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【エルサレム樋口直樹】レバノンでイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラを攻撃しているイスラエルは２９日、国連が求めていた７２時間の「人道停戦」を拒否した。政府報道官は「イスラエルはレバノンに人道支援用の回廊を設けており、一時停戦は必要ない」とロイター通信に語った。ヒズボラもイスラエル領に新型ロケット弾を撃ち込むなど対決姿勢を崩していない。
国連のイゲランド緊急援助調整官は２８日、戦闘地域に取り残された「数千人規模」の子供や負傷者、高齢者らを救援するため７２時間の一時停戦を呼びかけていた。現地からは戦闘激化で人道支援用の回廊が機能していないとの指摘も出ている。
一方、イスラエル・メディアによるとヒズボラは２８日、レバノン国境から南へ約５０キロ離れたイスラエル北部アフラへ新型ロケット弾を撃ち込んだ。射程７０キロ以上のイラン製ミサイルとの見方が出ている。小型のカチューシャ・ロケットによる無差別攻撃も衰えておらず、イスラエル北部一帯には１日当たり７０〜１００発のロケットが着弾している。
ロイター通信によるとレバノン側の死者は累計４６２人、イスラエル側は５１人に上っている。
（毎日新聞） - 7月29日23時5分更新
引用ここまで URL http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060729-00000125-mai-int
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