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(回答先: 円、121円台＝日銀の利上げ見送りで失望売り〔NY外為〕（18日） 【時事通信】 投稿者 愚民党 日時 2007 年 1 月 19 日 07:49:02)
「為替」 ドル・円一段高03年3月来の高値121円60銭、原油急反落49.90ドル／ニューヨーク外国為替市場概況
1月19日8時13分配信 フィスコ
「ドル・円一段高03年3月来の高値121円60銭、原油急反落49.90ドル」ニューヨーク
外為市場概況 2007年1月19日（金曜日）−株式会社フィスコ 平松 京子／片山 善
博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*08:11JST 「ドル・円一段高03年3月来の高値121円60銭、原油急反落49.90ドル」
【ロンドン市場概況】
18日のロンドン外為市場では、日銀の利上げ見送り決定を受けた円売りが続き、
ドル・円は121円21銭から121円46銭まで上昇したが、オプション防戦の売りに抑え
られ一旦121円26銭に反落した。ユーロ・円157円12銭から157円39銭まで上昇後利食
いの売りに156円96銭まで下落した。ポンド・円は一時240円絡みまで上昇した。
ユーロ・ドルは1.2957ドルから1.2972ドルに上昇後1.2935ドルに下落、ポンド・
ドルは1.9746ドルから1.9780ドルまで上昇後1.9707ドルに下落、ドル・スイスは
1.2456フランから1.2523フランまで上昇した。
【経済指標】
仏・11月経常収支：-30億ユーロ（10月-49億ユーロ)
【要人発言】
アルムニア欧州委員
「ユーロの上昇は、極めて緩やか」
「2007年ユーロ圏GDP伸び率、前年と近い水準に（2.6％前後)」
コペ仏予算担当相
「06年の仏財政赤字は365億ユーロ、従来予想下回る（11月時点425億ユーロ)」
ラガルド仏貿易担当相
「ECBは成長重視すべき、仏企業はユーロ高すぎると認識」
「人民元は依然として過小評価、一層の改革が必要」
ベスリー英中銀金融政策委員
「英サービス部門の余剰資源不足と熟練労働者の不足がインフレのリスク要因に」
安倍首相
「政府・日銀、考え方は十分連携取れている」
「経済の状況見て適切にすることが大切」
高虎城中国商務省事務次官
「中国、内需拡大などで貿易黒字削減に取り組む」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：121円32銭、ユーロ・ドル：1.2926ドル、ユーロ・円：156円77銭、ポン
ド・ドル：1.9688ドル、ドル・スイス：1.2525フラン
【ニューヨーク市場概況】
18日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は強い住宅指標や予想上回る米12月
消費者物価指数（CPI）受けた米債券利回り上昇に121円60銭まで上昇し03年3月来の
高値を更新したが、値頃感からの債券買いで米金利低下に転じ、利食い売りが強ま
ることで121円16銭へ反落し、安値圏121円23銭で引けた。
ユーロ・ドルは強い米経済指標受けて1.2897ドルまで下落後、後に否定された「イ
ランのミサイルが米国の軍艦を追撃した」との噂や米金利反落を受けて1.2970ドル
へ反発し、高値圏1.2964ドルで引けた。ユーロ・円は円買い戻しの流れが強まら
ず、ユーロ・ドル動向に連れる形で156円64銭から157円18銭まで上昇した。ポン
ド・ドルは1.9637ドルまで下落後1.9750ドルへ反発し、ドル・スイスは1.2549フラ
ンから1.2466フランまで下落した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
3月までの利下げ確率0％で変わらず
6月までの利下げ確率18％←16％
【原油市場】
原油相場は堅調な在庫積み上がりを示す統計を嫌気して急反落した。米週次の在
庫統計では、原油在庫が前週比677万バレル増と04年10月以来で最大の増加となった
ほか、留出油（暖房油含む）やガソリン在庫が増加傾向にあることも明らかになっ
た。先に国際エネルギー機関が月報報告において07年の世界での原油需要見通しを
下方修正したこともあり原油の需給懸念が一段と後退している。NY原油先物価格は
05年5月以来の安値49.90ドルまで下落し、50.48ドル（前日比-1.76ドル、-3.4％）
で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は下落。12月消費者物価指数が予想を上回る上昇となったことや、アッ
プル(AAPL)が慎重な業績見通しを示したことが嫌気され、終日軟調な展開となっ
た。12月住宅着工件数は予想外の増加となったが反応は限定的。セクター別では、
電気通信サービスや小売が上昇した一方で、半導体・同製造装置やテクノロジー・
ハード機器が軟調。好決算を発表したアップル(AAPL)だが見通しが予想を下回り
6.2%安。半導体処理装置メーカーのラム・リサーチ(LRCX)が予想を下回る業績見通
しを示して14％安となり、アプライド・マテリアルズ(AMAT)を初めとする半導体製
造装置各社も軟調推移となった。一方で製薬大手のアボット・ラボラトリーズ(ABT)
は診断機器部門の売却でGE(GE)と合意間近との報道で上昇。また先日創業者一族に
よる買収提案を拒否したケーブルビジョン(CVC)もアナリストの投資判断引き上げで
上昇した。ダウ構成銘柄では、インテル(INTC)やハネウェル(HON)が1%以上の下落。
結局ダウは9.22ドル安の12567.93、ナスダックは36.21ポイント安の2443.21で取引
を終了した。原油価格が50ドルを割り込んでおり、エネルギーセクターの下落要因
となっている。
【通貨オプション】
ドル・円は日銀が政策金利を据え置いた事を受けて121円60銭まで上昇し、03年3月
来の高値を更新した。オプション市場では取引レンジの上放れにもかかわらず121円
台では利食いと思われる売りが先行している。1ヶ月物変動率は6.850％から
6.350％、3ヶ月物は6.775％から6.525％、6ヶ月物は6.775％から6.625％へそれぞれ
低下した。
リスクリバーサルは動意が乏しい。25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は
+0.250％、3ヶ月物は+0.550％でそれぞれ昨日と同水準、6ヶ月物は+0.745％から
+0.750％へ小幅拡大している。また、個別では1-3年の超長期物の取引が引き続き活
発となっている。
【経済指標】
米・12月住宅着工件数：164.2万戸、前月比+4.5％（予想156万戸、11月157.2万戸←
158.8万戸）
米・12月住宅建築許可件数：159.6万戸、前月比+5.5％（予想150万戸、11月151.3万
戸）
米・12月消費者物価指数（CPI）：前月比+0.5％（予想+0.4％、11月±0％）、前年
比+2.5％（予想+2.5％、11月+2.0％）
米・12月コアCPI：前月比+0.2％（予想+0.2％、11月±0％）、前年比+2.6％（予想
+2.6％、11月2.6％）
米・週次新規失業保険申請件数：29.0万件（予想31.5万件、前回29.0万件←29.9万
件）
米・1月フィラデルフィア連銀製造業業況指数：8.3（予想3.0、12月-2.3）
米・週次原油在庫：前週比+677万バレル（予想+10万バレル、前回-499万バレル）
加・11月国際証券取扱高：+109億加ドル（予想-20億加ドル、10月-41.8億加ドル←-
50億カナダドル）
加・11月製造業出荷：前月比+2.3％、（予想+1.1％、10月+0.2％←-0.1％）
【要人発言】
バーナンキ米FRB議長
「財政赤字の安定は“嵐の前の静けさ”」
「経済成長だけでは財政問題を解決できず」
ピアナルト米クリーブランド連銀総裁（投票権無）
「インフレ予想は安定継続」
「インフレリスクの拡大は継続せず」
「もし価格低下が継続しなければ連銀は対応必要」
ビーニ・スマギECB理事
「流動性でなく、貯蓄が長期金利を低水準に抑える」
「世界の流動性は引き続き豊富」
オルドネス・スペイン中銀総裁
「ユーロ圏の金融政策は依然緩和的」
「ユーロ圏の12月のインフレ指標は“非常に前向き”なもの」
ECB月報
「中国は人民元上昇容認を。国際的な不均衡是正要請」
カナダ中銀金融政策報告
「輸出が景気減速に繋がる見通しにより、07年の経済成長率見通しを10月時点の
2.5％から2.3％へ下方修正し、08年は2.8％を予想する」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 121.22 121.60 121.16 121.23
ユーロ・ドル 1.2963 1.2972 1.2897 1.2964
ユーロ・円 157.14 157.39 156.63 157.14
ドル・スイス 1.2462 1.2549 1.2456 1.2469
ポンド・ドル 1.9747 1.9780 1.9636 1.9745
株式市場：
NYダウ 12575.06 12611.91 12547.34 12567.93
ナスダック 2475.72 2475.80 2438.11 2443.21
債券市場： （始値） （終値）
米国債30年物 4.871 4.841
米国債10年物 4.779 4.745
先物市場：
NY金先物 633.7 637.2 627.4 628.1
NY原油先物 52.35 52.35 49.90 50.48
シカゴ日経平均先物 17455 17455 17330 17340
最終更新:1月19日8時13分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070119-00000003-fis-brf
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