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安倍首相の訪中、訪韓の時にぶつけた政治的パフォーマンスであり、訪中時には遠慮して訪韓時に合わせて行ったものである。
訪中と訪韓により、今のところは交流の再開に目処がついたところではあるが、今後には本格的に交流が深まる可能性がある。そうなると対米従属路線の日本軍国化は阻害される動きになるかもしれない。
従って、今回の訪中、訪韓に対して妨害を行って水を差しておく必要があるのである。
米国内の政治勢力の間に於いて暗闘が高まっている事は事実であろう。それが日本などに対する影響として出てきていることは何人かの論者が指摘している事である。
しかし、米国内のどの勢力においても興隆するアジア経済に寄生する他に米国の大国としての存続は考えられないのであるから、それを追求する道を歩もうとするのである。
米国にとっての都合のよいアジア経済圏を造りだすためにチャイナに対する軍事的圧力を常に掛けておく必要があるのだ。つまり日本をチャイナの隣に軍事的脅威爆弾として置いておく必要があるのである。
この日本爆弾または日本原子爆弾の信管または起爆装置として設定されていると考えられるのが北朝鮮なのである。
北朝鮮が爆発すれば日本爆弾は爆発する。この恐怖にチャイナも韓国もロシアも慄き警戒を緩めないわけである。
この様に軍事的予算を割くわけに行かない緊張状態に置く事によりアジア経済への寄生を続けようというわけであろう。
米国は直接に日本に命令を下すようなリスクの高い方策は採らない。外国にやらせるのである。
北朝鮮が核実験を何時やろうが彼らの都合しだいであり、その意味で何時だって構わない事である。
米国と北朝鮮の都合によって行った事であれば、本当の核実験であっても良いわけであり、また全く嘘の偽装的核実験であっても構わないわけである。
しかし、そんなことはお構いなしに、日本国民大衆は頭に血が上り軍国化の陰謀に乗せられて行く。それが狙いであり、選挙に自民党が敗北する事を阻止することが狙いであるのだ。
今回の核実験？に対する各国の総ての論評はその総てが政治的思惑が込められているものであると見なければならない。
例えばロシアは実験について他国の論評よりも規模が大きかったとの扱いをしている。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200610090019.html
爆発規模は広島並みかとロシア、北朝鮮発表の核実験
2006.10.09
Web posted at: 20:58 JST
- CNN/AP
モスクワ――朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）が９日に実施したと発表した地下核実験で、ロシアのイワノフ副首相兼国防相は同日、爆発はＴＮＴ火薬で５０００トン─１万５０００トン規模だと述べた。これが事実なら、韓国の地質資源研究院が発表していた５５０トンよりはるかに大規模となる。
ＡＰ通信によると、１９４５年に広島に落とされた原爆は１万５０００トン相当だった。
北朝鮮の実験の有無については、日米、韓国が科学的な検証がさらに必要として、実施確認に慎重姿勢を示しているが、ロシアは自国の観測所の情報を引用、実験に踏み切ったと断定している。
イワノフ国防相は、実験の実施場所も突き止めたが、北朝鮮と接するロシア領土における環境状態は正常である、とも述べた。
ロシアのインタファクス通信は、モスクワの外交筋を引用、北朝鮮当局は北朝鮮・平壌のロシア大使に実験開始の約２時間前、通告があった、と報じた。この情報の真偽は不明。
ロシアは安倍首相の訪中、訪韓を見て面白い筈がない。訪ロを望んでいる事は確かである。従って北朝鮮の日本への脅威はロシアにとって望ましいものであり、その線に沿っての論評を行ったものであろう。
見逃してならない最重要の論評は、実験前の米国のものでありこれは実験そのものへものではないが 、米国が実験を容認すると言った内容のものであった。
「致命的な脅威ではない」と言うものであった。
北朝鮮の周りの国々でない米国がこの様な事を言えるのであろうか！？ 普通に考えれば、全く他国を馬鹿にした言い方であるのだが、どの国もこの発言に対して抗議をしなかった。不思議な事ではないか。
この発言は、米国側が前もって実験の規模と内実を知っていた故のものであると考えられる。
つまり、本当に「致命的な脅威ではない」実験？であることを米国は知っていたのである。そうであるが故に、諸外国の神経を逆なでしかねない危険性を含んだ発言を行う事が出来たのである。
このスノー米国大統領報道官の話に沿って北朝鮮の核実験？は行われたものと考えてよい。
レストランはお客に注文に応じて美味しい朝食を用意した。見返りはある筈ではないのか。チップもつくかもしれないのだ。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061006AT2M0600E06102006.html
北朝鮮、核放棄なら「多くの見返り」・米大統領報道官
【ワシントン＝丸谷浩史】スノー米大統領報道官は5日の記者会見で、北朝鮮に核実験の中止を重ねて促すとともに、6カ国協議に復帰して核開発計画を放棄すれば、経済支援などの「多くの見返りがある」と強調した。同時に、北朝鮮の核実験は「致命的な脅威ではない」と述べ、米国との直接対話を求める北朝鮮の「瀬戸際戦術」には応じない考えを示した。
報道官は国連安全保障理事会を中心とする外交交渉を見守る姿勢を示したうえで「核兵器を持つ北朝鮮は容認できない」とブッシュ政権の原則的立場を繰り返した。
そのうえで、北朝鮮が核開発計画を放棄した場合は(1)朝鮮戦争の正式な終結(2)経済支援(3)米国との対話――などが可能になると指摘し、6カ国協議への復帰を求めた。 (11:33)
ちなみに、実験の実態については様々な疑問を含む観測が出てきている。
冷静な議論が置き去りにされて国民の頭に血が上る事が目的であろうが、見え見えの政治劇に乗せられてはならない。↓
北朝鮮の核実験は本物か―「東京新聞」特報
http://www.asyura2.com/0610/senkyo27/msg/460.html
投稿者 天木ファン 日時 2006 年 10 月 11 日 12:47:31: 2nLReFHhGZ7P6
「安倍ちゃん訪韓熱烈歓迎！」 金正日ちゃんの核実験？
http://www.asyura2.com/0610/senkyo27/msg/406.html
投稿者 新世紀人 日時 2006 年 10 月 09 日 17:03:46: uj2zhYZWUUp16
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