ゲリラは米軍をラマディに寄せつけない 2006/05/24 レジスタンス・レポートを除けば、米軍の他の包囲・掃討作戦と同じように、ラマディへの攻撃もほとんど一般報道にあらわれない。そのような中で、米軍サイドでの取材だが、米軍の作戦がかんばしくない状況をAPの記事が伝えている。 ただしエンベッド取材の常として、住民サイドから人命のみならず生活がどのように破壊されているかはレポートされない。 Insurgents Keep US at Bay in Ramadi By Todd Pitman The Associated Press Monday 22 May 2006 http://www.truthout.org/docs_2006/052306N.shtml ラマディ発: 住宅地全体が無法地域となっていて、警察には危険すぎる。一部の道路には爆弾が仕掛けられていて、米軍はそこを通らない。米軍兵士があえて外に出ると、いつもと言えるほどゲリラが攻撃する−−彼らが出なければ米軍基地が銃撃、ミサイルあるいは迫撃砲攻撃にあう。 米軍陣地を制圧するほどの攻撃ではないが、ここスンニ・トライアングルの心臓部ではゲリラが兵力の少ない米軍およびイラク軍と戦っていて、事実上の膠着(こうちゃく)状態になっている。 ブリット・ラブル2等曹長はアンバル州都(ラマディ)にある監視所の土嚢(どのう)の背後で、「支配できてない」と語った。「ここは支配できてない・・・われわれには十分な地上兵力がないんだ」。 武器か説得を通じてラマディを統制することはマリキ首相の新政府にとって骨の折れる仕事になるだろう。マリキは、必要ならば「最大限の部隊」を使うと約束した。しかし、ほとんど絶え間ないパトロールと掃討作戦をもってしては、3年にわたる米軍の圧力でも支配できなかった。 バグダッド西方70マイル、ヨルダンならびにシリアに通じるハイウェイ沿いにある人口40万人のラマディは、今日、完全に包囲された中で戦っている。ゲリラが小部隊になって銃撃戦をしかけると、有志連合軍は激しく応戦し、しばしば空襲あるいはミサイルを発射し、市街地を瓦礫にしてきた。 ・・・ (以下、略。 条件が許せば続きも紹介します)