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イラク撤退は難しくないという理由 [イラク情勢ニュース]
http://www.asyura2.com/0601/war80/msg/974.html
投稿者 white 日時 2006 年 5 月 28 日 12:38:07: QYBiAyr6jr5Ac
 

□イラク撤退は難しくないという理由 [イラク情勢ニュース]

 http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0001254;jsessionid=vmg1lv8wf1

URUKNEWSイラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2006/05/27(土)

  [飛耳長目録 today'snewslist]

☆イラク撤退は難しくないという理由

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☆★イラク撤退は難しくないという理由
  WhyExitingIraqIsNotThatHard
AfterDowningStreer.org--------------------------------------------------------------------
http://www.afterdowningstreet.org/node/11127

 『TheseTimes』誌はクリス・トゥンシングが書いた「イラク撤退が容易
でない理由」という記事を掲載した。

 これに対して、先月イラク撤退に関する議会の公聴会で証言した米国籍の
イラク人医師ダーリア・ワスフィは、次のような反論を書いた。−−


 最後のアメリカ兵、アメリカ人傭兵、アメリカ人実業家がイラクを去ると
き、それはイラクにとって祝福となるだろう。植民地についての教科書記述
にあるような何十万人の殺人と不当なイラク侵攻がおこなわれたあとでは、
「高潔な行動方針」などないだろう。われわれは「高潔な」という言葉を考
える権利すら失ってしまったのだ。私は撤退が「イラクの病気にとっての万
能薬」たりえないという意見に賛成する。だが、それは正しい方向へ進む第
一歩となるだろう。しかも容易なことなのだ。イラクに行ったことのある者
に聞いてみればよい。ただしグリーンゾーン(にいた者)のことではない。

 私は2005年12月から2006年3月までの3ヶ月間、イラク南部に
住む自分の家族を訪ねた。私はそこで進行していることを知っていると思っ
ているが、全生活をそこで過ごしている人々は何が起こっているかを知らな
い。少なくとも11の民兵組織が国内で活動している。イラン人はイラクに
流入してきて、イスラム党の横断幕(その一つは多分『任務完了』と書かれ
ている)の下で、ナジャフとカルバラにある2つのシーア派聖廟に住み着い
ている。占領軍がいる。アメリカのCIA工作員がいる。そしてイスラエル
のモサド(諜報機関)と軍隊は、イラク北部の厳重警備された基地から出撃
している。そして、われわれ(アメリカ)はと言えば、ベトナムとエルサル
バドルでやったように暗殺チームを訓練している。イラク人は毎日が最後の
日になるかもしれないこと、そして引き金を引くのが何者であれ、責任はア
メリカにあることを認識している。

 内戦とか宗派間抗争という言葉の概念は、サダム・フセイン政権からの政
治難民でありロンドン・メソポタミア大学の上級講師であるイラク人サミ・
ラマデニがうまく表現している。

 すなわち、「イラクに内戦の危機をもたらすのは、(占領軍の)撤退では
なく、占領である。・・・人々を戦争にむかわせる地ならしとなった大量破
壊兵器の作り話並みに、占領勢力の宗派至上主義的な議論が大きな影響力を
もってきた。イラク国民は、まるで、彼ら自身にまかせておくと、待ちきれ
ずに殺し合いをするかのように描かれている。実際のところ、占領勢力こそ
が宗派主義と民族による分断という発想を蔓延させた発生源であるのだ。占
領を終わらせることは、イラク人が彼らのあいだにある一部の違いを政治的
に解決する触媒となるだろう」。

 トゥンシングは「ゲリラ」のことを「ほぼ2万人のスンニ派アラブ人」と
描いた。しかし、大衆的な支持を受けずに蜂起が長続きすることはなく、そ
れもバグダッド陥落から3年半もたって、不当な占領に対する合法的レジス
タンスはいまも意気盛んである。トゥンシングは宗派主義の暴力が2月末の
サマッラにおけるシーア派聖廟爆破事件以後に悪化したと書いているが、し
かし私が現地で目にした現実はそのことを証明しなかった。

 破壊された聖廟は預言者ムハンマドの子孫、ハッサン・アスカリの廟だっ
た。イスラム教においては、神は唯一神アッラーだけであり、ムハンマドは
神の言葉を伝達する者である。そして彼が著したものがただ一つの聖典、コ
ーランである。スンニ派教徒とシーア派教徒が互いのモスクを攻撃目標にし
たり、預言者を汚し、コーランの一部を破ると考えるのは合理的でない。

 数日のうちに何百人ものイラク人が殺され、それはこの特定の犯罪(聖廟
爆破)に続いて発生したというが、直接に手を下した者は謎のままである。
バグダッドでもバスラでも、スンニ派とシーア派の聖職者たちは礼拝で結束
を呼びかけている。

 それに占領軍はどこにいたのか? 治安維持は誰の仕事なのか? その爆
破事件のあとの2日間、毎日2度は巡回していた米軍戦車の姿は見えず、そ
の代わりに米軍機が飛来し、暴力を止めるために何の努力もしなかった。

 トゥンシングは、「現在の紛争が歴史的に前政権の弾圧に根ざしているの
は確かだ」と書いている。だが、ハッサン・アスカリ廟はサダム・フセイン
統治下の30年間、まったくの無傷であったのだ。

 多くのイラク人は(米軍の)戦車と飛行機が出ていき、電気と水道が安定
することを求めている。彼らは職と安全、まともな生活を求めているのだ。

 毎日何十人ものイラク人が死ぬので、内戦とか宗派間抗争、あるいは民主
主義と君たちが言ったところで、それは問題ではない。それはアメリカの利
益を守るために永久基地を建設し石油を盗むうえでの煙幕であり、アメリカ
軍の計画的な殺人広場なのだ。


 次のことを補足しよう:
 論争点はこうだ:

 1) 国際法の存在は影が薄くなっている。もし米国が即時撤退せず、国
際法を遵守する義務を負わないなら、われわれは他者を侵略的に攻撃する権
利をいずれかの国に与えることになる。したがって、われわれ(米国民)は
次に何が起こるかにかかわらず撤退しなければならない。

 2) 占領こそ暴力のもっとも深い根源であり、その多くは占領者とその
同調者に直接責任がある。宗派主義暴力の多くは占領勢力によって扇動され
ている。われわれが駐留するかぎり事態は悪化する。われわれが出ていると
き、少なくともなにがしかは良くなるだろう。そのプロセスは米軍が出て行
くまで始まることができない。

 3) イラン、シリアその他の国を攻撃するための出撃基地にイラクがな
りつつある。いったん、それらの国を攻撃したら、それを占領する責任をめ
ぐる議論が起こるだろう。そのような攻撃を回避するためにも、イラク占領
は今すぐ終わらせる必要がある。

 4) 政府とギャングの指導者および同調者が何と言おうと、イラク国民
は米軍撤退を求めている。米国民は米軍撤退を求めている。この大犯罪に投
じられる何千億ドルの経費は、すべて他の場所(およびイラク)において生
活の改善と救援に費やすことができたはずだ。再建と賠償は軍隊の駐留を必
要としないが、むしろ駐留しないことが求められているのだ。


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