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トロツキーを対置するだけでは北朝鮮の現実を的確に把握できない。
http://www.asyura2.com/0610/asia6/msg/622.html
投稿者 竹中半兵衛 日時 2006 年 11 月 25 日 14:56:51: 0iYhrg5rK5QpI
 

(回答先: Re: どこの国でもウリナラマンセーでしょ→と言わせたかったのかって?・・・。沈黙 投稿者 パルタ 日時 2006 年 11 月 25 日 10:16:13)

パルタさんはなにを言いたいのか?
トロツキーの理論を適用して北朝鮮を見ろという意図があるだろうということだと理解することはできる。
しかし現在もたらされているところの東アジアの冷戦的熱戦状態をもたらしている根拠は、北朝鮮への対応をめぐる中露韓国対米日帝国主義の利害の対立であることが抑えられないと理解できまいよ。
この状況下での北朝鮮の戦略(戦争瀬戸際政策)が規定されていること。この戦略を編み出しているのがネポチズム(同族支配)の延命をはかるキム一族である。ならばトロツキーの理論を対置するだけでは、無意味で観念論的である。それとも1930年代を現代にアナロジーしてるだけなのか?これじゃあさっぱりわからねえや。
キムイルソンの朝鮮史における登場と粛清による権力の掌握、その権力の世襲化をもたらした歴史的分析を通じた権力基盤について政治経済的分析が必要なことは誰でもわかるぜ。

その程度の分析はネット検索で知りえた程度ではあるが、徐々に私にも見えてきたような気がするのだが。ま、おらなりに権力基盤さ対する認識ばもった。

北朝鮮という国家の成立はスターリンのソ連が北を占領し、ソ連邦防衛の目的で人民民主主義革命をでっちあげさせて国家を成立させたという経緯があるので、トロツキーのソ連邦に対する見解と合致する部分があるのだろうか、と私は疑う。人民民主主義国家は第二次大戦後ソ連が占領した東欧地域に強制的に誕生させたものであり、トロツキーはこの部分については予言できていたのか?

またキムイルソンが政権を掌握し権力をやがて世襲化する過程は

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%97%A5%E6%88%90
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%85%9A

にくわしい。

キムイルソンは1932年中国共産党に入党、中国軍に在籍(東北抗日聯軍)した抗日パルチザンの一兵士(士官)にすぎなかったが日本軍の猛攻でソ連に逃げ込み、終戦後帰国(45年9月)、ソ連から英雄として担ぎ出され、1945年10月10日に朝鮮労働党委員長、ソ連支配のもとの総選挙で北朝鮮臨時人民委員会の委員長となった(これが人民民主主義革命の内実である)。そのごは国内の共産主義者(多数派、反対派、同僚)を次々と粛清して権力を掌握。このころの権力闘争の具体的推移は私は不詳ですが、スターリン式冷酷な大量粛清を行ったことは、容易に想像できます。       

ここで、世襲制については謎とされている部分が、映像資料で明らかになった。

今年作成されたNHKスペシャルの「ドキュメント北朝鮮」の第2集「隠された世襲」ではないのか?北朝鮮に大使館を駐在していた東欧諸国の関係者(これまで沈黙したきた人々)の証言と極秘資料である。北からの亡命者の証言も貴重に思えますだよ。

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