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□官邸機密費 分捕り合戦 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2532762/detail
官邸機密費 分捕り合戦
「官邸機密費はどうなるんだ」――。塩崎恭久議員（５５）が官房長官に就任したことで、自民党議員が密かに気にしているのが、巨額の官邸機密費だという。
「官邸機密費は、官房長官が領収書ナシで自由に使える“つかみ金”です。会計検査院のチェックもない。年間１４億円が予算計上され、さらに外交機密費３３億円のなかから相当額が“上納”されていると囁かれています。橋本内閣から小泉内閣までの歴代官房長官は、ほぼ毎月１億円ずつ使っています」（政界事情通）
使い道は、自民党議員が海外出張する時の餞別（せんべつ）、パーティー券購入、料亭代、内閣官房職員の給与上乗せ……と、なんでもアリだ。
これまで６年間、官房長官は福田康夫、細田博之、安倍晋三と森派出身で、しかも“政界の常識”に通じている議員が続いた。機密費が必要な議員にとっては、もらいやすかったという。それが丹羽・古賀派の塩崎長官でどうなるか、自民党議員は固唾（かたず）をのんでいるらしい。
「首相官邸は安倍首相の仲良しばかりで固められています。それも経験の浅い連中ばかり。彼らが仲間内で機密費を使ってしまうのでは、と危惧する声が上がっているのです。しかも、塩崎長官は政界で嫌われていて、『あんなヤツに頭を下げてまで機密費をもらいたくない』という議員までいます」（自民党事情通）
ま、しょせんはカネの分捕り合戦。どっちもどっちだ。
【2006年10月2日掲載】
2006年10月05日10時00分
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