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「不当な支配」の象徴〜タウンミーティングという「やらせ」 メールマガジン「PUBLICITY」
http://www.asyura2.com/0610/senkyo27/msg/1489.html
投稿者 レイ 日時 2006 年 11 月 13 日 23:10:20: mRt2rX4ca0PnA
 

http://www.emaga.com/bn/bn.cgi?7777
 
■■メールマガジン「PUBLICITY」No.1505 2006/11/13月■■


▼タウンミーティングという「やらせ」問題について、一言。

ホントに一言で済むのだが、この「やらせ」は、まさしく教育
基本法の第10条で定める「不当な支配」そのものではないか。

文科省は、行政による教育の「不当な支配」を許してはならな
い、と定めた法律を壊すために、「不当な支配」を行使したの
だ。しかも、計画的に、長期的に、犯行を重ねたのだ。当の文
科省の法匪たちは嗤っている。法改正が通ってしまえばこっち
のもんよ、と。

最近流行りの話題でいえば、もしも糾弾されたとしても、文科
官僚は絶対に自殺しない。すべては所詮「擬制」であり、その
擬制をつくったのは私たちだ、と自惚れているからだ。批判す
る側も、この「違法」の一点に注意を向けない。誰も彼も、ま
るで教育基本法を尊重なんかしてねえじゃん。茶番じゃん。

▼いきなり「やらせ」と書いても、いつものことながら海外の
読者にとっては何のことやらだから最低限の説明をしておくと
、小泉政権時代に行われた教育改革をテーマにした複数のタウ
ンミーティング(対話集会)で、内閣府と文科省が、教育基本
法改正に賛成する意見をつくって、予め「質問」する人を複数
決めておき、その人々に「質問」させていた、という事件だ。

細かくまとめるのもウンザリするので、あとは調べて下さい。
国会の答弁の最中には、内閣府と文科省で責任のなすりつけ合
ったりもしている。社民党の保坂展人議員が大活躍。

http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto

▼象徴的な話だけ触れておくと、青森・八戸でのやらせ質問の
文案は、当時の文科省の広報室長が作った。そして当日の参加
者の、なんと半数以上は、教員やPTA関係者などの、いわば
「内輪」の人間が占めていたのである。

いわば「二重のやらせ」だ。質問がやらせなだけではない、舞
台そのものが「やらせ」だったのだ。とんだ「対話」もあるも
んだ。小泉政権の実像に迫る話かも知れないが、それはまた別
のお話。

そうやって教育基本法の「改正」に「賛成」する「世論」はつ
くられた。その「嘘」は眼前に明らかになった。しかし、「流
れ」は止まらず、「空気」は変わらない。

▼本誌読者の中には、フリーランスも含めたマスメディア業界
の人々が何人もいるけどさ、あんたら、なめられてるんだぜ。

これだけの大々的な世論操作をされて、その悪行がバラされて
も、意識ある人は誰もが知るようになっても、当事者たちは、
一向に反省してない。うまいもん食って、今夜ものうのうと眠
るんだぜ。

追いかける方は、やれ「いじめ」だ、やれ「自殺」だ、やれ「
自殺予告」だ、やれ「国会の採決は間に合うか」って振り回さ
れてさ、惑わされてさ、忙殺されてさ、目眩まされてさ。

何故、繋げないのか。何故、気づかないのか。
その「他人事」化が、道を誤らせてきたのだと。

個々の分析とともに、全体の総合が必要なのだと。あなたの書
いたその記事が、「あの記事」とも、「あの記事」とも深く結
びついていることを。

「法改正さえできればOK」「何人死のうがOK」とほくそ笑
んでいる連中がいることを。その卑しい次元に焦点を定めれば
、法改正をおじゃんにする言論こそ、今は言論の名に値するこ
とを。

この国の教育が、「対話」の意味も理解できないインチキな連
中の「不当な支配」に服する未来を、あなたは手を拱いて待つ
だけなのか。そうやってあなたもまた彼らと同様にのうのうと
眠るか。「やらせ」を以前から知っていて報じなかった者もい
るだろう。大問題になってから、「あれなら前から知っていた
よ」と笑う者もいるだろう。あなたが積み重ねた作為と不作為
によって、わずかこの一ヶ月で、いったい何人死んだか知って
いるのか。

そうとも、ぼくは意図的に「煽情」している。それで後悔しな
いのかと。それは本当の感情なのかと。

その胸に躊躇いがあればその躊躇いを、憤懣があればその憤懣
を、鬱憤があればその鬱憤を、その情理を、力を、刃を、向け
やすい「内輪」ではなく、いちど、「元凶」に向けてみてもい
いではないか。タマを獲る気はないか。食っていければ満足か
。それほどにその地位が欲しかったか。官僚からこれほど馬鹿
にされて、これほど虚仮にされて、それでもなお、その尊厳を
犯され続けるのか。それがジャーナリズムというものか。

タウンミーティングの「やらせ質問」という官僚・行政の傲慢
こそ、教育基本法が必要とされる現実を雄弁に証明している。
野党は声を合わせて審議日程の見直しと廃案を要求してほしい。
「これじゃあ、あまりに非道すぎるじゃありませんか。ひとつ
、仕切り直しませんか」と。

何故、矛先が鈍るのか。容赦するのか。安倍政権は教育改革が
最大の眼目じゃないか。一気呵成に殺せるではないか。靡(な
び)いて権力が獲れると思っているのか。いったい何のために
政治家になったのか。なんと粗末な、ちんけな「愛国心」か。

──タウンミーティングの「やらせ」を知り、ぼくはこのよう
なことを感じた。


freespeech21@yahoo.co.jp
http://www.emaga.com/info/7777.html

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