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石油をめぐる米・中の角逐 米国の中東覇権に潜在的な脅威 [アルジャジーラ]
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投稿者 white 日時 2006 年 7 月 04 日 23:01:35: QYBiAyr6jr5Ac
 

□石油をめぐる米・中の角逐 米国の中東覇権に潜在的な脅威 [アルジャジーラ]

 http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2161057/detail

石油をめぐる米・中の角逐 米国の中東覇権に潜在的な脅威

 【アルジャジーラ特約6月29日】中東の石油を求める中国の動きは、同地域における米国のエネルギーと安全保障上の利益を脅かし、両国間の紛争の危険が高まっている、と言う専門家の見方がある。

 サバン中東政策センター(本部ニューヨーク)のフリント・レヴェレット主任研究員はアルジャジーラに対し、「中・米間の緊張を高める力が作用しており、このまま放置すれば、より深刻な脅威になっていくでしょう」と語った。

 中東・湾岸地域における支配的な地政学的パワーとして、米国の主要な関心は化石燃料の確保のみならず、イラン、スーダン、最近ではシリアのような「問題」のある多くの国々で、中国のエネルギー・セクターがかかわりを深めていることである。ブッシュ米大統領も最近の国内向け演説で、「石油に対する執着は国家安全保障上の懸念の一つである」として、「われわれが石油を依存している一部の国々は政権が不安定であったり、反米的な政策を掲げています。これらの国々は、米国が石油を必要としていると知っており、そのことが一部の地域での米国の平和維持に対する影響力や能力を減じているのです」と述べた。

 元米中央情報局(CIA)職員で、現在は国家安全保障評議会の石油問題分析担当者であるケネス・ポラック氏はアルジャジーラに対し、米国が石油を必要としていることが過去において独裁者を権力の座に留まらせたように、中国が石油を買い漁っている地域では、中国の動きが西側に敵対的な国々の政権を支援することになっていると語った。

 同氏は「そうした事態は米国にとってきわめて危険であり、とりわけ、もし中国が冷戦の中でソ連がやったような役割を占める、つまり反米的な国ならどこでも支援するようなことにでもなれば大変です」と付け加えた。

 中国はこれまでにスーダンに80億ドル以上を投資してきたが、スーダンは今や、中国の石油供給の7%を占めている。中国はまた、イランの石油・ガス産業に700億ドルを投資しているが、イランは中国エネルギー需要の11%を供給している。

 見返りとして、中国政府はこれら諸国にエネルギー資源供給のインセンティブを提案してきたが、それは経済・軍事援助、中国市場へのアクセス、中国が安全保障理事会での拒否権を持つ国連での支援である。

 2004年、中国は対スーダン制裁という米国の決議案に拒否権を行使すると警告し、イランに対する軍事行動の警告を含むいかなる国連の手段にも抵抗すると意思表示するなど、中国はこれまで米国の政策に反対する意向を明らかにしてきた。専門家は、中国の石油の必要性がこうした国々に対する強硬手段の適用に対する同国の拒否の主要な要因であり、中国はその増大するエネルギー投資を守るためにも、湾岸地域の平和に関心を抱いているのだと分析している。

 ポラック氏は「中国も認知していますが、米国は、イランが核を保有すれば、中東地域にとって重大な不安定要因になり、安い石油の供給確保という中国の最優先事項にも危険なことになると中国に主張しています」と語った。世界で3番目の石油消費国である中国は中東地域に大きく依存しており、全輸入量の45%を同地域に頼り、」サウジアラビアだけでも約17%に上る。

 中国の石油消費量は米国より依然、少ないとはいえ、鉄鋼、アルミニウム、セメントなどの増産はますますエネルギー消費を増やし、石油価格を高騰させている。

 国際エネルギー機関(IEA)によると、中国の石油輸入は2002年から2030年の間に6倍に増え、日量170万バレルから1100万バレルになるだろうという。つまり、中国の石油輸入量はサウジアラビアの現在の最大生産能力とほぼ同じになるというわけだ。

 一方で、中東産油国は、中国がやがて同地域における米国の覇権に取って代わるだろうと見るようになっている。

 ポラック氏は「私の意見では、中東地域の多くのアラブ国家が中国を潜在的な経済的パートナーであるばかりか、政治的な米国に対する重石になりうると見ているのです。中国をこの地域に引き入れれば入れるほど、米国の言いなりになる度合いが少なくなるというわけです」と語る。

 頑固な反共国家で、米国企業が油田開発に当たってきたサウジアラビアでさえ、米国との外交関係が今後、悪化する場合に備えて、中国を自国の石油・ガスの受け入れ先として関係改善しようとしている。

 ポラック氏は「9・11事件の結果、起きた米国での反サウジの動きを見て、サウジは、米国との戦略的提携関係が悪くなることもあると深刻にとらえたのです。基本的には、サウジは米国に代わるものが必要でした」と述べた。

 4月後半、中国の胡錦濤国家主席はサウジアラビアに飛んで、世界三大の原油生産企業であるサウジ。アラムコと会談した。この訪問は、日産950万バレルというサウジアラビアの石油に対するアクセスを確保しようという中国の一貫した努力の最近の一端である。

胡主席とブッシュ米大統領の会談のすぐ後に行われた訪問は、ワシントンで注意深く観察された。

 カトー研究所のテッド・カーペンター副所長(国防・外交政策担当)はアルジャジーラに対し、「現在、サウジは中国を非常に重要な石油のお客さんと見なしていますが、今後の数十年間で、ますます重要性を増すでしょう。それは米国の権益にとって大変、難しい事とは思いません。1990年の冷戦終結以降、実際、なかったのですが、米国の経済的・政治的な競争相手が再び地球上に現れたということですよ」と語った。同副会長には「来るべき米国の対中戦争」という著作がある。

 IEAの予測によると、2015年までに中国の輸入石油の70%は中東から来ることになる。その半分以上は世界で最も海上交通量が多い、マレーシア、シンガポール、インドネシア間のマラッカ海峡を通過する。

 米海軍は海上交通路(SLOC)と呼ばれる主要海上ルート、つまり主要なエネルギー輸送の要所であるホルムズ海峡、マラッカ海峡ならびに東南アジア海上路(シーレーン)を支配している。

 米国の専門家たちは、もし台湾の地位に関する紛争が発生するようなことがあれば、米国が中国のエネルギー輸入を危険に陥れるような海軍力をてこに使うだろうと中国の戦略策定者が読んでいるだろうと見ている。中国は自国のエネルギーの輸送が全面的に依存している海上路の安全保障の弱さを懸念して、海軍力を強化しようとしている。

 しかし、カーペンター副所長は「中国が現代的で優勢な大海軍を持たない限り、それは米国の脅威にはならないし、目下のところ、それにははるかに遠いのです」と語った。

 太平洋で新たな戦争が起きるのを避けるため、中国は米海軍力の支配を避けるのを目的とする新輸送ルートを開発しようとしている。

 中国はパキスタンのグワダル港開発プロジェクト総経費2億4800万ドルの80%以上を資金提供している。このプロジェクトは、海上ルートへの依存を低め、石油をパキスタンから中国西部に陸路で輸送することを可能にするのだ。

 中国はまた、カザクスタン産油を日量19万バレルまで運べる延長100キロの直結道路をこのほど開通させた。これは潜在的に豊富な中央アジア油田地帯に対する中国の最初のアクセスを提供するものである。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)


2006年07月04日17時49分

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