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(内容は ↑ 同じ)<安倍首相>「変化」期待の中韓両国側と思惑が一致―毎日新聞
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投稿者 天木ファン 日時 2006 年 10 月 02 日 13:10:02: 2nLReFHhGZ7P6
 

(回答先: <安倍首相>「変化」期待の中韓両国側と思惑が一致―Yahoo毎日新聞 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 10 月 02 日 12:43:37)

クローズアップ2006:安倍首相、中韓訪問へ 「改善」へ思惑一致

 ◇「靖国」対応が焦点−−参拝自粛、密約説も

 途絶えていた日中、日韓首脳会談が再開されることになった。小泉純一郎前首相が退場、安倍晋三首相に代わったのを機に、日本の「変化」を期待する中韓両国側と、アジア外交立て直しに強い意欲を示す安倍新政権との思惑が一致した結果だ。ただ、中国は安倍首相に対しても、靖国神社参拝の自粛を求める姿勢を変えていない。中国の胡錦濤国家主席や韓国の盧武鉉(ノムヒョン)大統領に首相がどういう見解を示すかが大きな焦点となる。

 ◇補選前「サプライズ」

 「中国としては安倍首相は任期中、靖国神社を参拝しないと理解している」。中国筋は1日夜、安倍首相の訪中が実現する方向になったことを明かしたうえで、安倍首相が胡主席との会談で参拝自粛を表明することに期待感を示した。首相は参拝問題について「行くか行かないかも含め言わない」ことを総裁選で強調していたが、具体的な対応は明らかでない。安倍首相サイドと中国の間で参拝自粛の密約が交わされた可能性を指摘する声も出始めている。

 安倍政権誕生を織り込む形で、外務省は新政権発足以前から中国、韓国との首脳会談実現を模索してきた。ただ、靖国問題がやはりネックとなった。9月23〜26日に東京で開かれた日中次官級の総合政策対話で外務省の谷内正太郎事務次官が首相の早期訪中を打診したのに、中国の戴秉国外務次官は「政治的障害を取り除く必要がある」と首相の参拝自粛を求めて合意できなかった。

 「訪韓だけではインパクトが薄い。訪中と訪韓はセットだ」(日本政府筋)。次官対話が不調に終わった後も日本側は中国との水面下の折衝を続けるとともに、韓国にも訪中を前提とした首相訪韓の受け入れを働きかけてきた。11月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)の開かれるベトナムでの日中・日韓首脳会談は実現する見通しが強まっていたが、首相にとっては10月22日投開票の衆院統一補選前の「訪中・訪韓サプライズ」は欲しいところでもあった。

 ただ、訪中・訪韓が実現しても、歴史認識問題で首脳同士の溝の深さが際立ってしまえば、かえって関係改善が遠のきかねない。中国側が首相訪中を受け入れたこと自体は関係改善の意欲の表れではあるが、対中強硬派を支持基盤とする安倍政権だけに、靖国問題などでの譲歩を危ぶむ見方も出ている。【平田崇浩】

 ◇中国−−対日実務外交の表れ

 中国の胡錦濤指導部が安倍首相を招き、首脳会談に応じる決断をしたのは、小泉前首相の靖国神社参拝で「国交正常化以来最悪」とされた対日関係を、安倍政権誕生を機に改善したいという強い希望からだ。事前折衝で安倍首相の今後の靖国参拝について、中国国民を一定程度、納得させる「合意」がなされた可能性も考えられる。

 胡指導部は小泉政権末期から「安倍首相誕生」を想定し、強硬姿勢から転換。「中日関係は重要な歴史的時期にある」(温家宝首相)と位置づけ、首脳・高官は最近、日中関係に言及する際は必ず「共に努力しよう」と繰り返した。

 これは日本を一方的に批判するのではなく、日中双方による打開策の模索や譲歩の必要性を強調したもので、実務的な対日関係を目指す胡指導部の姿勢が表れた。それが安倍首相の受け入れという最終判断につながったようだ。

 中国共産党は8日から中央委員会総会を開く。重要会議開催という時期に外国首脳を迎えるのは極めて異例。中国側の関係改善への熱意を日本側に伝える効果も期待しているようだ。

 ただ、安倍首相の訪中同意は「勇気」を伴う決断でもある。反日機運が根強い中、首相が訪中後、靖国参拝をすれば、指導部批判につながりかねない。このため、首脳会談では首相が靖国問題で、中国側が前向きと受け取れる発言をすることが約束されているとの見方も強い。【北京・飯田和郎】

 ◇韓国−−3カ国連携重視

 韓国政府は「安倍政権になっても靖国問題に関する従来の立場は変わらない」(外交通商省高官)との対日強硬姿勢を堅持し、歴史問題で日本が「誠意ある行動」を示すことを促してきた。靖国参拝問題への安倍首相の対応はなお不透明な部分が多いが、韓国としては、日中が動き始める中で現実的な選択をしたと言えそうだ。

 韓国政府内には「日本の友好国として、中国より先に(安倍首相と)首脳会談すべきだ」(外交通商省筋)との主張もあったが、結局は中国が先行するのを認めた。元々は中国に先立って首脳会談を開催する提案を日本から受けていたが、5〜8日が秋夕(旧盆)の連休のため、日程が合わなかった。安倍首相が中韓を連続訪問する形なら、日中韓の3カ国連携を重視するという盧武鉉政権の持論を「壊さない」と国内向けに説明できる利点もある。【ソウル堀山明子】

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 ■日中、日韓関係をめぐる最近の主な動き■

05年 4月 中国各地で反日デモが発生。町村信孝外相が訪中し李肇星外相に陳謝や再発防止を申し入れ

     同 小泉純一郎首相が胡錦濤国家主席とインドネシアで会談。以後、日中首脳会談が途絶える

    5月 来日した中国の呉儀副首相が小泉首相との会談をキャンセルし急きょ帰国

    6月 小泉首相が訪韓し盧武鉉大統領とソウルで会談

   10月 小泉首相が靖国神社参拝

   11月 韓国・釜山で小泉首相と盧大統領が会談。日韓首脳会談もこれを最後に途絶える

06年 4月 日本が竹島周辺の海洋調査を計画し韓国反発。外務省の谷内正太郎事務次官が急きょ訪韓し調査見送りで合意

    5月 カタールで日中、日韓外相会談

    7月 マレーシアで日中、日韓外相会談

    8月 安倍晋三官房長官が4月に靖国神社に参拝していたことが判明

     同 小泉首相が終戦記念日に靖国参拝

    9月 安倍首相就任に合わせて東京で日中外務次官級対話。日本側が首相の10月訪中を打診

     同 安倍首相が盧大統領に電話。早期会談で一致

   10月 安倍首相が中国、韓国訪問で最終調整

 (肩書はすべて当時)

毎日新聞 2006年10月2日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20061002ddm003010097000c.html

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