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イランオイルのユーロ決済の推進策ですか?
http://www.asyura2.com/0601/war84/msg/448.html
投稿者 たけ(tk) 日時 2006 年 9 月 10 日 00:49:18: SjhUwzSd1dsNg
 

(回答先: アメリカの財務省・・・ イラン最大規模の国営サデラト銀行  対米金融取引の全面禁止  【毎日新聞】 投稿者 hou 日時 2006 年 9 月 09 日 22:39:46)

イランは、すでにユーロ決済をはじめているらしい。

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http://www.isssc.com/fi/topics/21.html

さらに、イランはユーロ決済で原油の取引を始めている。このため、ドル建てよりユーロ建て原油価格の上昇が見込まれる。もともと原油はドルで決済されてきた。イラクはユーロで原油取引を行ったことがあったが、米国のイラク占領後、ドル決済にしている。イラン情勢によっては、原油取引の通貨としてユーロがドルのライバルとなる可能性もある。その場合、ドルへの需要は減り、ドル建て原油価格は上昇すると、あるヘッジファンド運用者は指摘する。

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http://www.rotobo.or.jp/jouhoukan/novosti/2006No.109.pdf
http://72.14.235.104/search?q=cache:7_xhiigeo_kJ:www.rotobo.or.jp/jouhoukan/novosti/2006No.109.pdf+%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3+%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%AD+%E6%B1%BA%E6%B8%88&hl=ja&ct=clnk&cd=6&client=opera

2006年にイランは石油価格がユーロに変換される石油市場を公開する計画を公表した。このニュースは石油業界、とりわけアメリカの業界に重大な不安を呼び起こした。現在、イランの石油市場は2つの既存の市場の十分な競争相手になり得る前提が揃っている。同国の石油輸出の3分1以上がユーロッパ向けであり、さらに、イランは、中国やインド、ヨーロッパと言った極めて重要な石油ガス輸入諸国から地理的に直接的な近接位置にあるためイランの国際市場への石油納入国としての戦略的重要性を高めている。イランは確認済み埋蔵で1300億トンの資源を保有している。これは全世界の埋蔵量の10%に当たる。

石油のユーロ決済はラテンアメリカ諸国の採掘者にも肯定的に受け止められている。

ヴェネズエラ大統領ウーゴ・チャヴェスやペルシャ湾、ロシア、中国の石油業者も好意的に受け止めている。それに、イランは3年に亘りアジアやヨーロッパに輸出される石油の決済金はユーロで受け取りたいとの希望を表明している。

石油輸出がユーロ決済になることはドルの世界の決済通貨としての存在に疑問府が付くことになることは理解できるものの、イランが石油決済をユーロに変更することでドルに大きな影響が出ると考えるのは大袈裟に思える。相場での石油価格はどの通貨になるかは意味を持たない。なぜなら決済通貨には影響を与えないからだ。

イランの場合相場の話をしている。しかし相場というのは価格の指標に過ぎない。相場では非常にわずかな量の石油しか販売されない。それだけでない。相場は、実際の採掘業者とではなく、単なる商品取引で動いている。ドルに影響を及ぼす場合とは他の通貨に決済通貨を大量に換えてしまう時だ。それと同じで、実際の納入者と購入国との間で他の通貨に決済通貨が変更されれば、もちろん、どの通貨が強くなるかに影響は出るだろう。しかし相場の立ち上げでは、例えそこで指標としてユーロが使われたとしても、通貨(ドル)の強弱に影響は与えない。上述したイラクの場合は、話は非常に大量に実際の資源に対しユーロ決済に移行する可能性があった。そしてそのことは、このような事実の前例を作ることを希望しないアメリカを無視して、石油決済でのドルの独占的役割にネガティヴに作用した。

しかし石油契約の重要通貨としてのドルに何からの脅威を与える要素は今のところ見えない。世界の60-70%の輸出取引はドルで行なわれている。世界各国の外貨貯蓄も約60%がドルで保管されている。世界の通貨市場での80%の取引がドルで行なわれ、70%の銀行ローンがドルで供与される。ロシアの主導融資者もやはり石油貿易でドルが決済通貨の座を明け渡すことに懐疑的に見ている。

ロシア中央銀行の前頭取で現在ユーコス社の取締役会長であるヴィクトル・ゲラシェンコは、「もし君が石油貿易をやるなら、ドルで行なうことになるだろう。近々の10年間は世界市場で誰も石油をユーロ、ルーブル、元、あるいは何か別の通貨で価格表示する者は現れないだろう。いずれにせよ価格表示はドルで行なわれるだろう。アメリカの経済レヴェルや規模から純粋に考えても、これは当然だろう。例外があるとすれば中国がどこまで追いつくかだ」と語っている。

連邦金融市場局局長のオレグ・ヴィユギンによれば、これは幾つかの客観現象と関係があるとしている。「例えば、石油について言えば、価格はドルが指標になっていることは周知の事だ。ユーロでの価格はない。従い、あらゆる石油販売契約、例えそれがユーロで契約されても、石油市場のドル価格がベースになる。もし石油がユーロ価格で表示される体制が形成され稼働し始めれば、これは十分に流動性のある巨大市場にあり、その時、契約書もユーロで表示されるだろう」と語る。

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