」と同じ「位置付け」にあったわけだ。「イラク」からさきに片付けにかかっただけのこと。次なる「イラン」に対する攻撃計画は、とっくの昔にスタンバイだったわけだ。

 このアーキン氏の指摘を裏付けるように、英国の高級紙、オブザーバー(電子版、4月16日付け)が、2004年6月の時点で、暗号名「ホットスパー」なる米英軍事演習が行われたことを暴露した。
 これは米英両軍が1960年代から、数週間おきに行っている机上演習の一環で、テヘランの新政権発足を睨んだものだった。

 米国の著名な調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏も、米軍の対イラン攻撃が迫っていると、米誌「ニューヨーカー」(電子版、4月17日号)で警鐘を鳴らしている。
 
 イランの核施設攻撃に米軍が使用する恐れがあるのは、核爆弾など核兵器。
 ナタンツにある核施設は地下に設けられており、それを壊滅するには、核を使用して万全を期すのがいちばんだからだ。
 ハーシュ氏に対して、米国の情報機関の元高官は、「決定的、これが空軍の作戦計画のキーワードだ。きびしい選択だ。しかし、われわれはそれを日本で行った」と語っている。
 米軍は、ヒロシマ・ナガサキを、イランの地で再現しようという「決定的な」選択を、すでに行っているらしい。
 
 なぜ、米国は今この時点で「対イラン攻撃」を焦っているのか?
 この点について、ハーシュ氏は、

 @「イスラムの核の父」、パキスタンのカーン博士が、米国当局者の直接尋問に対して、カナリアが歌うようにイランの核開発について証言した。(パキスタン政府が米当局にカーン博士への尋問を許したのはこれが初めて、とみられる。大沼・注)
 A米当局がイラン人のパソコンから「回収」したとされる、核兵器開発に関する「情報」が驚くべきものであった(ハーシュ氏の取材では、米国が国際原子力機関に通報したという、このパソコン「情報」、相当に怪しいものだという)。

 の2点を挙げているが、いずれも米国が対イラン攻撃を正当化するものでしかないことは明らかであろう。
 シーア派を通じたイランのイラクに対する影響力の拡大、パレスチナにおける「ハマス」の進出、イスラエルをめぐる危機の増大という中東全般の情勢展開に加え、戦略資源=石油の確保という至上命題が、ブッシュ政権の決断の背景にあると見るのが、むしろ自然である。

 米国がイラン核攻撃に踏み切った場合、イランはどんな報復に出るか?
 レバノンの有力政治家はハーシュ氏に対し、「イランの報復攻撃は、サウジ、カタール、クウェート、アラブ首長国連邦の石油・天然ガスの油田・ガス田施設を狙ったものになるだろう」と語っているが、そうなると、世界経済はまさに破局の危機に直面する。
 イラン・イラク戦争時にみられた、ホルムズ海峡の一時封鎖、タンカー運航の停止といった程度の騒ぎでは済まなくなるのだ。

 やめるんだ、ブッシュ大統領!
 やめさせてくれ、小泉首相!

 世界を戦火で燃え上がらせて何になる!!    
 

☆ 大沼訳・新刊案内: 『世界一 素敵な学校 〜 サドベリー・バレー物語』(ダニエル・グリーンバーグ著、緑風出版)


http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/04/14/AR2006041401907.html

http://www.newyorker.com/

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