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□友情の畳：４０枚、スーダンへ 柔道の練習は土の上…県警有志が贈る ／香川 [毎日新聞]
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友情の畳：４０枚、スーダンへ 柔道の練習は土の上…県警有志が贈る ／香川
4月25日15時1分配信 毎日新聞
◇柔道の練習は土の上、けがが心配…
◇現地大使館勤務の縁、県警少年課長筒井さん音頭−−各署協力、県連盟カンパ
畳の上で存分に柔道の練習に励んでもらおうと、県警有志は２３日、各署で不要になった畳４０枚をアフリカ・スーダンへ贈った。県警少年課長の筒井宏和さん（４９）が外務省出向時代にスーダンの柔道家と親交を深めた縁で呼び掛け、粋なプレゼントが実現した。
柔道４段の筒井さんは９９年から２年間、スーダンの日本大使館に二等書記官として勤務。同国ナショナルチームのコーチを務め、代表のムサッド・ハッサンさん（２７）と知り合った。しかし、ムサッドさんの通う道場は畳が足りず、けいこは土の上。けがと隣り合わせの状態に心を痛めていた。
昨年１０月、柔道の研修で来日したムサッドさんが筒井さんが当時勤めていた観音寺署を訪れ、柔道場の畳に感動。これを見て寄贈を思い立ち、坂口良三・前同署署長（６０）らと共に各署に協力を求め、さらに署員や県柔道連盟などのカンパで輸送費約３０万円も集めた。
２３日は再び来日したムサッドさんも立ち会って、坂出市江尻町の坂出署で畳をトラックに積み込んだ。ムサッドさんは「これで子どもがけがをしなくて済む。柔道熱がさらに高まるだろう」と喜び、筒井さんも「柔道を通じて日本の文化に親しんでほしい」とエールを送った。【三上健太郎】
４月２５日朝刊
最終更新:4月25日15時1分
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