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政治家正森成二を懐かしむ(天木直人)【展望社:天木・筆坂熱血インターネット対談】
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投稿者 天木ファン 日時 2006 年 12 月 13 日 10:58:58: 2nLReFHhGZ7P6
 

我ら言葉のほかに失うものなし
天木・筆坂熱血インターネット対談 


2006/12/13(Wed)
政治家正森成二を懐かしむ(天木)
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政治家正森成二を懐かしむ
天木直人

 12月12日の朝日新聞「惜別」欄に正森成二の追悼記事が載っていた。衆議院予算委員会で政府を追及する若かりし日の正森成二の勇姿を思い出させる一枚の写真とともに。
 私は昨今の国会論議の死滅をなげく国民の一人である。国会議員の質の劣化に暗澹たる思いを抱く一人である。メディアに迎合しテレビ出演にうつつを抜かしてばかりいる今の政治家。地道な勉強を重ね国会論戦を通じて国民の前に政府の不備、不正を追及するという本来の政治家の使命を忘れた今の政治家。そのような政治家ばかりとなった昨今の日本の政治にうんざりしていた私に、この朝日の記事はつかの間の清涼剤を与えてくれた。
私がまだ外務省の駆け出しの官僚であった70年代の初め、ソウル地下鉄疑惑問題が爆発し、毎日のように国会対応に追われたことがあった。日本の援助が韓国の朴政権てこ入れに使われ、その一部が自民党政権に還流されていたという疑惑である。その疑惑追及の急先鋒が正森代議士であった。
本来ならば政府の敵である共産党正森代議士である。その追及をかわす外務省局長を助ける立場にある私にとっては、困難な仕事を増やしてくれる厄介な共産党の代議士である。事実私は彼の質問の答弁を作成するのに徹夜の毎日を強いられていた。しかし私は何故か正森代議士に敬意を抱いていた。国会のエレベーターで二人だけになることがあった。駆け出しの官僚である私にとって正森代議士は威圧的な代議士であった。「がんばって下さい。応援しています」と敵に塩を送るわけにもいかない。逆に「おてやわらかにお願いします」という気もなかった。沈黙の時間が長かった。
その正森氏が私の国会経験野中でもっとも輝いた時が、あの浜田幸一の暴言に対し大声をだして敢然とそれをいさめた時だ。予算委員長という要職にありながら宮本顕治共産党議長を殺人者よばわりした侮辱発言事件があった。その時正森成二は予算委員会の場で大声を上げてこれを糾弾し国会をストップさせた。ついに浜田幸一が委員長辞任に追い込まれた。
大阪で貧しい人々の為に弁護士として働き、日本共産党から衆議院当選9回を重ねた正森は、対韓援助疑惑のほかにもロッキード事件、リクルート事件、金丸5億事件など、事実をとことん調べ、鋭く鮮やかに歴代首相に国会の場で堂々と切り込んだ。その姿に駆け出し官僚の私は感動したのである。
正森にたしなめられた浜田は、やがて国会議員を辞め、息子を国会議員に後継させた後は、テレビタレントよろしくテレビに重用され、元国会議員の品格を汚すお粗末な発言を繰り返しこの世の春を謳歌している。
私が正森成二の死を悼むのは、単に彼がこの世からなくなっていったばかりではない。それにつづく国会議員が出てこないことを悲しむのである。

http://www.tembosha.com/kd_diary/kd_diary.cgi?20061213

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