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国連レバノン暫定軍とは】国連レバノン暫定駐留軍;出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』06/08
http://www.asyura2.com/0601/war83/msg/882.html
投稿者 Kotetu 日時 2006 年 8 月 19 日 00:54:44: yWKbgBUfNLcrc
 

(回答先: 各国が約3500人を派遣と、国連レバノン暫定軍の増強 (CNN/AP 2006.08.18) 投稿者 Kotetu 日時 2006 年 8 月 19 日 00:41:52)

国連レバノン暫定駐留軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

オランダ部隊のDAF製装甲車両 YP 408国連レバノン暫定駐留軍(こくれんレバノンざんていちゅうりゅうぐん、United Nations Interim Force in Lebanon)は、1978年3月19日に採決された安全保障理事会決議425に基づき、国際連合によって組織された部隊である。レバノンからのイスラエル軍の撤退を監視し、レバノン政府の統治体制を安定化させることを目的としている。部隊の第一陣は同年3月23日にUNEFおよびUNDOFの部隊の一部を転用する形で形成された。しばしばUNIFILとの略称で言及される。日本のメディアにおいては、国連レバノン暫定軍、国連レバノン駐留軍との名称も用いられている。

1982年にイスラエル軍がレバノンに進行した後には、南レバノンにおけるレバノン市民への食料と医薬品の供給を主な任務とした。1985年以降イスラエル政府はレバノンの部隊を漸減させる政策をとったが、ヒズボラ掃討の為に1993年および1999年、1996年にそれぞれ大規模な侵攻作戦を展開した。2006年1月に行われたレバノン政府からの要請により、同年7月に終了する予定であったUNIFILの任務は延長されている。

目次 [非表示]
1 任務
2 展開中の作戦
2.1 イスラエル軍からの攻撃
3 関連項目
4 注釈
5 ソース
6 外部リンク


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任務
UNIFILの主要な任務は次のものがある。:

南レバノンからのイスラエル軍部隊の撤退の監視
国際紛争の防止
同地域におけるレバノン政府の権威回復を補助する
これら二加え、2006年にはレバノン軍を唯一の軍事組織とすることを助けるとの目的が加わった。これはヒズボラの武装解除を意味している。

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展開中の作戦
UNIFILは現在イスラエル軍とヒズボラとの間の兵力引き離し任務にあたっている。この他には、地雷の撤去、難民保護、人道援助の供給などを主な任務としている。

組織は2006年4月30日時点では1991人の兵士、と50人のUNTSO監視員、390人の民間人で構成されている [1]。部隊を派遣している諸国は、中国、フランス、フィンランド、ガーナ、インド、アイルランド、イタリアとポーランドである。年間予算は1億ドルに達する。フランス軍のアラン・ペジェグリニ少将が司令官を務めている。彼はベイルート駐在のフランスの駐在武官およびフランス情報部の中東局長であった人物である。

2006年7月まで、部隊には261人の死者が発生しており、そのうち12人は民間人であった。

イスラエル軍はUNIFILの存在を快く思っておらず、その安全に対してほとんど注意を払っていないとの報道が存在する[2][3]。イスラエル軍がこのような態度をとっているのは、2000年10月に発生したヒズボラによるイスラエル軍兵士の誘拐事件においてUNIFILが消極的な姿勢を見せた、さらには共謀さえしたのではないかとの疑念が元となっているとされる。国連は調査報告において正式にこの疑問を払拭しているが、イスラエルにおける疑惑は晴れていない[4]。

2006年7月に開始されたイスラエル軍によるレバノン侵攻に先立って、イスラエル政府はUNIFILがヒズボラに対してより強硬な姿勢をとるか、それが不可能であるならば同地域から撤退するようににとの要請を国連で行っている[5]。

イスラエル軍の進行が開始されると、UNIFILの活動はほぼ不可能となっており、より強力な武装をした平和維持軍部隊を派遣するべきだとの意見が提出されている。イスラエルのエフード・オルメルト首相は、国連に対して、レバノン私兵組織の武装解除を定めた決議1559の遵守を要請しており、これを停戦の主要条件であると表明している。

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イスラエル軍からの攻撃
UNIFILの発表によるとこの他数十カ所の駐屯地が主にイスラエル側からの攻撃にさらされているとされる[6]。

7月24日にはイスラエル軍戦車の攻撃によってガーナ軍兵士が負傷した。また、道路補修にあたっていた中国人技術者が負傷している[7]。
7月16日にはインド軍兵士が死亡した[8]。
7月25日にはオーストリア、カナダ、中国、フィンランド人の停戦監視要員合計4名がUNIFIL施設を攻撃したイスラエル軍によって殺害された。現地時間午後1時20分に開始され、合計16度の攻撃が行われた。施設から半径100メートル内に砲弾や爆弾などが合計12発が着弾し、そのうち4発が施設を直撃したと報道されている。現地の司令官はイスラエル軍に対して10度にわたり攻撃中止を要求し、さらに連絡を受けた国連本部においても副事務長マロックブラウンらがイスラエル政府代表に対して要請を行ったが、攻撃は施設破壊後の救援活動中も続いた[9]。この攻撃については、コフィ・アナン事務総長によって、「攻撃は明らかに意図的な物であった」との声明が出されている[10][11]。
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関連項目
レバノン侵攻
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注釈
↑ United Nations, Peace and Security Section of the Department of Public Information Lebanon - UNIFIL - Facts and Figures
↑ Haaretz 11/09/2005 Israel accuses UN of collaborating with Hezbollah
↑ REPORT OF THE SECRETARY-GENERAL ON THE UNITED NATIONS INTERIM FORCE IN LEBANON (FOR THE PERIOD FROM 21 JULY 2004 TO 20 JANUARY 2005)Document S/2005/36
↑ CNN, August 3, 2001 U.N. report: Kidnapped Israeli soldiers may be dead
↑ Haaretz, November 9, 2005 Israel accuses UN of collaborating with Hezbollah
↑ United Nations UNIFIL Press Releases
http://www.un.org/Depts/dpko/missions/unifil/pr09.pdf UNIFIL Press Release, Naqoura, 25 July 2006
http://www.un.org/Depts/dpko/missions/unifil/pr01.pdf UNIFIL Press Release, Naqoura, 17 July 2006
↑ イスラエル軍のレバノン国連施設攻撃、6時間計16回, 読売新聞, 2006年7月27日
↑ UNIFIL Untitled Press Release July 26, 2006
↑ "Israeli bomb kills UN observers", BBC News, 2006-07-25.
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ソース
GlobalSecurity.org Lebanon
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外部リンク
外務省:国連レバノン暫定隊
UNIFIL - UN official mandate
Site with Pictures and stories of Dutch peacekeepers attached to UNIFIL in 1979
2006年7月30日、カナ村空爆のビデオ、Al Manar TVの朝のニュースより
ウィキメディア・コモンズに、国連レバノン暫定駐留軍に関連するマルチメディアがあります。"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%80%A3%E3%83%AC%E3%83%90%E3%83%8E%E3%83%B3%E6%9A%AB%E5%AE%9A%E9%A7%90%E7%95%99%E8%BB%8D" より作成
カテゴリ: 現在進行 | 国際連合 | レバノン


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