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□停戦のもろさ際立つ＝レバノン、違反に警告、イスラエルは攻撃辞さずと [ＡＦＰ＝時事]
http://news.www.infoseek.co.jp/afp/world/story/20060821afpAFP008277/
停戦のもろさ際立つ＝レバノン、違反に警告、イスラエルは攻撃辞さずと (ＡＦＰ＝時事)
【ベイルート２０日】レバノン政府は２０日、停戦決議に違反する者に対して厳罰で臨むことを明らかにした。一方、イスラエルのペレツ国防相は同日、イスラム教シーア派武装組織ヒズボラとの次のラウンドに備えて準備を整えていると語った。≪写真は、レバノンとイスラエルの国境地帯をパトロールするレバノン軍兵士≫
レバノンのムル国防相は、イスラエルへのロケット弾攻撃など、同国にレバノンへの攻撃の口実を与える停戦決議違反を犯した者には厳罰をもって対処すると強調した。
イスラエル軍が停戦決議を無視してレバノン北東部で作戦を行ったことに対して、レバノン政府は同国軍の南部への展開を停止することもあり得ると警告している。しかしイスラエルは、シリアからのヒズボラへの兵器密輸を阻止するためには、さらに攻撃を行うことも躊躇しないと主張している。
ペレス・イスラエル国防相は「我々は失敗と評価された問題を検討する。我々はあらゆる問題を俎上に載せる。我々の義務は（ヒズボラとの）次のラウンドに向けて備えることだ」と述べた。イスラエルはまた、同国とレバノンの国境地帯の２キロ以内の地域には、国連レバノン暫定軍（ＵＮＩＦＩＬ）が到着するまで、レバノン軍を展開させない方針を示している。
国連がＵＮＩＦＩＬの増強部隊をレバノン南部に送り込もうと苦心している中、同地域では停戦のもろさが際立っている。
[2006年8月21日11時52分]
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