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北朝鮮の主張にも「三分の理」はある-「最終目的は朝鮮半島の非核化(毒蛇山荘日記(10/12))」
http://www.asyura2.com/0610/senkyo27/msg/614.html
投稿者 JAXVN 日時 2006 年 10 月 16 日 08:41:15: fSuEJ1ZfVg3Og
 

(回答先: 「核があることで攻められる可能性が低くなる、なくなる、やればやり返すという論理はあり得る」って北朝鮮の主張じゃない? 投稿者 happyblue 日時 2006 年 10 月 15 日 22:31:05)

皆様、こんにちは。
逆に言うなら「なぜ米国は核を持っていてもどこからも、何の制裁も受けていないのに、我々が核を持とうとしたらなぜ制裁されるのか?」「インドやパキスタンは核実験をしても非難も制裁もされていない。なぜ我々だけが非難され制裁されるのか?」という北朝鮮の主張は全く理が無いわけではない。少なくとも、いわゆる「三分の理」はあるという事もあるように思います。現在の「核クラブ」会員の特権は認めながら、新たな入会届けは断固として拒否する、というのは確かに二重基準に違いありません。核クラブ国家側の方は、「民主主義国家は核を持っても良いが、独裁国家は核を持ってはいけない。」と言うかも知れませんが、「では現在のロシア、中国、パキスタンは民主主義国家なのか?」という事にもなりますし。

「 最終目的は朝鮮半島の非核化。

これは正論だが…。しかし、それにしてもキム・ジョンイル様もよくやるね。ジョンイルの言うことは間違っていない。明らかに、ブッシュや安倍より、頭脳も戦略も数段上である。むろん、今すぐ、朝鮮半島を攻撃して、一撃で撃破できると妄想して粋がっている日本のネット・ウヨなど問題外だろう。

ブッシュや安倍がどうあがいてもジョンイルをつぷすことは出来ない。ジョンイルの延命戦略を指をくわえて眺めているだけだろう。

というあわけで、北朝鮮政府の言い分はどういうものだろうと思っていたら、、以下のような声明文が公開されているらしい。世界を相手に孤軍奮闘している北朝鮮だけのことはある。これは、明らかに正論である。しかし弱者の正論は、しばしば、世界の妄言として排斥され、抑圧され、隠蔽されるものである。はたしてどういう結末になるものやら。


「最終目的は朝鮮半島非核化 朝鮮外務省声明

 朝鮮外務省は3日、自衛的戦争抑止力を強化する新たな措置を取ることと関連して、全文次のような声明を発表した。

 こんにち、朝鮮半島では日ごとに増大する米国による核戦争の脅威と極悪な制裁圧力策動により、わが国家の最高の利益と安全が由々しく侵害され、わが民族の生死存亡を決する厳しい情勢が生じている。

 米国は最近、強盗さながらの国連安全保障理事会「決議」の採択でわれわれに事実上の「宣戦布告」をしたのに続き、朝鮮半島とその周辺で第2の朝鮮戦争挑発のための軍事演習と武力増強策動をよりいっそう狂ったように繰り広げている。

 米国はこれと同時に、朝鮮を経済的に孤立、窒息させてわが人民が選択した社会主義制度を崩そうとする妄想のもと、あらゆる卑劣な手段と方法を総動員して朝鮮への制裁封鎖を国際化しようとあがいている。

 現在、ブッシュ政権は自らが決めた時限内にわれわれが屈しなければ懲罰すると最後通牒を突きつける境地にまで至った。

 米国の反朝鮮孤立圧殺策動が限界点を超えて最悪の状況をもたらしている諸般の情勢のもとで、朝鮮はこれ以上、事態の発展を手をこまねいて見てはいられなくなった。

 朝鮮はすでに、ブッシュ政権の悪らつな敵対行為に対処して、国の自主権と民族の尊厳を守るため必要なすべての対応措置を講じていくと宣布したことがある。

 朝鮮民主主義人民共和国外務省は委任により、自衛的戦争抑止力を強化する新たな措置を取ることに関連して次のように厳かにせん明する。

 第1、朝鮮民主主義人民共和国科学研究部門では今後、安全性が徹底的に保証された核実験を行うことになる。

 われわれは、米現政府が朝米基本合意文を覆し、朝鮮の自主権と生存権を由々しく脅かしたことに直面し、やむをえず核拡散防止条約(NPT)から脱退した。

 米国の核戦争脅威と制裁圧力策動がエスカレートするに従い、われわれは透明な対応過程を経て合法的に現代的な核兵器をつくったことを公式に宣布した。

 核兵器保有宣布は核実験を前提にしたものである。

 米国の極端な核戦争威嚇と制裁圧力策動はわれわれをして、相応の防御的対応措置として核抑止力確保の必須的な工程上の要求である核実験を行わざるをえなくした。

 第2、朝鮮民主主義人民共和国は絶対に核兵器を先に使用しないし、核兵器を通じた威嚇と核の移転を徹底的に許さないであろう。

 自らの頼もしい戦争抑止力がなければ人民が無念にも犠牲になり、国の自主権が余すところなく翻弄されるというのは、こんにち、世界のいたる所で生じている弱肉強食の流血の惨劇が示している血の教訓である。

 われわれの核兵器は徹頭徹尾、米国の侵略脅威に立ち向かって国家の最高の利益とわが民族の安全を守り、朝鮮半島で新たな戦争を防ぎ、平和と安定を守る頼もしい戦争抑止力になるであろう。

 朝鮮はつねに、責任ある核保有国として核拡散防止分野において国際社会の前に負った自身の義務を誠実に履行するであろう。

 第3、朝鮮民主主義人民共和国は朝鮮半島の非核化を実現し、世界的な核軍縮と最終的な核兵器撤廃を推進するため多方面にわたって努力するであろう。

 われわれは半世紀以上もの間、米国の核脅威、恐喝を直接受けてきており、そうしたことから朝鮮半島の非核化を真っ先に提起し、その実現のために最大限の努力を傾けてきた。

 しかし、米国はわれわれのすべての雅量と誠意を系統的に蹂躙し、われわれが掲げた非核化理念をわが人民が選択した思想と制度を孤立、圧殺することに悪用した。

 われわれの最終目標は、われわれの一方的な武装解除につながる「非核化」ではなく、朝米敵対関係を清算し、朝鮮半島とその周辺からすべての核の脅威を根源から取り除く非核化である。

 対話と協議を通じて朝鮮半島の非核化を実現しようとするわれわれの原則的な立場に変わりはない。

 朝鮮は、あらゆる挑戦と難関を果敢に切り抜け、われわれの方式に従って朝鮮半島の非核化を必ず実現するため積極的に努力するであろう。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2006.10.11] 」」
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20061012

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