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枯れ葉剤被害、写真で訴え 中村梧郎さん、米で初個展
【ニューヨーク３日共同】ベトナム戦争で米軍が散布した枯れ葉剤の被害の取材を続けてきた報道写真家、中村梧郎さん（６５）は３日、初の米国での個展をニューヨークで開いた。中村さんは「米国では、ベトナム帰還兵の健康や補償の関心は高いが、ベトナム国内での被害はあまり知られていない」と話し、実態を訴える機会にしたい考えだ。
個展は「枯れ葉剤−沈黙の春」と題し、市内のジョン・ジェイ大学のギャラリーで開催。枯れ果てたマングローブの林などを写したモノクロ写真１０点を展示した。
中村さんによると、米国での個展開催はなかなか認められなかったが、今回、同大学の教授が中村さんの写真集に関心を寄せ、実現に至った。
個展に訪れた同大学で哲学を教えるマイケル・ボンスタンジェさん（４６）は「悲しいこの現実を皆に見てほしい。われわれは被害のひどさを自覚すべきだ」と話した。
個展は２９日まで。来年２−５月には大学の別の部屋を使い、写真の枚数や規模を拡大した写真展を開く。
- 枯れ葉剤の影響と見られる結合性双生児 ドク君「結婚します」（しんぶん赤旗から） gataro 2006/10/05 22:06:58
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