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２００６年７月５日（水） 夕刊 ７・６面
ミサイル監視か米偵察機が離陸／嘉手納基地
【嘉手納】米軍嘉手納基地で五日午前四時ごろ、米ネブラスカ州オファット空軍基地所属のＲＣ１３５Ｓ電子偵察機が離陸した。同機は、特殊な撮影機を使って弾道ミサイルの情報を収集、分析する能力を持つ。北朝鮮のミサイル発射で監視活動にあたっているとみられる。同機は五月下旬、嘉手納基地に飛来した。
また五日午前八時半ごろ、ＲＣ１３５Ｗ電子偵察機が離陸した。同機は無線情報を傍受できる特殊な能力を持つ。同機も監視活動に加わっているとみられる。
同基地では同九時ごろから、同基地所属のＦ１５戦闘機やＰ３Ｃ対潜哨戒機、外来機のＦＡ１８戦闘攻撃機が離陸している。
また同九時ごろ、嘉手納町基地渉外課職員二人が、北朝鮮のミサイル発射を受け、「道の駅かでな」から同基地の状況を視察した。
◇ ◇ ◇
「憤りを感じる」稲嶺知事
稲嶺恵一知事は五日午前、北朝鮮のミサイル発射について「憤りを感じる。北朝鮮にかかるさまざまな問題は国際社会が一致協力してその解決に当たっているところで、このような事態が起きたことは極めて遺憾」とコメントを発表した。
また「県は周辺地域にかかわることについて日ごろから関心を払っており、今回の事態も政府をはじめ関係機関からの情報に注視したい。わが国をはじめ米国、韓国などの国々が外交努力を重ね、話し合いにより問題が平和的に解決されることを強く希望する」とした。
「厳しい措置を」県議会、意見書提出へ
県議会は五日、総務企画委員会（安里進委員長）を開き、北朝鮮の弾道ミサイル発射問題について、意見書を提出する方針を確認した。
文案では「今回の弾道ミサイル発射は極めて憂慮すべき」とし、政府に対し「厳しい措置をもって臨むよう求める」などとしている。意見書提出の方向性を確認の上、各会派が持ち帰り文言調整を行う。
主なニュース
台風３号の進路予想図（５日９時現在）
【5日（水）夕刊】
■沖縄市議会パトリオット抗議中止へ
□ミサイル監視か米偵察機が離陸／嘉手納基地
■強盗２米兵に実刑／那覇地裁判決
■７日にも暴風域か／台風３号本島接近【写真左】
沖縄タイムス；０６年７月５日（水）
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200607051700_02.html
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