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「為替」 米コアCPI＆住宅着工件数受けた金利上昇で119.18円、原油続落57.40ドル／ニューヨーク外国為替市場概況
「米コアCPI＆住宅着工件数受けた金利上昇で119.18円、原油続落57.40ドル」ニュ
ーヨーク概況 2006年10月19日（木曜日）−株式会社フィスコ 平松 京子／片山
善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:38JST 「米コアCPI＆住宅着工件数受けた金利上昇で119.18円、原油続落57.40ドル」
【ロンドン市場概況】
18日のロンドン外為市場では、ドル・円は、ロンドン朝方にドル売りが先行した
後の買い戻しが優勢になり、短期筋やシカゴ筋などのドル買いで118円55銭から118
円78銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.2534ドルから1.2552ドルで弱含みに推移、
ユーロ・円は148円73銭から148円91銭で強含みに推移した。
10/4-5英中銀金融政策委員会会合議事録で「7対2で金利据え置きを決定」「2人が
0.25％ポイントの利上げを主張」したことが明らかになり（その前の金利据え置き
決定は8対0)、発表直後ポンド買いが強まったが、イギリスの平均所得伸び率が予想
を下回ったことや失業者数の増加を受けてポンド売りが優勢になり、ポンド・ドル
は1.8712ドルから1.8741ドルまで上昇後1.8695ドルまで下落した。ドル・スイスは
1.2668フランから1.2686フランで取引された。
【経済指標】
英・9月失業率：3.0％（予想3.0％、8月3.0％）
英・9月失業者数増減：前月比+10200人（予想ゼロ、8月-2200人)
英・6-8月平均所得伸び率：+4.2％（予想+4.3％、前回+4.4％)
ユーロ圏・8月貿易収支（季節調整前)：-58億ユーロ（7月+15億ユーロ）
【金融政策】
10/4-5英中銀金融政策委員会会合議事録
「7対2で金利据え置きを決定」
「2人が0.25％ポイントの利上げを主張（ベイスリー委員とセンタンス委員)」
「残りの委員のうち大半は、利上げに賛成するものの、意表を突く形の利上げは、
市場の追加利上げ観測を強める恐れがあることを懸念」
「第3のグループは、8月利上げの影響、とりわけ支出に及ぼす影響をさらに時間を
かけて評価すべきと主張」
【要人発言】
ヒルデブラント・スイス中銀理事
「スイス経済が過熱している兆候は見られない」
「信用の伸びと不動産価格について、懸念する理由は何もない」
曽培炎中国副首相
「中国、不動産抑制策の継続必要」
ガネム・リビア国営石油会社総裁
「19日のOPEC会合で、減産の割り当てを協議へ」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：118円66銭、ユーロ・ドル：1.2529ドル、ユーロ・円：148円66銭、ポン
ド・ドル：1.8667ドル、ドル・スイス：1.2687フラン
【ニューヨーク市場概況】
18日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は米9月コアCPIが前年比で1996年2月
以来の上昇を示した事や、米9月住宅着工件数が4ヶ月ぶりに増加した事を受けた債
券利回り上昇にCTA（商品投資顧問筋）や投機筋のショートカバーが強まり118円60
銭から119円18銭まで上昇し、118円90銭前後で引けた。
ユーロ・ドルは米金利上昇に伴うドル買いに1.2550ドルから1.2501ドルまで下落し
たが、中銀筋やオプション取引に絡む買いに1.2535ドル前後に反発して引けた。ユ
ーロ・円はドル・円の上昇に連られる形で148円79銭から149円15銭まで上昇した。
ポンド・ドルは1.8725ドルから1.8664ドルまで下落し、ドル・スイスは1.2669フラ
ンから1.2742フランまで上昇した。
【FF先物米金利変更織り込み率】年内利下げ確率0％
【原油市場】
原油相場は原油在庫の堅調な積み上がりを受けて大幅続落。本日発表された原油在
庫が500万バレル以上増加し、OPEC減産による影響を受けた場合にも冬場の原油供給
に逼迫感は強まらないとの見方から売りが継続した。原油先物価格は一旦59.50ドル
まで上昇後、57.40ドルまで2ドル以上反落し、57.65ドル（前日比-2.2％）で取引を
終えた。先週のガソリンと蒸留油在庫は予想以上に減少したが、製油所の稼働率低
下がこれに影響しており、一時的な減少にとどまるとの見方が多い。
【株式市場概況】
NY株式相場はまちまち。9月住宅着工件数が4ヶ月ぶりに増加に転じたほか、9月消費
者物価指数も予想通りの水準にとどまった事で朝方は上昇して始まった。しかしな
がら、一部主要企業の決算が冴えなかったことから、その後は上げ幅を縮小する展
開となった。セクター別では、医薬品・バイオや公益事業が上昇した一方、運輸や
半導体・同製造装置が軟調。下方修正後の予想に一致する決算を発表したヤフー
（YHOO)だが、慎重な見通しを示したことで4.8％安。またモトローラ（MOT)は決算
が予想を下回り4.9％安となった。一方、減益ながら予想を上回る堅調な決算を発表
したインテル（INTC)が上昇。ダウ構成銘柄では、昨日好決算を発表したIBM（IBM)
が買われた。結局ダウは42.66ドル高の11992.68、ナスダックは7.80ポイント安の
2337.15で取引を終了。マーケット終了後にアップル（AAPL)が発表した決算は売上
げ及び利益とも事前予想を上回り、時間外取引で上昇して推移している。
【通貨オプション】
ドル・円は、「日銀が円キャリートレードを調査」との記事を受けた円買いに中
期攻防水準手前まで反落後、米CPIや住宅着工件数を受けた金利上昇に伴い反発して
いる。オプション市場では、レンジ相場を受けて1ヶ月物変動率は7.325％から
7.275％へ低下するが、神経質な相場展開に3ヶ月物は7.425％から7.450％、6ヶ月物
は7.675％から7.750％、１年物は7.900％から7.925％へそれぞれ上昇した。
リスクリバーサルでは中期攻防水準を試す動きを受けて、25デルタ円コール・ドル
プット1ヶ月物は+0.175％から+0.225％へ拡大するものの3ヶ月物は+0.400％、6ヶ月
物は+0.625％と昨日比変わらずで取引されている。
【経済指標】
米・9月消費者物価指数（CPI）：前月比-0.5％（予想-0.3％、8月+0.2％）、前年比
+2.1％（予想+2.3％、8月3.8％)
米・9月コアCPI：前月比+0.2％（予想+0.2％、8月+0.2％）、前年比+2.9％（予想
+2.9％、8月+2.8％）
米・9月住宅着工件数：177.2万戸、前月比+5.8％（予想164万戸、8月167.4万戸←
166.5万戸）
米・9月建設許可件数：161.9万戸、前月比-6.3％（予想170万戸、8月172.7万戸）
カナダ・9月景気先行指標：前月比+0.4％（予想+0.2％、8月+0.3％←+0.2％）
【要人発言】
温家宝首相
「中長期的な貸し出し、投資に関する管理継続必要」
米公定歩合議事録
「10対2で金利据え置きが決定」
「ダラス連銀が、リッチモンド連銀と公定歩合の引き上げを要請」
中国外交筋
「中国の唐家セン国務委員（前外相）が胡錦濤国家主席の特使として平壌に入り、
北朝鮮に2回目の核実験を実施しないように説得」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 118.56 119.18 118.55 118.94
ユーロ・ドル 1.2551 1.2552 1.2501 1.2531
ユーロ・円 148.80 149.15 148.73 149.04
ドル・スイス 1.2670 1.2742 1.2667 1.2706
ポンド・ドル 1.8726 1.8741 1.8668 1.8679
株式市場：
NYダウ 11947.62 12049.51 11947.62 11992.68
ナスダック 2354.35 2362.09 2330.49 2337.15
債券市場： （始値） （終値）
米国債30年物 4.898 4.885
米国債10年物 4.766 4.754
先物市場：
NY金先物 597.0 598.0 592.0 592.6
NY原油先物 58.85 59.50 57.40 57.65
シカゴ日経平均先物 16790 16790 16650 16700
（フィスコ） - 10月19日6時43分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061019-00000002-fis-brf
- フィラデルフィア地区連銀業況指数待ち (118.88)／ドル・円東京為替市場概況 （フィスコ） 愚民党 2006/10/19 21:31:27
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