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□イラクの街で米軍は撤退圧力を感じている/ワシントン・ポスト [イラク情勢ニュース]
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URUKNEWSイラク情勢ニュース （転送・紹介歓迎）
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2006/08/06(日)
［飛耳長目録 today'snewslist］
☆イラクの街で米軍は撤退圧力を感じている
☆NHKスペシャル 「調査報告・劣化ウラン弾」
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☆★イラクの街で米軍は撤退圧力を感じている
InIraqiTown,U.S.FeelsPushTowardanExit
ワシントン・ポスト ２００６年８月４日
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http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/08/03/AR2006080301711.html
ヒート（イラク）発：
トーマス・グレイブス中佐はモスクでの金曜礼拝を監視する任務で、最近、こ
の敵に包囲されたユーフラテス川沿いの街に車列を組んでパトロールしたとき、
厄介（やっかい）ごとに出くわすとは思わなかった。
現地の当局者は米軍キャンプを立ち去る前に、この地域の米軍指揮官であるグ
レイブスに、ヒートは「ずっと平和で静かな街だった」と保証したものだ。
しかしグレイブスが街の入り口に来るやいなや、彼の乗ったハンビーの前の道
路が爆発し、ほこりと残骸が雲のように舞い上がった。近くのヤシ林に隠れてい
たゲリラが、埋めていた２発の砲弾を破裂させたのだった。
「ようこそヒートへ！ 穏やかで小さな街なんて、こんなもんさ」とグレイブ
スは随行する記者に話した。
そう、ここがイラク西部のアンバル州、スンニ派レジスタンスの中心地なのだ
。ヒートでは、米軍とイラク軍は毎週二十数回はある攻撃の標的になっている。
路上爆弾、射撃、迫撃弾・・・。住民はすぐに、米軍の存在がそうした攻撃を誘
発していると論じ、彼らの街を戦場に変えたのはゲリラよりも米軍の方だと非難
する。米軍は出て行くべきで、自分たちのことは自分たちにまかせよと言うのだ
。
米軍の高級司令官がアンバル州は他のどこよりも長く米兵が駐留する必要があ
るだろうと示唆する一方で、彼らはユーフラテス川沿いの戦略的重要性の少ない
小さな街からは既に部隊を引き抜き始めている。ヒートでは、グレーブスの率い
る陸軍大隊がそれより大きい海兵隊部隊にとって変わった。米軍兵力は最近、ア
ンバル西部から離れてバグダッドの増援に回るよう命令を受けている。
テキサス出身のグレーブスは、彼の率いる第１装甲師団第３６歩兵連隊第１大
隊２月にここに到着したとき、「俺たちだってそう願ってる。帰還して妻のもと
に帰りたいさ」と言った。グレイブスによると、米軍側の到達目標はヒートから
去って街をかすめるハイウェイだけをパトロールすればよくなることだ。
別の米軍将校はもっとぶっきらぼうに言った－－「誰だって俺たちに居てほし
くないさ。じゃあ、なぜここに居るかって？ それは大きな問題だ」とブレント
・Ｅ・リリー少佐が話した。リリーは海兵隊の渉外チームを率いて損害の請求や
ヒートのプロジェクトに何千ドルも支出してきたが、部隊はそれでも毎日のよう
に迫撃砲攻撃を受けている。「もし、われわれ（米軍）が去れば、すべての攻撃
が止むだろう。なにしろ標的がいなくなるんだから」。
ヒートの街はアンバル州都ラマディから川沿いに３５キロ遡ったところにあり
、タールの鉱脈で知られ、比較的に教育水準の高い古代からの都市である。しか
し２年以上になる戦闘が人口４万人の街を工業以前の時代に引き戻してしまった
。
ヒートの電話はすべて破壊されてしまった。戦争は産業をダメにし、それで人
口の５０％以上が失業し、４分の１は貧困生活にあえいでいる。市内の銀行には
金がない。米軍ならびにイラク当局によると、燃料も足りず、必要なもののほと
んどはゲリラによってブラック・マーケット価格で売られている。警察は１年以
上前に解散し、新たな軍隊は訓練中であるものの、ヒートには働いている警官は
いない。
市の状態はひどく悪くて、ヒート市長は最近、「夏のあいだ」米軍にアブグレ
イブ収容所に入れてくれと頼んだほどだ。デリケートな問題なので匿名（とくめ
い）で米軍将校が話した。その米軍将校によると、「エアコンがあり、毎日三度
の食事があり、サッカーボールもある。アブグレイブは快適な場所だ」と市長は
言った。
米軍が路上に設置した障害物と夜間外出禁止令について、たとえそれが攻撃を
避けるためのものであっても、住民は辛らつに不満を述べる。２００３年以後の
攻撃では、７つの米軍部隊がヒートに入って掃討作戦をおこなった。主要道路は
決まって何ヶ月も封鎖され、幾つかの地域は野良犬以外に人が住めなくなった。
ユーフラテス川に架かるヒートの端は民間車両は通行止めで、住民は徒歩か木製
の荷車で渡るしかない。
・・・（以下、略）
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☆★NHKスペシャル 「調査報告・劣化ウラン弾」
8月6日（日）21:00～21:50NHK総合Gコード（789457）
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NHKスペシャル◇米軍関係者への徹底した取材を基に、劣化ウラン弾が人体にもた
らす深刻な影響とそれを否定する米軍の闇を探る。核廃棄物から作られる劣化ウ
ラン弾は、安い値段で高い効果を挙げる兵器。イラクや旧ユーゴなど戦場となっ
た地域周辺の住民の中には、がんや白血病などに苦しむ人が増えている。一方、
米軍の調査に協力したある科学者は劣化ウランに被ばくした兵士の遺伝子に異常
があることを突き止め、その事実を公表。劣化ウラン弾調査班の班長を務めてい
た元陸軍少佐は、劣化ウラン弾による環境汚染を測定した軍内部データや映像を
公開し、告発を続けている。米軍はこれまで劣化ウラン弾は人体や環境に影響し
ないと主張してきたが、最近の研究では発がん性や毒性を示す科学的な報告が相
次いでいる。
（以上、Yahoo!テレビより）
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