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紛争地域での役割語る 世界宗教者平和会議―「京都新聞」
http://www.asyura2.com/0601/war83/msg/1120.html
投稿者 天木ファン 日時 2006 年 8 月 26 日 22:01:21: 2nLReFHhGZ7P6
 

(回答先: なぜ原爆は2度落とされたのか 「二重被爆」国連で上映―「朝日新聞」8/4 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 8 月 26 日 21:45:48)

紛争地域での役割語る
世界宗教者平和会議

 国立京都国際会館(京都市左京区)で開幕した世界宗教者平和会議第8回世界大会は26日、開会式に続いて全体会議が開かれた。世界各地で指導的立場にある宗教者がパネリストとなり、紛争解決の糸口を、諸宗教間の「価値観の共有」「対話」「信頼」などさまざまなキーワードを用いて話した。また、立場によって「平和」が意味する状況が異なることも指摘。紛争地域で宗教者が果たすべき役割を、自らの体験から語った。

 政府と反乱軍の紛争が続くアフリカ・ウガンダで、諸宗教間対話を促す活動に取り組むカトリック・ウガンダ・グル教区大司教のジョン・バプテスト・オダマ氏は「どんな宗教であろうと、生命は尊ぶべきものとされている。共通の価値をまとめることが必要だ」と発言。宗教者が互いの信仰に共通する価値観を見いだすことが、紛争解決への糸口となることを強調し、政府と反乱軍を対話のテーブルに着かせるなどの成果をあげたことを紹介した。

 旧ユーゴからの独立で紛争が続いた欧州のボスニア・ヘルツェゴビナから出席したイスラム共同体最高指導者ムスタファ・セリッチ氏は「信頼」をキーワードに「世界はイスラム教徒を信頼しておらず、イスラム教徒は世界を信じていない。宗教間の協力によってこそ、人々の傷を癒やすことができる」とした。

 パネリストたちは「平和」の概念が立場によって異なることも指摘。オダマ氏は「敵をみんな殺せば、それが平和だと思っている人がいる。その場合、平和が殺人なんです」。ニカラグアのルーテル世界連盟ラテンアメリカ・カリブ地域副総裁のビクトリア・コルテス氏も「平和とは、戦争がない状況ではない。貧困や難民など、戦争の根本原因がなくなることだ。平和の共通の価値観を、広めなくてはならない」とした。

 このほか、南アフリカの元国会議員エラ・ガンジーさんが、100周年を迎えるマハトマ・ガンジーの非暴力運動を振り返り「1980年代、アパルトヘイトに対し宗教界は沈黙したが、若者たちが疑問を抱き、宗教指導者たちが動き始めた。諸宗教対話のプロセスを通じて新しい国づくりにも参加できた」と述べ、他の紛争地域でも参考例としてほしいと語った。


http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006082600166&genre=E1&area=K10

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