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[暴政]Ooh oh!安倍総理好みの「教育統治」で本当にイジメも児童虐待もなくなりますか? 
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投稿者 鷹眼乃見物 日時 2006 年 11 月 17 日 06:05:47: YqqS.BdzuYk56
 

■[暴政]Ooh oh!安倍総理好みの「教育統治」で本当にイジメも児童虐待もなくなりますか? 

【画像の解説】

f:id:toxandoria:20061116222233j:image
Christina Aguilera

<注>お手数ですが、画像は下記URLでご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20061116

・・・・・1999年秋のデビューながら、もの凄い勢いでスター街道を驀進中のアメリカン・ポップスの歌手。ポルトガルのファドを感じさせる新曲のバラード『HURT』(toxandoriaは、今はまっています!)、初めてのスペイン語版CD『mi reflejo』(2000)も注目!

・・・・・彼女はエクアドル人の父とアイルランド人の間に生まれたハーフでスペイン語系のアメリカ人です。父が米陸軍の軍人であったため3歳から6歳頃まで日本に滞在したことがありますが、その幼少時代に父から虐待を受けた過去があり、その経験は彼女の心に深い「傷」(Hurt)を残したようです。両親はその後に離婚しています。今、クリスティーナは世界中の子供たちを救済するプロジェクトにかかわっており、特にスペイン語圏の子供たちへの思い入れが強いようです。

・・・・・クリティーナ・アギレラの『HURT』、『mi reflejo』(初めてのスペイン語版CD)などのCDは、アマゾン・ドットコム(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006CTJN)などで購入できます。

・・・・・以下、本論・・・・・

「教育基本法改正案」が11月15日に与党単独で強硬採決(於、衆議院・特別委員会)され、この採決に激しく反発した野党は衆参両院で全ての国会審議を拒否することになり、与野党の対立が激しくなっています。他方、安倍首相の諮問機関である「教育再生会議」(野依良治・座長)が「教育改革の方向性」(七つの指針)を13日までに取り纏めていたことが、一部で報道されています(11/14産経新聞)。この方向性のポイントは次のとおりです。

●コーポレート・ガバナンス型の強力な「教育統治」の確立(市場原理の導入による教育の生産性向上?)
●教育委員会制度の全面的な見直し(教育の中立性の破棄?)
●指導力不足教員への厳格な対応と良い教師の激励(市場原理、教員の商品化?)
●教育再生のための具体的な行動計画の策定(教育現場への“責任転嫁”徹底プラン?)
●教員養成及び同任用の抜本的改正(教員の商品化? 教育市場主義の深化?)
●必要授業の確保とカリキュラムの見直しによる学力の向上(子供たちの商品化・市場ツール化?)
●学校以外の家庭・地域・マスコミを含めた全国民的な当事者意識の醸成(国家主義に相応しい美しい国の完成?)

この「教育統治」は「企業統治」(コーポレート・ガバナンス)の教育版ということになります。つまり、「企業統治」のやり方(=市場原理)を参考にしながらイジメ問題や必修科目の履修漏れ問題等の不祥事の発生を防いで教育行政全般を立て直すために、教育に関する国家統制型の一元的スタイルを強化するという訳です。安倍首相は、」“すべての子供に高い学力と規範意識を身につけさせる”と宣言しているので、来年4月に行われる全国学力テストの結果に基づいて、学校評価制度の導入・教員免許更新制・教育バウチャー制・大学改革・イジメ自殺対応マニュアルなどに順次着手する予定です。

しかし、この「教育再生会議」の“一般国民に対する公表が巧妙に先送りされる”なかで(ごく一部の体制派のメディアには意図的にリーク?)、シナリオどおりに先ず「教育基本法改正案」が強硬採決された訳です。また、11月14日に伊吹文部大臣は“教育現場に一定の解釈の幅を与える「教育指導要領」が高校における履修漏れの問題など教育現場の混乱を引き起こしたので、今後はより厳しく法令でカリキュラム内容等を決めるようにしたい”という主旨の発言(11/15、NHKラジオのニュースなどで報道)をしています。しかし、問題の責任の特定ができない現時点における、この類の発言はタウンミーティングの「ヤラセ問題」も含めた総理大大臣や文部大臣らの卑怯な責任回避であり、また、彼らの当事者意識がゼロであることの証明に他なりません。こんな程度の認識しか持てない政治権力者が「上からの統治」だけを強化すると宣言するのは余りにも身勝手で虫がよい話だと思います。

ところで、「イジメによる子供の自殺」や「その責任を苦にした校長の自殺」のニュースが連日のように報じられていますが、この「イジメ問題の発生件数」についての正確な数字を文部科学省は未だ十分に把握できていないようです。しかし、当初イジメが主な原因で自殺した公立小中高校の児童生徒の人数をゼロと発表していた文部科学省は、漸く、11月初めになってから「1999年度から2005年度の7年間に、実は、いじめが原因と疑われる自殺が全国で少なくとも16件あることが分かった」と発表したことを11月6日付の毎日新聞が報じています(参照、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061104-00000011-mai-soci)。このように「高校の未履修科目問題の決着」、「イジメの実態調査」、「タウンミーティング問題の解明と責任の取り方」などが殆んどウヤムヤの中で、むやみと「教育基本法」だけに突っ走る“この不自然さ”の背景には一体何が潜んでいるのでしょうか?

一方、連日のように報じられている問題に「児童虐待事件」があります。こちらは厚生労働省所管だそうですが、実は「児童虐待事件」と「学校におけるイジメ問題」には共通した背景の存在が窺えます。そこには、「大元の根本原因?(これについては後述)」→「イジメ社会が深化しつつある」→「疲弊した親たちのストレスが蓄積する」→「その疲弊した親たちが幼少期に受けた虐待の『傷(Hurt)』が再現・悪化する」→「その結果として、これらの弱い親たちが自分の幼い子供を虐待する」→「虐待を受けた子供がある程度まで成長すると、今度は他の弱い子供をイジメる」→「イジメの空気が学校内へ伝播する」という負の連鎖が想像できます。見方次第で、これは国家存亡の危機だといえます。従って、この問題については早々と省庁の壁を取り払い、それこそ、緊急に国民と子供たちのコミュニケーション能力を回復するための全国民的な取り組み体制を作るべきだと思います。「教育統治」の確立(市場原理の導入による教育の生産性向上?)を目指す「教育再生会議」(安倍首相の諮問機関/野依良治・座長)などは早々に解散し、この取り組みのためのタスクフォース(taskforce/機動部隊)を即刻立ち上げるべきです。「教育法改正」や「愛国心」などは、その後にユックリやればいいじゃないですか? この点で、今、安倍政権が急いでやろうとしていることは全く“アベコベ”です。

2006.11.15付・日本経済新聞のコラム記事「春秋」(日経サイエンス創刊35周年記念増刊号「こころのサイエンス」で発表される、友田明美・助教授(熊本大学)のアメリカでの研究成果を紹介した内容)によると、児童相談所で虐待の通報を受けて処理する件数は年間で約3.4万件ですが、アメリカではこれが年間で約300万件という驚くべき数字になっています。因みに、ここ十数年で我が国の自己破産申請件数が非常に増えており、平成15年は平成元年と比べると26倍以上(24万件超)となっています(司法統計年報より、http://courtdomino2.courts.go.jp/tokei_y.nsf)。また、消費者相談窓口に寄せられる「住宅ローンの返済が困難」という相談、つまり住宅ローン破綻件数も10年前に比べると約2.7倍に増えています(http://www.webvision.jp/money/loan/20050514/index.html)。しかも、東京三菱銀行N.Y.事務所などの調査・研究の結果から敷衍すると、これら日本の数字の加速傾向は自由原理主義経済の深化とともに着実にアメリカを追いかけつつあるように思われます(参照、[toxandoriaの日記/「国民の人見御供」を容認する「残忍な金融資本主義国」、ニッポン]http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20060221)。

従って、日本の児童相談所における虐待の通報・処理件数が100万件の大台に達するのも、そう遠いことではなさそうです。これが国家存亡の危機でないとするなら、それは何と呼べばよいのでしょうか? また、同記事によると、「イジメ自殺」も「児童虐待」と同様に連鎖を起こすようです。英国の研究によると、子供の頃に虐待を受けた親の1/3が自分の子供を虐待し、普段はその現象が発現しないのに仕事などのストレスが引き金となって虐待に走るケースが1/3あるそうです。このことから、虐待は2/3が次の世代へ連鎖することになります。また、日本では子供が命を落とすほど酷い虐待が起こっていますが、この場合にはその虐待の痕跡、つまり「脳の傷」が成人後も消えないそうです。また、このような酷い虐待を受けた子供たちは「愛情遮断症候群」と呼ばれ、心身の発達に障害を及ぼします。そして、友田助教授は「親身になり、子供たちからジックリ話を聞いてやるような、社会的なコミュニケーション支援の仕組み作りが必要だ」と訴えています。

もう一つ肝要なのは、このように「限りなくイジメの原因が湧き出す社会の有り方そのものに対して勇気を持って疑問をぶつける」(そのぶつける相手は日本政府)という心的態度(=批判精神)の大切さに多くの大人(多くの有権者)たちが早く気づくことです。健全な民主主義社会は批判精神を持続してこそ初めて維持できるのです。そして、具体的には、様々な問題分野で日常的な生活世界の人間的紐帯の役割を担っている「フランス型のアソシエーション」のような、あるいは「EU型の社会的市場経済」(社会の下に市場経済を位置づける)のような考え方を再検討すべきです(参照、[toxandoriaの日記/]「格差拡大の時代」(政治的事故)を予見したポール・ヴィリリオに学ぶ]http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20060328)。

2005年9月の「郵政民営化・参院否決→解散・総選挙」以降に日本で起こったことを比喩的に言えば、これは比類稀なる「政治上の大事故」です。つまり、小泉・前首相による「憲法違反と政治的暴走」(=非武力的クーデタ)によって、その後の日本では「暴政状態」が日常化してしまったということです。それを禅譲の形で引き継いだのが同類の三世(寄生)議員である安倍首相です。見方を変えれば、日本では二世・三世の世襲(寄生)議員らによる「擬装民主主義的な独裁政治体制」が敷かれてしまったのです。しかし、感受性豊かな子供たちには誤魔化しが効きません。彼らは日本の社会の中に「このように酷薄な国民イジメの仕掛けが装填されていること」を敏感に感じ取っているはずです。そして、これこそが、「イジメと虐待の社会的な連鎖」の大元の原因となっているのです。結局のところ、そのような流れの中から出てきたのが今回の「教育基本法改正案」の強硬採決です。

従って、安倍政権が「教育基本法改正」と「教育統治の手法」の実現を急いで「イジメ・虐待」など、日本国民の心の深奥にかかわる問題を解消しようとするのは本末転倒以外の何物でもありません。別に言えば、それはヤブ医者の誤った処方箋のようなものであり、誤診であることが見えすぎています。更に、この問題が厄介なのは、一部の良識的なブロガー、少数派の良心的なメディア、あるいは少数派の批判的な国民・市民以外は、最早このような問題を真剣に考えようとしなくなっていることです。というより、大方の国民の目には、日本のメディアの堕落によって、この問題の本質が殆んど見えていないのです。しかも、安倍首相の著書『美しい国』と着想が似ている久保木修己著『美しい国、日本の使命』 (http://www.amazon.co.jp/gp/product/488201081X?tag=gumintou-22&link_code=sp1&camp=2025&dev-t=D3A0EVSPCPV0FK)という本が存在することを知り驚いています。両著書の検証が必要と思われるところですが、このような意味でも日本のメディアの責任は重大です。

・・・・・

以下に[2006-09-28付toxandoriaの日記/2006年、夏のフランドル(オランダ・ベルギー)旅行の印象/オランダ・総集編1]http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20060928から、当記事に関連する部分を再録し、最後に(参考資料)としてクリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)の『Hurt』の歌詞を転載しておきます。

・・・・・http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20060928の再録、始まり・・・・・

たしかに安倍政権には“異様な雰囲気”があります。あまり気付かれていないようですが、300万・東京都民の信認を得ていると自負する、あの石原・東京都知事がエラく安倍政権を持ち上げていることが気掛かりです。少々、次元の違うような話になりますが、今、読んでいる『ミメーシスを超えて』(勁草書房)のエピローグで、著者の岡田温司氏(バイオポリティクスに注目している京都大学総合人間学部助教授、美学美術史学担当)が次のように書いている件(くだり)が目に止まりました。このような観点からすると、やはり二世・三世の政治家たちが語る「美しい」国というコトバには、十分に用心しなければならないと思います。

『・・・前略・・・私たちが過去を想起したり記録するとき、はからずも、それを語る現在の私たち自身の幻想や欲望が投影されるのは避けがたい。知の対象と知の行為を切り離すことはできないのだ。だからといってもちろん私は、歴史にかこつけて何を語ろうと自由だ、などと居直るつもりはない。絵の見方、そして美術の歴史の語り口をこれまでの「父の機能」の一党支配から解放して、もっと風通しのいいものとするには、いかなる方法的戦略が有効であるかを問い直したいと考えているだけである。・・・途中略・・・近年、ヴィジュアル・リテラシー(視覚的識字)とかカルチュラル・リテラシー(文化的識字)という問題(=つまり、教育の問題)が意識されるようになってきた。いかなる状況において、どの位置からどんな切り口で誰に向けて何を語るのか。私たちは、もはやそのことに無頓着ではいられなくなっている。だが、そうした「美術史」のアイデンティティ(=美しいとは何を指すのか?)の揺れは、私たち自身が私たちの語り口に自覚的で反省的たろうとする証(あかし)とも評価することができるだろう。確固たる不変のアイデンティティ(=例えば、ドグマ化・化石化したナショナリズムのようなアイデンティティ)なるものを「美術史」がなおも振りかざすとしたら、私たちはもはやそんな「美術史」を信用することはできない。・・・後略・・・』

・・・・・同上の再録、終わり・・・・

(参考資料)

Christina Aguilera 『Hurt』 Lyrics“ Seems like it was yesterday when I saw your face” (by http://www.moron.nl/lyrics.php?id=90039&artist=Christina%20Aguilera

You told me how proud you were
But I walked away
If only I knew what I know today
Ooh, ooh

I would hold you in my arms
I would take the pain away
Thank you for all you've done
Forgive all your mistakes
There's nothing I wouldn't do
To hear your voice again
Sometimes I wanna call you
But I know you won't be there

Oh
I'm sorry for blaming you
For everything I just couldn't do
And I've hurt myself by hurting you

Some days I feel broke inside, but I won't admit
Sometimes I just wanna hide cuz it's you I miss
And it's so hard to say goodbye when it comes to this
Ooh, oh

Would you tell me I was wrong?
Would you help me understand?
Are you looking down upon me?
Are you proud of who I am?
There's nothing I wouldn't do
To have just one more chance
To look into your eyes and see you looking back

Oh
I'm sorry for blaming you
For everything I just couldn't do
And I've hurt myself

Oh
If I had just one more day
I would tell you how much that I missed you
Since you've been away
Oh, it's dangerous
It's so out of line
To try and turn back time

I'm sorry for blaming you
For everything I just couldn't do
And I've hurt myself...
...By hurting you

【気分転換フォトギャラリー/仙台、晩秋の風景[1]】

f:id:toxandoria:20061116222819j et al.

(参考URL)

http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/

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