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『グローカル』704号（2006/11/01）より
北朝鮮「核実験」に抗議する！
制裁ではなく米朝交渉を！
核保有国は核廃絶へのロードマップを！
大 井 択
核被害の情報公開を
北朝鮮政府は、朝鮮人被爆者はじめ全ての被爆者の尊厳を踏みにじり、反核・非核の原点である被爆地ヒロシマ、ナガサキの最も近くで核実験を強行したことの重い意味を受け止めるべきである。核・ミサイル開発が飢餓や貧困、災害や人権抑圧に苦しむ民衆への更なる圧迫として作用していることも明白だ。北朝鮮政府は今すぐ追加核実験を完全中止し、全ての核開発計画を即時放棄すべきである。
核実験は爆発規模も小さく失敗に終わったとの報道もなされている。しかし、いずれにしても徹底した情報公開が緊急になされるべきである。実験場周辺の放射能汚染の実態、過去の核開発過程も含めた労働者、住民の被曝の有無など、核被害の実相が明らかにされなければならない。そのうえで北朝鮮政府は、他国に医療支援を要請することを含めて、全ての被害者に謝罪し、賠償を行い、適切な医療措置を講じる責任がある。核被害を闇に葬ることは絶対にあってはならない。日本政府こそ、本来この点を真っ先に声を大にして強調すべきだろう。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mmr/glocal/2006/704/top.htmlより抜粋転載
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