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□【書籍紹介】効率性と公平性の両立が格差社会の課題 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2697837/detail
効率性と公平性の両立が格差社会の課題
「格差社会」橘木俊詔著(岩波書店 700円)
いまやすっかり定着した「格差社会」という言葉だが、その先駆けとなったのが著者が８年前に発表した「日本の経済格差」である。そしてこの間、小泉政権は日本が格差社会であるというのは「見かけ上の問題」だと否定しつつも、格差を生む競争社会を是認する方向を示してきた。
こうした動きに対して、著者はまず格差の現状を検証し、他の先進諸国と比較して、日本がアメリカと並んで貧困層が拡大し、格差容認の競争社会へと進んでいることを実証する。次に、富裕層と貧困層に二極化していく中でどのような変化が起きつつあるのか、またそれによってどのような問題が発生しうるのかを検証していく。格差社会とは、要は経済の効率性のために公平性を犠牲にするのはやむを得ないとするものだが、果たしてそれでいいのか。効率性と公平性を両立させる道を探るべきであるとする著者の具体的提言は、傾聴に値する。
【2006年11月7日掲載】
2006年11月10日10時00分
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フォローアップ:- プロトコールは支配層のバイブルであり、同じ日本語でも文字と日常話し言葉は違う パルタ 2006/11/10 10:56:26
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