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イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2006/07/01
http://www.asyura2.com/0601/war82/msg/185.html
投稿者 white 日時 2006 年 7 月 06 日 23:05:27: QYBiAyr6jr5Ac
 

□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2006/07/01

 http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/107456537.html

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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
  編集&発行 山本史郎/イラク情勢ニュース
  webサイト
  http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2006/07/06 (木)

        ※ きょう紹介する主な内容 ※

☆イラク・レジスタンス・レポート 2006年7月1日付
 ◆イスラム法学者協会がサウラ地区での爆弾事件を非難
 ◆イスラム法学者協会がマリキ首相の「国民和解」案を拒否
 ◆ラマディ: 外出禁止令と包囲が4日間続く
 ★☆米兵によるレイプ・家族殺害事件で目撃者が証言☆★

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□イラク・レジスタンス・レポート 7月1日 土曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Saturday, 1 July 2006
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http://www.albasrah.net/en_articles_2006/0706/iraqiresistancereport_10706.htm

●バグダッド Baghdad

◆イスラム法学者協会はサウラ地区での爆弾事件を非難
Sunni religious authority condemns mysterious bombing in Shi‘i market in Madinat

 イスラム・メモは1日午前11時33分の速報において、奇怪な自動車爆
弾が、1日朝、東バグダッドの混雑するシーア派住民の多いマディナット・
アッ・サウラ地区にある市場で爆発したと伝えた。

 イスラム・メモのバグダッド通信員はマディナットに住む目撃者の話とし
て、爆発時に爆発物を積んだ車が市場内の大通りの歩道に停車しており、民
間人60人を殺し、114人以上をケガさせたとレポートした。

 イラクにおけるスンニ派の最高権威であるイスラム法学者協会は、1日に
声明を発表し、今回の爆弾事件を非難し、米占領軍とその傀儡政権に責任が
あると指摘した。

 協会の声明は、「イラク国民の結束を破壊しイラク国民のなかに宗派・民
族抗争の種をまくことを狙う怪しい計画にかかわって、犯罪も悪事も犯して
ない無実の人々の命」を奪う「罪深い仕業だ」と非難した。

 イスラム法学者協会は「無実のわが国民の生命を奪った大犯罪」を「厳し
く非難」し、占領軍と現政府は治安確保に責任を負う立場にあるので、イラ
ク人に対する犯行の責任は彼らにある」と述べた。協会はイラク国民に「自
制して、宗派抗争に引き込まれないよう」に呼びかけた。


◆イスラム法学者協会がマリキ首相の「国民和解」案を拒否
Association of Muslim Scholars of Iraq rejects “National Reconciliation”
initiative of puppet Prime Minister al-Maliki

 イスラム・メモは1日午前9時の速報で、イスラム法学者協会が米国の傀
儡マリキ首相から提案された「国民和解」提案を拒否すると発表した、と伝
えた。

 協会の指導者の1人ムサンナ・ハリス・アッ・ダリは次のように声明した
−−「われわれはこの提案を拒絶し、政府のイメージをよく見せようとする
表向きの作戦以外のなにものでもないと考える」と。アッ・ダリは、イラク
・レジスタンスの主要グループは皆それぞれのウェブサイトに掲載した声明
でマリキ提案を拒否した、と指摘した。

 マリキ提案は「提案を呼ぶために最低限必要とされるものさえなく、和解
提案が発表された数日後に新しくマリキが説明したこと−−和解の呼びかけ
がアメリカ軍と戦った者には適用されない−−は完全に交渉を否定するもの
である」。ダリは、特にマリキ提案には外国軍のイラク撤退期限についてさ
え何も提起されてない、と述べた。

 ダリはさらに、傀儡政府系メディアが主張するレジスタンス組織がマリキ
提案を歓迎したという事実はイラクでは誰にも知られていない、と続けた。

 ダリによると、マリキ提案は明らかに政治プロセスへの参加を拒否した政
治勢力を標的にしたものであり、それは例えばイスラム法学者協会などの政
治団体やアラブ・ナショナリストが中心メンバーとなっている愛国的イラク
創設会議のような勢力である。だが、もし提案が本当にこれらの政治勢力を
標的にしたのなら、なぜ、その後に彼らは武装グループとの交渉について言
及するのだろうか?

 ダリの話では、ムジャヒディン・シューラ協議会、1920年革命旅団、
その他ラシディーン軍、イラク・ムジャヒディン・イスラム運動、イラク国
民のジハード・グループ、ムジャヒディン軍のすべてがマリキ提案を拒絶し
ている。


◇西バグダッド: レジスタンスが治安部隊の検問所を襲撃
◇レジスタンスの爆弾がパトロールの警官を襲う
◇ドーラ地区: レジスタンス戦士がバドル旅団を待伏せ攻撃


●アンバル州 Al-Anbar Province

◆ラマディ: 住宅街に外出禁止令と包囲が4日間続く
Neighborhood in ar-Ramadi under curfew and siege for four days

 米占領軍はラマディ市のムアリミン地区を4日間、包囲・封鎖し続けてい
る−−クドス・プレスが1日、ラマディ市からレポートした。

 クドス・プレスはムアリミン住民の話として、その地区の包囲に加えて、
アメリカ軍は建物の屋根に狙撃兵を配置し、一帯の車道と舗道上に各種軍用
車両を駐車させていると伝えた。

 住民は、銃撃されるために自宅から出ることができず、深刻な食料と飲料
水不足、全般的な水不足に困っている、と報告した。電気は完全に遮断され
ている。外出禁止令が意味することは、住民は死者を埋葬することさえでき
ないということである。路上には死体がそのままにされ、米軍狙撃兵によっ
て殺される危険を冒してまで、敢えて遺体を捜しに出かける者もいない。一
部の住民は殺された者を自宅の庭に埋葬した。

 ラマディ住民はクドス・プレスの取材に、米軍が建物の火災を消しに向か
っていた緊急車両の消防士にまで銃撃を始めたと話した。消防車2台がその
攻撃で燃やされた。

◇ラワ: レジスタンスの爆弾が米軍の輸送車列を襲う
◇ハディッサ近郊: レジスタンスの爆弾で米兵4人死亡
◇アブグレイブ: レジスタンスの爆弾が傀儡軍車列を襲う


●サラハッディン州 Salah ad-Din Province
 ◇ヤスリブ: レジスタンスの迫撃弾が米軍基地に着弾
 ◇レジスタンス組織が米軍将官の殺害を発表
 ◇バラド: レジスタンスの爆弾で米兵死亡


●バビル州 Babil Province

◆米兵によるレイプ・家族殺害事件で目撃者が証言
Eyewitness testimony about US rape, murder of Iraqi family
 イスラム・メモは1日夜11時55分の速報で、米軍が強制捜査している
3月のレイプ殺人事件に関する通信員の徹底追及レポートを発表した。

 米占領軍兵士によるイラク人女性レイプ件数は既におびただしい数となっ
て増えつづけている。多くの女性がアブグレイブその他の監獄で犠牲になっ
た。他の多くの者も広大な監獄すなわち占領下のイラクをうろつく米軍の軍
服を着たレイプ魔の餌食(えじき)になってきた。

 しかし、レイプ事件の1つが最近になって表面化し、はずみなどではない
残忍な蛮行をきわ立たせている。

 2006年3月のある昼下がり、アメリカ兵10〜15人の部隊がカシム
・ハムザ・ラシード・アル・ジャナビ(1970年生、国営ジャガイモ倉庫
の警備員)の家を襲撃した。アル・ジャナビは妻ファフリヤ・タハ・ムフシ
ンと4人の子どもアビル(1991年生)、ハディル(1999年生)、ム
ハンマド(1998年生)、アハマド(1996年生)と一緒に住んでいた。

 アメリカ兵はカシムとその妻、そして娘ハディルをその家の1つの部屋に
連れ去った。アメリカ兵が来たのは午後2時頃で、息子のアハマドとムハン
マドはそのとき学校にいた。アメリカ兵はカシムと妻と娘を部屋のなかで射
殺した。カシムの頭には4発の銃弾が、ファフリヤの腹と下腹部には5発の
銃弾が撃ち込まれていた。ハディルは頭と肩を撃たれた。

 そのあと、アメリカ兵はアビルを隣の部屋に連れて行き、そして部屋の隅
で彼女を追いつめた。そこで彼らはアビルを裸にし、10人のアメリカ兵が
順番に彼女をレイプした。彼らはそのあとでアビルの頭を鋭利な物で殴りつ
けて(法医学の解剖所見による)気絶させ、そしてクッションを押しつけて
窒息死させた。その後、彼らはアビルの遺体に火をつけた。

 殉教した(殺された)一家の隣人はイスラム・メモの通信員に次のように
語った。

 「午後2時、アメリカ兵が殉教したカシムの家を襲撃した。彼らはカシム
をとり囲み、銃声が聞こえた。銃撃はやがて収まった。1時間後、部屋から
煙が出ているのが見え、そのあと占領軍の兵士が家からあわてて出てきた。
彼らはシーア派のイラク国家警護隊と一緒に一帯を包囲し、そして近所の住
民に、アルカイダのテロリストがこの家に入り家人を皆殺しにした、と説明
した。彼らは私たちを家に入らせなかった。だが私が国家警護隊の兵士に、
その家族の隣人だから(中に入って)彼らを見届けたい、そうすればアル・
ハジ・アブ・アル・カシムに息子と息子家族のことを知らせることができる
と提案したところ、兵士の1人が私を入らせることに同意した。」

 「それで家に入ってみると、最初の部屋でカシムと妻とハディルを発見し
た。彼らの死体は血まみれだった。血は身体から勢いよく噴出して、ドアの
下から部屋の外まで流れ出てきていた。彼らを起こしてみたが反応はなく、
すでに息絶えていた。」

 その隣人はさらに報告を続けた−−「ついで私はアビルの部屋に入った。
炎が彼女を包んでいた。彼女の頭と胸が燃えていた。彼女は哀れな姿勢で横
たわっていた。彼らは白いガウンを首までめくりあげ、ブラを引きちぎって
いた。15分前には既に死んでおり、部屋の中は激しく燃えていたにもかか
わらず、血が両足の間から流れ出ていた。彼女は死んでいた−−神よ、彼女
の魂を安んじたまえ。一目見て彼女だとわかった。彼女は顔を横向け、両手
両足を縛られているのに、下半身が持ちあげられていたので、レイプされた
のだとわかった。私は自分自身をコントロールできず、彼女のために涙があ
ふれてきたが、しかし、すぐに彼女の頭と胸で燃えている火を消した。胸と
頭髪、そして顔の肉が焼けていた。服で彼女をおおってやった。そのとき私
は、話したり脅したりしたら、アメリカ兵が私を連行するだろうと気づき、
そこでこの悲劇的な話の目撃者となれるように、自制して静かに家から出る
ことに決めた。」

 3時間後、アメリカ兵が家をとり囲んで、その地域の人々に、この一家は
シーア派だったので、テロリストによって殺されてしまったと語った。町の
者は誰もその話を信用しなかった。なぜなら、アビルの父親は町で最も善良
で高潔な人物の1人であり、シーア派でなくスンニ派だと知られていたから
だ。誰もがアメリカ兵の話を疑ったので、日没時の礼拝のあと、占領軍兵士
が4人の遺体をアメリカ軍基地に持ち去った。そして次の日になって、彼ら
は遺体をマフムディヤ病院に引き渡し、病院管理者にテロリストが一家を殺
したと告げた。その朝、私は被害者の親類と一緒に病院に行った。私たちは
遺体を受けとって埋葬した、神よ、彼らに慈悲をたまわりますように。」
 

◇ユスフィヤ: レジスタンスが米・イラク合同基地を砲撃
◇ラティフィヤ: レジスタンスの爆弾が米兵3人を殺す

●タミン州 At-Ta’mim Province
 ◇キルクーク: レジスタンス戦士が検問所を襲撃

●ニネベ州 Ninwa Province
 ◇モスル: レジスタンスの自動車爆弾がパトロールの警察を襲う
 ◇モスル: レジスタンスの爆弾が国家警護隊を襲う


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オリジナル(英字):
  http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
  英語への翻訳・編集 Muhammad Abu Nasr
日本語版はイラク情勢ニュース(URUK NEWS)のコンテンツです
  http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/ 
  メール宛先 uruknewsjapan@ybb.ne.jp  
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