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イラク派遣:違憲請求など却下、元大使敗訴 名古屋地裁―毎日新聞 (11/10)
http://www.asyura2.com/0610/senkyo27/msg/1432.html
投稿者 天木ファン 日時 2006 年 11 月 12 日 10:45:30: 2nLReFHhGZ7P6
 

(回答先: 「イラク派兵違憲訴訟の判決を前にして」【天木直人さんのコメント】(明日のアジアにかける橋 九州) 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 11 月 12 日 10:32:52)

イラク派遣:違憲請求など却下、元大使敗訴 名古屋地裁

 イラクへの自衛隊の派遣は違憲などとして、元レバノン大使の天木直人氏が国を相手取り、派遣の差し止めと違憲確認、1万円の損害賠償を求めた訴訟で、名古屋地裁は10日、差し止めと違憲確認の請求を却下、損害賠償請求を棄却した。内田計一裁判長は「差し止め請求や違憲確認を許容する法令は存在せず、訴えは不適法」と述べた。

 天木氏側がイラク政策を批判したため外務省を事実上解雇されたとして損害賠償を求めていた点についても、内田裁判長は「外務省は自発的な退職を勧めたにとどまり、違法行為と評価出来ない」と退けた。

 自衛隊のイラク派遣を巡っては、天木氏を含め第7次訴訟までの3268人が名古屋地裁に提訴。内田裁判長は一括して審理された第5次訴訟までの原告のうち、天木氏のみを分離し、残りの原告に対しては今年4月に訴えを退ける判決を言い渡し、原告側は控訴した。【月足寛樹】

毎日新聞 2006年11月10日 13時45分

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061110k0000e040099000c.html


裁判資料―
http://www.haheisashidome.jp/shiryou/genkokuJumbiShomen.htm

関連情報―

▽「天木直人・メディアを創る」その後―その1「イラク訴訟裁判」

「イラク訴訟裁判」

 実は私は現在、外務省と法廷で戦っています。

 私は2年ほど前から名古屋地裁において自衛隊のイラクへの派遣は違憲であるといういわゆる「自衛隊イラク派遣違憲訴訟」を、国を相手に起こしてきました。この「イラク訴訟」は今年5月に亡くなられた元郵政大臣、元防衛庁政務次官の箕輪登さんが起こされた札幌地裁のイラク訴訟をはじめ、全国の多くの地裁で起こされているイラク訴訟の一つですが、これまでの全国の地裁では、訴えに値する直接の被害はない、すなわち「訴の利益」がないという理由で、すべて却下されてきました。

 (略)「日米安保条約は憲法九条に違反する」とか、「自衛隊の存在は違憲である」といった、国を相手の違憲訴訟について、裁判所はこれを高度の政治性を有する事項であるがゆえに裁判所の判決にはなじまないという、いわゆる統治行為論などを持ち出して、判断を避けてきました。今度の「イラク訴訟」もこれまですべての裁判所で却下されてきました。これだけ違憲性が明らかな今回の自衛隊のイラク派遣について、わが国の司法は「法の支配」を実現するというその指名を完全に放棄しているのです。

 そんな中で名古屋地裁の訴訟についても3000人余の原告の訴えについては却下されました。ところが私一人だけが切り離されて審理が続行しているのです。その理由は、私の場合は、イラク戦争に反対する公電を打ったことによって辞職を迫られたのではないのか、そうであるとすれば精神的、経済的被害があるのではないか、その限りにおいて私の場合には「訴の利益」があるのではないか、と裁判所が考えたらしいのです。もしそうであれば、全国のイラク訴訟の原告のためにも、私が頑張ってイラク訴訟の実質的な審議入りを裁判所に求めていこう、そう考えるに至ったのです。

 10月6日に予定されている名古屋地裁のイラク訴訟で、私の人事に関する事実関係の証人喚問が行われます。その審理の過程で外務省が裁判所に提出した準備書類に、見逃せない虚偽の証言があるのです。外務省は今回の私の辞職は私が自ら希望して辞職を願い出たのであって、私がイラク戦争に反対した公電を打ったことによる解雇ではなかったと主張しています。

 さすがのわたしもこの明らかな虚偽証言に怒りをおぼえました。私は当時の外務省人事当局と私のやり取りのすべてを証拠書類として裁判所へ提出し、依願免退職を迫られた事実を明らかにしています。
 今度のイラク戦争をきっかけに私の外交に関する考え方と今の外務省の考えとがあまりにも離れてしまった以上、もはや私は外務省に未練はありません。したがって私の解雇をめぐって、その解雇が不当であったから撤回して外務省に復帰させろといった要求を主張するつもりは私にはありません。しかしイラク訴訟の実質審理を実現するために、私の人事の不当さを裁判で証明できれば本望であると思っています。

『九条新党宣言』より(p33〜p35)


『九条新党宣言』
http://www.bk1.co.jp/product/2717508

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