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http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060629AT2M2902429062006.html
中国海軍副司令員を汚職で解任
【北京＝飯野克彦】新華社電によると、中国の全国人民代表大会（全人代＝国会に相当）は29日、2001年から海軍副司令員をつとめていた王守業中将（63）が「経済犯罪」に関与した疑いですでに解任されていると発表した。汚職で解任された軍人としては過去最高の階級とみられ、軍内の綱紀のゆるみが浮き彫りになった。
全人代の発表は(1)中央軍事委員会が「道徳の堕落」「職権を利用した収賄」「規律と法律に違反した疑い」で王副司令員を解任した(2)王中将の全人代代表資格を終身停止した――との内容。
香港メディアなどによると、兵たんを担当する総後勤部の副部長だった1997年から01年までの間に1億6000万元（約24億円）を収賄や公金横領で得たという。軍事法廷はすでに執行猶予付き死刑の判決を下したとの報道もある。
王中将の解任で海軍副司令員は沈浜義中将ら4人となった。トップの張定発司令員（上将）も病気のため長期療養中と伝えられており、海軍中枢の混乱が続いている。 (21:00)
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