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英 ムサンナの治安権限移譲へ
イギリス外務省で１５日行われた協議には、日本、アメリカ、イギリス、オーストラリアの外務・防衛の審議官クラスが出席し、日本からは外務省の遠藤総合外交政策局審議官らが出席しました。この中でイラクの治安情勢について、各国からは「数々のテロを指揮してきたとされるザルカウィ容疑者が死亡したあとも、直ちに情勢が好転するとは楽観できない」という意見が相次ぐ一方で、南部の一部の地域については、おおむね治安が安定しているという見方で一致しました。そして、現在、南部の４つの県に部隊を駐留させ治安維持にあたっているイギリスは、４つの県のうち日本の陸上自衛隊が活動しているサマーワがあるムサンナ県について、早ければ今月中にもイラク側に治安権限を移譲する意向を示しました。外交筋によりますと、現地に駐留するイギリス軍が、現在イラクの治安当局との間で権限移譲の時期について最終的な調整を続けているということで、今後のイギリス軍の動向は陸上自衛隊の撤収計画に大きな影響を及ぼすことになります。
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/06/16/d20060616000065.html
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