□スペイン国王、「クマを酔わせて殺した」とのロシア報道を否定　[ライブドア・ニュース]

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スペイン国王、「クマを酔わせて殺した」とのロシア報道を否定
【ライブドア・ニュース　10月21日】− AP通信によると、スペインのフアン・カルロス1世国王（68）の報道官は19日、狩猟好きの国王が8月にロシアを訪問した際に、ウォッカで酔わせたクマを仕留めた“ヤラセ”の狩猟だったとするロシア国内の報道を否定した。カルロス国王だが、同報道官は国王がその時期に訪ロしていたことは認めたものの、その際に「クマをハチミツ入りのウォッカで酔わせたり、まして射殺した事実などない」と否定している。
　　しかし、ロシア国内では、ボログダ州のビャチェスラフ・ポズガレフ知事が副知事や環境保護当局などによる調査委員会を設立するなど、問題はくすぶり続けている。ロシアの有力経済紙「コメルサント」も同日、「人工飼育されていたクマがハチミツ入りのウオッカを飲まされ、国王が狩猟を行っていた地域の近くに放たれた」とする、同州狩猟当局幹部が知事に宛てた書簡を掲載した。この書簡では、地元当局が国王の狩猟を「格好の標的を仕込んだばかげたヤラセ」を演出したとしている。訪ロの際、国王はプーチン大統領の別荘に滞在していたが、狩猟に大統領が同行していたかは明らかになっていない。
　　ただし、こうしたロシア国内での批判にも、スペイン国内では大きな問題とは捉えられていない。フランコ政権の独裁政治を終了させ、1981年の軍部クーデターの際にも直接説得に乗りだして事態を収拾した国王は、国民から絶大な尊敬を受けているためだ。　【了】

ライブドア・ニュース　中西庸記者／em
(参照：http://blog.livedoor.jp/emasutani/)
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2006年10月21日08時42分

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