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ラマディはもう一つのファルージャになる [イラク情勢ニュース]
http://www.asyura2.com/0601/war81/msg/138.html
投稿者 white 日時 2006 年 6 月 08 日 22:52:25: QYBiAyr6jr5Ac
 

□ラマディはもう一つのファルージャになる [イラク情勢ニュース]

 http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0001267;jsessionid=3mw3botuc1

URUKNEWSイラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2006/06/08(木)

  [飛耳長目録 today'snewslist]

☆ラマディはもう一つのファルージャになる

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☆★ラマディはもう一つのファルージャになる
  RamadiBecomesAnotherFallujah
BrianConley>InterPressServiceインター・プレス・サービス
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http://www.ipsnews.net/news.asp?idnews=33489

 アンマン発、6月5日(IPS)

 このところ、ラマディに立入ることは不可能に近い。ハディッサの虐殺事
件を背景にして、市民が狙撃兵に射殺され、家族が階下で拘束されたまま民
家の屋根に米軍狙撃兵が陣取っているという報告をIPS(インター・プレ
ス・サービス)は受けとった。

 「イラクの友人」ということにしてほしいという1人の男が、アンマン駐
在のIPS特派員と会って、ラマディの状況と彼が目撃した最近のできごと
を詳しく話した。

 「(バグダッド西方約100キロに位置する)ラマディに入るには、ユー
フラテス川に架かった橋と変電所を通過しないといけない。ここは米軍に占
拠されている。検問所があり、近くのガラス工場には米軍の狙撃兵が陣取っ
ている。ここで米軍が車を検査するので、橋を通過するのに4時間以上かか
るだろう。

 アンマンでIPSがインタビューした目撃者たちは、他とは色合いの違う
現場写真を見せてくれたが、そのなかの1枚はエンベッド取材するジャーナ
リストの写真とはひじょうに異なっている。

 彼らの話は、合図も警告もなしに、いつでも起こりうる死についてだ。

 「大通りの脇に破壊されたビルが見え、ビルの上には狙撃兵のための軍用
テントがある。用心して、戦闘の音が聞こえたら脇道に身を隠し、車はそこ
に停めて、どの家でもよいので入って隠れなければならない。なぜなら、た
とえ戦闘が別の場所で発生していても、狙撃兵は動くものなら何でも射殺す
るからだ。」

 マジード・アル・ガウード師はラマディ市のすぐ外に位置するワハジ・ア
ル・イラク村の出身で、定期的にラマディしを訪問している。彼はさらに狙
撃兵が好き勝手に殺人を犯していると話した。

 「アメリカの狙撃兵はなんら一般市民と戦士を区別せず、動くものなら何
でも即座に銃撃する。ひじょうに汚いやり口で、奴らは戦士でない大勢の市
民を殺害している。」

 イラクの友人によると、どこが立入り禁止であるかを知らないというだけ
の理由で、ラマディでは多くの人々が殺されてきた。

 そうした一つの場所がラマディの大通りである。最初の信号から先は、右
か左に行けるだけで、前進することは許されてない。

 「道路はコンクリート障壁ではなく狙撃兵によって封鎖されている。通り
を前進する者は誰であれ射殺される。許可しないという看板などないが、し
かし地元の人々には判っている。多くの人が私たちを訪ねてバグダッドから
やって来た。彼らはこのことを知らず、2〜3メートル進んだところで射殺
された。」

 マジード師はアンマンでIPS特派員と話をする数日前にラマディに行っ
た。彼はレジスタンス戦士が掌握している街の様子を話してくれた。

 「戦士たちは地上を制しており、自信満々だ。彼らは自分たちの顔をマス
ク(覆面)で隠さず、アメリカ兵は彼らから逃げている。アメリカ兵は彼ら
(戦士)との白兵戦に勝利できないため、彼らを爆撃するという空軍力を使
い始めた。・・・」

 彼はラマディにいるあいだ、多くの破壊された家屋を目撃し、公的なサー
ビスは何も機能していなかったと話した。

 「(ラマディに行けば)米軍が発電所や浄水場施設、水道管を爆撃したの
を目にするだろう。この家も、あの家も壊されている。どこも貧しいことが
見てとれる。世界で最も貧相な人でも持っているはずのものさえ、そこには
ないのだ。」

 イラクの友人は類似した状況を話してくれた。「私は今まで4軒の民家を
見たが、ラマディは大きな街なので、ラマディの全部を見たのではない。農
場にも破壊された家があって、その一部を見たものの、農場は大きいのでそ
の大部分を見ることはできなかった。」

 現在ラマディはイラクの他の地域から隔絶されている。市内では、たまに
電気が通じ、一部の家は発電機を持っているが、現地の電話サービスは完全
に破壊されてしまった。

 「電話局は米軍に攻撃され、今では建物さえもが完全に壊されしまった。

 ラマディの生活はいつもがこんなに困難だったのではない。バグダッドが
陥落したとき、ラマディにはまだ米軍は来てなかった。バグダッドが無法と
盗賊に悩まされていたとき、ラマディはまだ比較的に平穏だった。

 「ラマディは静かな都市であり、秩序があった」とマジード師は言った。
「さまざまな部族が住んでいて、部族間には緊張もあるが秩序が存在する。
彼らは互いに尊重し、法律を重んじていた。」

 イラクの友人は、バグダッドと違って、ラマディが平穏なまま、占領の最
初の数日に米軍が入ってこなかった理由を説明した。

 「彼らは市内に入らないという協定を部族との間に結んだ。しかし政治党
派がこの協定を破壊した。彼らはラマディを支配しようとして、アメリカ軍
に間違った情報を提供した。小さなデモがあったのだが、サダム信奉者によ
るものではなかった。占領に反対する平和的なデモだった。」

 この30人のデモがおこなわれたあと、協定が破られ、米軍がラマディに
入ってきた。イラク人が殺され、復讐という部族の掟(おきて)があとに続
き、暴力の連鎖が始まった。

 ラマディに住むカセム・ドレイミはIPSに、自宅が5月に米軍とイラク
軍に占拠されたと話した。

 「彼らは表の玄関を壊して家に入ってきた。私は自分の部屋から出ていっ
て、英語で『私たちは平和な家族だ、大丈夫』と言った」。しかし家族は階
下の小さな部屋に閉じ込められた。

 「屋根からの銃撃音がしょっちゅう聞こえた。彼らは私の家を殺人の道具
にし、屋根を殺人の道具にしたんだ。」

 やがて家族は解放され、米軍は出て行った。

 イラクの友人は幼い少年が殺されるのを目撃した。

 「彼は朝8時頃、学校に行くところで、本を持って道路を渡っていた。す
ると突然、彼は倒れこんだ。てっきり、足を痛めて倒れたのだと思ったが、
彼はずっとそのままだった。彼を撃った狙撃兵がいることを知った。」

 このような話はラマディ住民のあいだでは日常茶飯事である。

 「この少年の兄弟の1人ハイセムは、やっとのことで少年を運びだす方策
を講じた。狙撃兵が彼を撃ってきたが、見失った。それで彼は2度目を断念
した。少年はそこに4時間も放置され、血を流していた。彼は頭を撃たれて
いた。」


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