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(回答先: Re: 君が代を強制する秩序はいらない。⇒元は強制しなかったからきちんと式は「秩序」正しく行われていた。 投稿者 gataro 日時 2007 年 1 月 09 日 13:52:43)
gataroさん、ありがとうございます。すごく嬉しいです。
＞元は強制しなかったからきちんと式は「秩序」正しく行われていた。
＞誰がこの「秩序」を乱したかは明瞭だ。強制しないとの約束を破って「秩序」をこわした連中だ。
確かにそうですよね。
私は学校時代ずっと日の丸・君が代に特に何の疑問も抱かずにきてしまったドアホなのですが（母に、君が代の「君」って天皇のことなんよ、と私が小学高学年くらいの時に言われましたが、それ以来も、変な歌、と思いつつも、歌ってました）、
起立しなかった生徒がいたことを思い出します（教師に立っていない人がいたかどうかは残念ながら記憶にありません。なにせ、今みたいに「立て！」なんて怒号は飛び交っておらず、立っていようが座っていようが秩序など乱れませんから（笑））。
しかしその時は、「立たなあかんのに、なんで座ってるんやろ？」と思ったように記憶しています。
ひょっとすると「立ちーよ」くらいのことも言ったかもしれません。
なにせ、自由奔放だった反面、そういう「秩序」（みんなが整然と同じ行動をきちっとしているべき、みたいな）を結構重んじる子どもでもありましたもので。
秩序を重んじるよう、周りにも言わなければ、みたいな、変な「責任感」を持った子どもだったように思います。
それがなんでこんな自由主義者（？）になったのか・・・
たぶん、某「美国」での自由な経験で、変わったのだと思います。
学校では整列とか日本の運動会でやるような軍隊的行進をしたりはしませんでしたが、秩序は保たれていました。整列すればいいのに・・・と最初の頃は思いましたが、整列、軍隊的行進をしないからといって、混乱が生じるわけでもないのを見て、妙に感心した覚えがあります。少々「秩序」が訪れるまでに時間はかかったりもしましたが、そこはおおらかなビ国人のこと、気にしません（笑）
一方、日本の学校（少なくとも私のいた関西の学校）では、小学校五、六年以上は、威圧的態度をもって生徒を支配しようとする教師が増えるらしく（中学から降りてくる教師にそういう人が多かったらしい）、そういう教師のもと、生徒たちは萎縮していました。結果、多くの生徒の顔からはイキイキした表情がなくなり、死んだような顔をして学校に通っていました。学校に行って覚えるのは、そういう恐怖教育をする先公に対しておべんちゃらを言うことか、もしくは、逆にツッパリ（死語ですかね；たぶん私が子供の頃も結構死語だった気が）になって乗り切る（？）ことか、もしくは、ひたすら無感動になることだったろうと思います。
もちろんそんな酷い教師ばかりではありませんが、
そういう恐怖教育をする教師は、決まって「秩序」を重んじます。
その最たるものが運動会の練習で何度も何度もやらされる軍隊的行進とか、行事を「成功」させるためにと何度も何度も行われる整列の予行演習（無意味きわまりない）です。
皆で一緒に整然と、というのは、少なくとも帰国後は気持ち悪くて仕方がありませんでした。
特に軍隊的行進はイヤでした。そのせいで運動会の楽しみは激減しました。まあ、もともと運動音痴なので、運動会自体そう好きではないのですが、行進さえなければ運動会をもっと好きになれたと思います。ダンスなんかは好きでしたしね。行進の練習の時、アリのように「働いている」私たちを遠くの壇上から「指図」している体育の先生をにらみつけていたのを覚えています。殺意を覚えたくらいです（笑）
その時思いましたよ、軍隊的行進なんてのは、台の上から整然とした「美しい」隊列を見たいこの体育の先公のために存在している、と。
安倍に共通するものがありますね。もちろん、日の君への整然とした起立・斉唱を見たがる石原とか文科省、教育委員会、校長らにも共通するものです。
そういう整然としたものを見たいという思想に付き合わされる生徒らは、肉体的にはヘトヘトになり（行進の練習の場合）、精神的には、死んでいくか、私のように殺意を覚えるという物騒なことになるだけです。
「皆で一緒に仲良く」というのならいいですが、こういう「皆で一緒に整然と」というのは「和」とは全く違います。
壇上の上に立った「独裁者」の望む姿を強要され、「規律正しく」腕や足を上げ下げしたり直立不動するロボットの集団の風景でしかない。そこでは「個」の存在は許されず、ひたすら自分を殺し、周りに合わせ、「独裁者」の意のままに動くことだけが強要される。
ちょっと大げさな描写と思われるかもしれませんが、それくらいおぞましい風景だと思います。
こういう「秩序」は不要な秩序だと思います。少なくとも、必要とされる範囲を超える秩序だと思います。
そういう意味では、こういう「秩序」の強制も拒否できる気がしてきました。
特に軍隊的行進は、「私は軍隊は嫌いだから」と、思想の自由を根拠に拒否できそうな気がしますが、そういう思想を持ち出さずとも、拒否できるような気がします。
どうなんでしょう、「必要とされる範囲を超える秩序の強制」だということだけをもって、強制を拒否することはできるんでしょうかね。
必要とされる範囲というのを決めるのがまた難しそうですが。
それに、どこまでを必要な範囲とみなすかというのもやはり思想が関係してきそうな感じがします。なんか難しいですね。わけがわからんくなってきました。
ところでこの問題、学校だけに留まらなくなる恐れがありますね。
既に日の丸・君が代については御手洗が企業や官公庁に対し「日常的に日の丸を掲げ、君が代を斉唱」せよ（http://www.asyura2.com/07/senkyo29/msg/629.html）などと言い出していますし（それにしても、日常的に、って、今の学校現場よりも酷いですね）、そのうち軍隊的行進とか軍隊式の敬礼とかを職場で強制され出す恐れも全くないとは言えない気がしてきました。
この軍隊的行進とか敬礼について、
「必要以上の秩序」だからと拒否することができるかどうかという問題を措くとした場合、思想の自由をもとに拒否することはできるんでしょうかね。
っていうか、日の丸・君が代強制と、軍隊的行進の強制を同列に論じて同様に拒否することはできるんでしょうか。
なんかわからなくなってきました。
「日の丸・君が代は戦争につながるからイヤだ」と拒否することがオーケーなら、「軍隊的行進は人の精神を殺すからイヤだ」と拒否するのもやはりオッケーとみていいんでしょうかね？
なんか、わかったつもりでいて何もわかっていなかった気がしてきました。
スランプというやつでしょうか（苦笑）
ちょっと考えます。gataroさんか誰かも何か思うところがあったらコメントいただけるとありがたいです。
とりあえず、この先の文章も書いたので載せておきます（書きながら付け足したりいろいろしていたら脈絡がなくなってきてしまいました）。
駅のホームで並ぶ、とか、お店のレジで順番を待つのに並ぶとか、そういう秩序は、思想に関係なく、そうしなければ周りに迷惑がかかるからということで、守るべき秩序と言えると思います。みんなが並んで順番を待っているのに「割り込み」するなどは顰蹙ものです。こういう時に警察が交通整理をするのなら、強制は強制でもオーケーな気がします（デモの取り締まりは別）。もちろんそれでもやはり警察という公権力が入るのではなく周りの人たちがやんわり指摘するなどするのがベターとは思いますが（これも、最近はすぐキレる人がいて物騒なので難しいですが）。
あ、でもやっぱり普段の生活の中に警察が溶け込んでしまうのもどうかと思うので、やっぱり市民が自発的に秩序を守るべきでしょうね。
電車の割り込みは老若男女にかかわらずよく見受けられます。
こういうのはまさに迷惑行為ですね。
たぶん、世間の言う、「最近は自由とか権利ばっかり主張する者が増えた」とかいうのは、「割り込みする自由」みたいなことを実行する迷惑行為者を指しているのではないかと思いますが、
自由を履き違える人が多いがゆえに、本来絶対に守られるべき自由や権利もいっしょくたにされて悪者にされてしまっているように感じます。
自由と、自分勝手（ワガママ）の区別が必要ですね。
それくらいの分別、子供のうちに身に付けておけよと言いたいですが、この境界線が曖昧であるがゆえに（ここを何らかの形で定義してみたいところです）、権力や「多数派」ヅラしたエセ「秩序」に、介入を許してしまっている気がします。
最大の迷惑行為は、ワガママをやりながら自由と権利を主張して、本来の自由と権利を貶める行為ですね。自由の敵が、権力者側だけでなく国民側にもいるということかもしれません。
- 某北朝鮮のマスゲームって、いろんな意味で凄いですよね。 まさちゃん 2007/1/11 18:27:12
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