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イギリスのデズ・ブラウン国防相は9月19日王立シンクタンク団体の会合で講演し、アフガン情勢の厳しさについて大略次のように述べた。
以下はロイター通信記事の要約。
今月に入ってイギリス軍19名、カナダ軍4名が犠牲となった。任務はまだまだ終わりそうもない。我々の予想以上にタリバンは頑強で、アフガン再建は遅々として進まない。
2001年末にアメリカ主導の部隊がタリバン政権を倒して以来、我々は最悪の事態に直面している。イギリス軍はNATO軍の一部としてアフガンに7000名の兵員を送り、うち4000名がタリバンが勢力を回復している南部に配備されている。
ブラウン国防相はこの派遣勢力では、アフガンの厳しい状況には対応できないという。NATO軍は、これまでで最大の地上攻勢であるメンドゥサ作戦で400名以上のタリバンを殲滅した、と発表したが、タリバン側は否定している。
ブラウン国防相は状況打開のために、さらに2500名の増派をNATO加盟諸国に求めている。ポーランドが1000名の部隊派遣を申し出た。要請に応じる国が他にもあると国防相は確信しているという。
ブラウン国防相は確信を語っているが、一向に出口の見えないアフガン情勢だ。前にはカナダの軍事当局者自身がタリバンには勝てそうもないと吐露するほどなのに、果たして簡単に増派に応じる国が出てくるか。
ロイター通信の全文は次のとおり。
⇒
http://today.reuters.com/news/articlenews.aspx?type=worldnews&storyID=2006-09-19T130504Z_01_L19918190_RTRUKOC_0_US-BRITAIN-AFGHAN.xml&pageNumber=0&imageid=&cap=&sz=13&WTModLoc=NewsArt-C1-ArticlePage2
Afghan Taliban tougher than expected: UK minister
【関連投稿】
カナダ軍事当局者：軍はタリバンに勝つことはできない（トロント・スター紙 英文）
http://www.asyura2.com/0601/war84/msg/450.html
投稿者 gataro 日時 2006 年 9 月 10 日 11:08:42
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