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http://www.cnn.co.jp/world/CNN200605110030.html
情報機関の連携不足を批判、英地下鉄テロの報告書
2006.05.11
Web posted at: 20:01 JST
- CNN/AP/REUTERS
ロンドン――昨年７月７日にロンドンの地下鉄駅、バスで起きた同時爆弾テロ事件で、英下院の安全保障関連の委員会は１１日、調査報告書を発表し、事件の遠因に各情報機関の連携不足や後手に回った情報収集などがあると指摘した。
情報機関の正確な情勢認識があったなら、事件を防げた可能性あった、とも主張。英国のみならず、テロ実行犯とパキスタンとの関係などの情報を総合し、的確な分析や対策があったなら、事件が起きる可能性はより少なかっただろう、としている。
実行犯の首謀者である人物は、英治安当局に知られた人物だったが、捜査専従を命じられていた情報機関要員が別のテロ対策作戦にかり出された事実なども挙げている。この結果、首謀者の身元は、同時テロが起きた後に初めて、割り出される弊害が起きていたともしている。
同時テロでは、地下鉄の乗客ら５２人が死亡、約７００人が負傷した。
英政府は１１日、事件発生の経緯、捜査結果の概要などを盛り込んだ別の報告書を公表予定。実行犯４人がインターネットで安価な爆発物や爆弾製造技術を入手した過程などにも触れるとみられる。
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