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北朝鮮の核実験弾劾 反北朝鮮の排外主義の扇動に抗して訴える(早稲田大学新聞社説)
http://www.asyura2.com/0610/asia6/msg/677.html
投稿者 竹中半兵衛 日時 2006 年 11 月 29 日 07:32:20: 0iYhrg5rK5QpI
 

(回答先: 北朝鮮核実験で高まる戦乱の危機  米日両軍が臨戦態勢へ/警戒感を高める中・露(早稲田大学新聞) 投稿者 竹中半兵衛 日時 2006 年 11 月 29 日 07:26:10)

早稲田大学新聞 10月26日社説
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1471/06/0610kaku_opn.html


早稲田大学新聞会は、北朝鮮・金正日政権による核実験の強行を弾劾するとともに、米日の対北朝鮮臨戦態勢の恒常化に反対する。

(一)
 金正日政権による核実験の強行を、ヒロシマ・ナガサキの原爆投下の悲劇を強制された日本の学生・労働者は、絶対に許すことはできない。
 米日による金融制裁のもとで国家倒壊の危機に陥った金正日政権は、「先軍政治」と称するみずからの専制支配を護持するためにのみ、核実験を強行した。北朝鮮民衆を飢餓にたたきこんでいる金正日政権は、金一族と一部の官僚層の利害を守るために、反人民的な戦争瀬戸際政策にうってでているのだ。
 本会は、金正日政権による核実験を弾劾し、さらなる核実験の強行に反対する。

(二)
 ブッシュ政権につき従う安倍政権は、北朝鮮船舶にたいする臨検=戦時経済封鎖を米軍とともにおこなうために、「周辺事態法」を史上初めて適用しようとしている。いやすでに臨戦態勢に突入している日本政府は、米軍とともに海上自衛隊の護衛艦や哨戒機に北朝鮮船舶にたいする追尾・監視をおこなわせているのだ。安倍政権は、現行憲法で禁じられている集団的自衛権の行使にふみきった。東アジアにおける戦乱勃発の引き金となる米日による臨検=戦時経済封鎖を、決して許してはならない。

(三)
 金正日政権の核実験を、ブッシュ政権は「国際社会の脅威」と非難している。だが、世界で最大の核兵器を持ち、自国に逆らう諸国(アフガニスタン、イラク)を「準核兵器」劣化ウラン弾で放射能まみれにしたブッシュ帝国に、北朝鮮の核実験を非難する資格などありはしないのである。
 そして、「核兵器による先制攻撃は合憲」などと平然と言ってのけたのが、安倍政権なのだ。このような日本政府が、他国の核武装を非難することほど、盗人猛々しいことはないのだ。
 他方、中国政府が米日を牽制するために、「平和的解決」をおしだす裏面において、対抗的に核軍事力を強化することにも反対するのでなければならない。

(四)
 だがしかし、北朝鮮の核実験にたいする日本の学生・労働者の怒りは、米日両政府による対北朝鮮制裁策にたいする「支持」へと絡めとられようとしている。実に屈辱的な事態ではないか。このことに本会は、強く警鐘を乱打するものである。
 現下マスコミ報道の大半が、「反朝鮮」一色に染めあげられている。こうした状況に嵩にかかって日本政府みずからが、民族排外主義を直接に煽動するということさえもがおこなわれている。その最たるものが、NHKにたいして「北朝鮮の拉致問題」を重点的に扱うように求めた、総務省による「放送命令」なのである。
 しかしながら、政府やマスコミが煽動する「反朝鮮」の民族排外主義こそは、金正日政権と、その専制支配の下で抑圧され貧困に喘ぐ北朝鮮民衆との対立を隠蔽し、北朝鮮国民全体を「敵」とみなす、虚偽のイデオロギーなのだ。
 本会は、あらゆるマスコミ・既成政党が民族排外主義の煽動にのせられ、唱和している危機的な状況に抗して、戦乱勃発の危機に切り込む批判の論陣を張っていく決意である。

二〇〇六年十月二十六日
 早稲田大学新聞会

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