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10/21国際反戦デー 9条改憲阻止! 第2波行動、成功裏に終了
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投稿者 木村愛二 日時 2006 年 11 月 06 日 20:44:00: CjMHiEP28ibKM
 

10/21国際反戦デー 9条改憲阻止! 第2波行動、成功裏に終了

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http://chikyuza.net/modules/news3/article.php?storyid=54

全人格を否定する、9条改憲阻止! 報告 「今風の老人一揆」 世代を超えて合流実現

「10/21国際反戦デー 9条改憲阻止! 第2波行動」は、成功裏に終了しました。大成功と総括する人もいました。
銀座・水谷橋公園の集会には230名参加、代表小川登さんの基調、行動宣言を経て、銀座デモ。引き続いて、有楽町マリオン前では、若者との青空トーク参加者300名でした。「200名は超える、300名なら、大成功、デモ参加者配布用のビラ200枚作成」というのが事前の皮算用でした。いずれにせよ、今年6月に旗揚げした、6/15第1波行動に比べて、運動は確実に拡大基調にあり、私たちはとても勇気づけられました。
大きな成功をおさめた10/21街頭行動の形態は、今後の参考になりそうです。
そもそも私たちの運動は、はじめから見通しも、組織も、カネも、何もない、ゼロからのスタートでした。あるのは「9条阻止!」への決意と怒りでした。「今風の老人一揆」みたいなものです。とはいえ、「老人」という言葉は、普通名詞にすぎないし、運動にとって老いも若きも、何ら垣根はありません。おのがじし燃え尽きるまでやり抜くだけです。老・中・青が世代を超えて参加できる運動を目指しています。
発言者は15名。司会・成島忠夫さん以下、保坂展人代議士、鈴木達夫・河内健作弁護士、田中一行、足立正夫、小野正春・現地報告、望月彰、処分係争中教師、ピ−ス・ボート、処分中の学生、大学・予備校教師(牧野剛)、学生、予備校生、若者フリーター・三味線演奏(摂津正)、10/21賛同・実行委メンバー(三上、花園、山中)など、発言は多彩。銀座の雑踏空間を占有したひとときは、実にさわやかでした。
とりわけ、学生、予備校生諸君がグループを作って約10人が参加し、若者らしい発言をして、花を添えてくれたのは新鮮でした。発言前の舞台裏では「こんなヒドイ世の中にした、大人のセキニンを問いたい」「いまの若者は、どうした。キャンパスは墓場か」という直截な世代批判から「世代間の対話」を始めるシナリオを用意したのでしたが、打ち合わせ不足でダメでした。でも、世代を超えて、時代の危機感は共有できました。
参加者全体の世代構成は、前回に比べて大きな変化はありませんでした。60年安保闘争世代が、目視で確認したかぎり、それぞれ数名前後の出入りでしょうか。また、この世代を起点にして、高度成長を支えた60年世代全体へと波及=広がりをみせたようで、すべてはこれからです。
全共闘世代の動きは、相変わらず不透明で、彼等からの明確なシグナルは届いていません。彼我の重要な課題であり、いまや、歴史的攻防戦の総決算を前にして、来るべき相互の合流に期待するばかりです。たしかに、あの70年安保・沖縄・全共闘運動を闘った団塊の世代は、その後さまざまな運動を掘り起こし、20世紀末・30余年にわたる活動を担ってきました。多くの人達はその現場にとどまっているのかも知れません。
なお、付記すべきは、あの激闘を打ち抜いた世代の挫折と自己解体の深さを吐露する人達もいるという事実です。例えば、現実の困難さを押しのけてデモに参加した、ある全共闘世代の後輩が、語ってくれたた言葉は印象的でした。60年安保世代が経験した同種の個人史を、彼等も再現しているようです。
「9条阻止が、目の前にある重要な政治課題であることは確かなんです。でも、10年先を見越した方針が提起できないから、いまも積極的に参加できないんです」。
闇の深さというものは、当事者以外、計り知れないとはいえ、このような重い過去を背負った人達とも、いつか、どこかで、お目にかかれることを信じています。
最後に、当日の行動への参加、不参加にかかわらず、9条阻止の意思を共有できるすべての皆さんに、熱い友誼をこめて、今回の成功をご報告させていただきます。と同時に、その主旨に賛同しかねると思われる方にも、変わらぬ友情をこめて、近況をお届けします。
追記
「憲法9条」問題に関して、私自身が本格的な思考を始動させたのは、先日の「6/15・ 9条改憲阻止第一波行動」でした。運動を開始した初期は、9条の「非戦主義」が2項から成り立っていることも知らない有様で、友人は、あきれていました。以後の半年間の活動のなかで、「何故、9条改憲阻止なのか」という実践命題に対して、回答を模索した結果、空白の一部分が埋まるような気がします。
周知の通り、私たち安中派世代(60年安保まっただ中の世代)の特徴といえば、第1,戦争の愚かしさを反省した戦後民主主義を経て、60年安保闘争の高揚感・挫折感を通過するという、青春を賭けた原体験を持っていること。第2,60年代高度成長の大海に翻弄されながらも、心の片隅に自分なりの人生への想いを仮託させ、しがらみをかかえつつ、数十年間を駆け抜けたこと。
第3,定年退職後は、時代との隔絶感・異質感を忍ばせ、さまざまな世間との係わりをもちながら、豊かさ・平穏・便利さの余塵のなかで、余生を見据え、その日の充足を求めて生きていること。
 
このような日常が流れるなかで、私たちの眼前に出現したドラスティックな大河ドラマは、グローバリゼーションでした。黒船の襲来にも等しく、市場原理主義の下、これに連動した「エセ小泉改革」によって格差社会の出現を許してしまいました。さらに、それに呼応するかのように提起されたのが「9条改憲」でした。9条改憲攻撃こそは、長年にわたって政治権力が秘めてきた「野望の集大成」であり、「戦争ができる国」への門出をめざすものです。
この「戦争ができる国」への策動は、「世紀の愚挙」というべきであり、「歴史への大逆動」「過去の全否定」です。また、この政治的暴挙は、戦争の反省の上に立って、「戦争しない・させない」という非戦の国家理念=思想的・政治的・政策的背骨に対する、野蛮で、恥知らずな宣戦布告です。同時に、この政治権力による暴挙は、すぐれた国家理念を、私たち人民が自己の社会的規範にすえて、誠実に生きてきた、半世紀に及ぶ人生への「あざけり」であり、人格に対する「全否定」を意味します。この蛮行へのアンチ・テーゼこそが、私にとって『闘いの原点』です。
見逃せないのは、この邪悪なたくらみは、民衆の日常生活のささやかな営みの領域にまで、土足で入り込み、無惨に踏み荒らし、「美しい国」という欺瞞的なワンフレーズで、一刀両断に切り捨てことを意味します。このような「醜い国造り」は、断じて許すことはできません。
いま、私たちは歴史の剣が峰に立たされています。匕首が、心臓部に突きつけられているも同然です。この凶刃に立ち向かうには、民衆の側の団結以外にはありません。「小異を認めて、大同をめざす」努力や、思想、論理、組織性を獲得する志向性が、それを保証してくれるものと確信しています。
9条改悪という無謀、愚昧、おぞましさは、座視できない! 歴史の改ざんは許せない! 戦争しない・させない! この世に悔いは残せない! 孫に9条を残そう! 9条改悪阻止・粉砕! 安倍改憲内閣打倒! 老いの意地は、来るべき日々のためにこそ! あとは実践あるのみ! 明日への活路は街頭にこそ!
9条改憲阻止の会 世話人  藏田計成
10/21、当日配布ビラ・8人の元原稿 (参考資料)
■豊かさの礎を考えたことはありますか?
焼き尽くされた街にヒトの肉の燃えた臭いが満ち、黒い炭となったむくろが折り重なっていた─憲法9条は、東京大空襲を生き延びた私が戦争と決別する光であった。
1959年取材でフィリピン・ルソン島に渡った。「戦争のとき幾つだ。どこにいた」─問いただす若者に戦いの深い傷を知った。9条は謝罪と不戦の証であった。
60年、私は安保改定阻止国民会議と全学連担当記者として、デモの現場にいた。最高33万人、連日国会デモが続いた。先頭に憲法の不戦主義で育ち、戦争への道を拒む学生がいた。 岸首相の狙いは安保に続く自主憲法制定と自衛軍創設だった。非武装のカギ9条がとっくに邪魔となった米国も待ち望んだ。若者の汗と血が流れ、岸退陣で目論みはついえた。
いま再び、その孫が同じ道を進む。戦争の痛みと苦しみを知らない、豊かな時代に育った世代に呼びかける。「新しい時代にふさわし憲法」を─。
決して、忘れまい。今日の豊かさと平和の礎に9条があることを。(鈴木顕介・75歳、元新聞記者・大学教員)
■若者が夢と怒りに燃えていた頃
1950年代後半、「逆コース」と呼ばれた政治の動きに対して、学生運動は激しく抵抗した。砂川基地拡張阻止、警察官職務執行法改悪の廃案など勝利した闘争もあったが、60年安保闘争を含む多くの戦いは敗北に終わった。しかし、「15年戦争」の只中で生まれ・育った当時の若者は、より良い社会を作るのだという夢を捨てず、「逆コース」や核実験、スエズ戦争など国内外の反動的政策や戦争に向かう動きに怒りをもって反撃した。
私たちは60代後半から70代の年寄りになったが、夢を抱き、怒りに燃えた当時の情熱は、少しも色あせてはいない。
現在、自衛隊海外派兵、管理教育の強化、所得格差・地域格差の拡大の中での福祉切捨てと社会的弱者の排除が進み、その集大成としての憲法改悪が意図されている。今の若者たちは、こうした状況の中で、どのような夢を持ち、どのような怒りを胸に秘めているのだろうか。夢も怒りもない・社会や政治に無関心な「若き年寄り」にならないことを望む。(社会理論学会会長・インターネットサイト「ちきゅう座」編集長 塩川喜信・71歳、58年〜59年・全学連委員長)
■厳密には、「非戦」の異議申し立てを  
学校の教科書では、憲法9条の価値を「平和主義」にあると教えてきました。だが、その規定の中味は、そのあいまいさ故に、いつの間にか、平和主義→非暴力主義→反テロリズムへと、考え方の軸が微妙に変動したようです。その結果、大国による、国内外への権力行使=戦争(国家テロ)を放免したり、支える論理にすり替わっているかのようです。そればかりか、被抑圧民族・民衆による抵抗運動(たとえば、民族解放戦争、パルチザン戦、レジスタンス、ゲリラ戦)がもつ歴史上の価値さえも、否定の対象にされようとしています。
だが、これらの抵抗運動は、人間的誇り・尊厳、生命の重さを最高の価値におきかえた「不服従」「異議申し立て」であり、逆説的には、疑いもなく「非戦」という戦争廃絶(戦争をしない・させない)のための究極の抵抗=闘いでした。
いま、若者諸君に見直して欲しいことは、真の「9条の価値」は、「平和主義」ではなくて、戦争放棄、戦力不保持という「非戦主義」にあるという論理の厳密さ、という点についてです。(著述業、藏田計成・71歳、59年〜60年・都学連副委員長)
■東条と岸は許せない
私はいま、重い病気で自宅療養中だ。デモには加われないが、このビラで若い人たちにぜひ、聞いて欲しいことがある。
1941年に米国との戦争を始めた責任者と、開戦の閣議決定に署名した人物は許すことができない。東条英機と岸信介の二人だ。それ以前に侵略によって満州帝国をつくった人物の責任も問いたい。やはり岸信介がそのひとりだ。
東条は、責任を問われて死刑になったが、岸信介は戦後、生きのびて首相になり60年安保改訂をした。私が60年の戦いに加わったとき、いつも頭にあったのは東条と岸の責任がきっちり果たされていないことだった。今の若者に伝えたいのは、二人の戦争責任の重大さである。(黒羽純久・70歳、60年・全自連議長)
■詫び証文は破れるか
戦争を起こして負けた。形容しがたい惨苦を人々に与えた。その後始末をどうするか。少なくとも国の元首のお詫びが必要だろう。憲法、特にその前文と九条は元首が署名した詫び状である。異論に対しては、ではそのほかに国としての公式の詫び状があるかと問うてみたい。神聖不可侵の天皇は人間宣言を出したあと、責任というむずかしいことはわからないと言った。神聖不可侵の天皇として、責任ある詫び証文に署名したのは、憲法のみである。この詫び証文のおかげで、私たちは世界の国々に顔向けでき、復興に励んだ。そして、現在、お詫びは済んだのか。済んだかどうか、自分で判断するわけには行かない。相手の判断である。とくに対日賠償請求権を放棄した中国の意向をないがしろにすることはできない。
若い諸君にお願いしたい。憲法は国の詫び証文かどうか、自分とどのような関係にあるか、議論してほしい。国とか憲法とかに縁を切るためにも、議論してほしい。(和光大学教官、最首悟・70歳)
■9条は宝  
私は、とても驚いた。今、ある高校で文章指導をしているが、「憲法9条について」という題に、絶対反対と書いた生徒が70〜80%を占めたのだ。「9条は日本の宝です」と書いた女子学生もいる。広島で被爆者の話を聞いて、素朴にそう思ったらしい。私が事前に反対論を誘導したわけではない。ある男子生徒は「将来、徴兵されたくない」と書いた。高校2年生で16〜17歳。安倍首相が5年かけて9条を改訂するとすれば、この若者達は20歳を超える。徴兵され中東で武器を取って殺し合いをしているかもしれない、という暗い未来が脳裏に浮かんだのかもしれない。高校生にとって9条改訂は他人事ではない。他の教師たちは「いい点を取ろうとして書いたのでは?」と笑った。「どの作文も生徒の本心だ!」―私は反論した。安倍首相は16〜17歳の若者のこころを、読み違えているのではなかろうか。(高校講師、瀬戸栄三・67歳、元ジャーナリスト)
■今やらずに、いつやる
自民党の新憲法草案は、9条2項を削除して、自衛軍の保持を明記しようと企む。 まさに戦争のできる国へのクーデター的改憲である。
教室では、教え子を再び戦場におくるな、というスローガンを破り捨て、愛国心を押しつけようという。だが「愛国心はならずものの奥の手」(サミュエル・ジョンソ ン)。ススメ、ススメ、ヘイタイススメと、再び孫が教室で朗読する悪夢。雨中の外苑、10/21学徒出陣の再現を断ち切るのは、今、われわれの闘いだ。(弁護士、葉山岳夫・70歳、59 年〜60年・東大法学部緑会委員長)
■数日前
戦後最も危険な総理大臣が、
ニコニコしながら、やってきました。
私は、46年間休んだ体を筋力トレーニングでコツコツ鍛えて、
彼の唱える「美しい国」の正体を明らかにしていこうと思っています。
皆さん、
今こそ、手を、歴史語り継ぐ口を、繋ぎ合いましょう。今日は、その出発の日です。(作家 泉 康子 69歳)
10/21(ベトナム反戦デー)行動 賛同人
青山 到、旭凡太郎、足立正生、生田あい、井形和正、井汲多可史、池田 宏、石原朱美、泉 康子、岩田吾郎、江田忠雄、大賀達雄、大下敦史、 奥田直美、小川 登、小野正春、川島 宏、木下道彦、木村愛二、藏田計成、栗山一夫、黒田 憲、黒羽純久、 最首 悟、斉藤政明、佐藤秋雄、佐藤浩一、佐藤 保、佐藤路世、佐野 剛、澤田兪之介、塩川喜信、塩見孝也、司波 寛、下山 公江、下山 保、新開純也、杉本健太郎、鈴木達夫、鈴木俊彦、鈴木迪夫、春原豊司、篠原浩一郎、摂津 正、瀬戸栄三、高木郁子、高橋建二郎、高幣真公、多田康男、戸崎真太郎、冨田杏二、中村幸安、仲尾 宏、成島忠夫、中野ジロー、成島道官、西村卓司、花園紀男、林 幹郎、葉山岳夫、樋口篤三、平井和子、平井吉夫、平坂春雄、 藤原慶久、渕上太郎、星宮昭生、前田知克、牧野 剛、正清太一、松平直彦、三浦 暉、三上 治、望月 彰、安田峻司、柳田 真、山田恭暉、 山中 明、山中幸男、由井 格、吉川 駿、吉本 昇、米田隆介(10月13日現在)
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http//www.chikyuza.net/

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