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中川昭一 次の狙い 尖閣諸島に視察行 [AERA]
http://www.asyura2.com/0610/senkyo28/msg/578.html
投稿者 white 日時 2006 年 11 月 27 日 19:55:12: QYBiAyr6jr5Ac
 

(回答先: <近聞遠見>「2人の中川」どこへ行く=岩見隆夫 [毎日新聞] 投稿者 white 日時 2006 年 11 月 27 日 16:19:36)

□中川昭一 次の狙い 尖閣諸島に視察行 [AERA]

 http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20061127-02-0101.html

2006年11月27日
中川昭一 次の狙い 尖閣諸島に視察行
安倍政権になって、なんとか中韓との関係も改善の途についた。
……と思ったら、この人が物騒な核保有論議の口火を切った。
そして続いて狙っているのは、どうやら「尖閣諸島視察」らしい。
 懲りないのか、確信犯なのか。
「安倍晋三首相の訪中で、やっと中国との関係もよくなってきたのに。どうして今、こんなことを」
 自民党内で親中派ベテラン議員をそう嘆かせているのは、中川昭一政調会長だ。核保有論議を巻き起こしたかと思えば、今度は11月中にも尖閣諸島を視察する、というのだ。尖閣諸島といえば、日本に対して中国が領有権を主張する「熱い」場所。付近には東シナ海のガス田があり、開発をめぐって対立が続いている。
「国会審議の合間を縫い、11月22〜23日あたりに視察を考えているようです」(自民党関係者)
 当の中川氏本人に聞いてみると、
「まだ決まってませーん」
 では、行きたいとは思ってるのかと突っ込んだら、
「まあ、しばらく行ってないからなあ」
 やっぱり行こうとしていた。
 中川氏は経済産業相だった2004年にも、尖閣諸島を含む東シナ海上空を視察した「実績」がある。しかし、交渉当事者の閣僚が情報収集のために視察するのと、「長い冬の後の雪解け」の時期に与党幹部が足を運ぶのとでは、意味合いが違う。
「政調会長という立場をどう考えるのか」
 前出のベテランが、そう憤るのも無理はない。
 中川氏の言動を振り返ってみよう。核保有論議の勃発は10月15日のテレビ番組。「核保有について議論すべきだ」と言い出した。
 非核三原則にもかかわるだけに、当然ながら野党だけでなく、自民党内からも批判が噴き出した。11月5日、親中派の二階俊博国会対策委員長は、
「誤解を招きかねない発言であり、重要な立場の人は慎むべきだ。任命権者の責任を問われる事態になりかねない」
 と痛烈に批判した。それでも中川氏は一歩も引かなかった。
「自分の国は最低限どこまで自分で守れるかが土台にないといけない。米国が全部面倒を見てくれるという国家は独立国家ではない」

安倍首相と役割分担?
 安倍首相はというと、「非核三原則を守っていくことで閣僚も党幹部も一致している」と繰り返す一方、核保有の議論については容認するという姿勢をみせている。そもそも官房副長官だった02年の講演で、核兵器の保有は憲法の禁ずるところではないと発言して野党の批判を浴びたこともあり、もともと核に関する考えは中川氏に近いと見る向きは多い。
「本当は安倍さんが自分で言いたいことを、中川さんが安倍さんのために言っている」(安倍氏周辺)
「政治家が損得勘定で動けば国は滅びる」という中川氏があえて騒ぎを起こし、北朝鮮と中国を強く牽制したい思いもある首相と「役割分担」をしているというわけだ。
 ここでややこしいのは、野党にも中川氏の問題提起を支持する声があることだ。最近の世論調査でも「核保有について議論をすべきだ」という意見が、「すべきでない」を上回っているものもある。現実には米国の「核の傘」の外に出るのは難しいが、中川発言は一石を投じた形になった。
 一体、中川氏とは、どういう人物なのか。父は自民党総裁選で敗れた末に非業の死を遂げた故・中川一郎元農水相。北海道出身でタカ派としてならし、「北海のヒグマ」と呼ばれた。その息子として東京で育ち、麻布中学・高校から慶応大に入るが中退し、東大法学部へ進む。父の死で衆院選に出て、現在まで連続8回当選。農水族の道を歩んできた。小渕内閣で農水相として初入閣したが、重用されたのは小泉内閣だ。経済産業相から2度目の農水相に横滑りし、小泉政権5年半のうち3年を閣内で過ごした。そして9月の安倍政権発足とともに自民党の政策責任者になった。

「余計なことを言う人」
 それだけに中川氏の発言の影響は大きい。今月13日、金融政策について聞かれ、
「利上げなんて、とんでもない。労働分配率はプラスになっていない。景気回復は本当なのか」
 と日本経済悲観論を展開し、大変なことになった。発言を受けて海外市場で円が急落したのだ。
 ところが翌日、今年7〜9月期の国内総生産(GDP)の数値が発表されてみると、「年率2%の成長」。為替ディーラーたちは一斉に円を買い戻した。
「中川氏はすっかり『余計なことを言う人』という扱いになった」(ヘッジファンド関係者)
 もともと、「過激発言」は数知れず。政策の好き嫌いも激しいようだ。霞が関では官僚がぼやいている。
「来年度予算編成が目の前にあるのに、初めて説明のアポが取れたのは政権発足からお願いし続けて1カ月もたってからだった」(財務省関係者)
「経済産業相の時は、何かっていうと『だったらお前ら勝手にやれ、俺は知らん!』と怒鳴った。政調会長になってからも、なぜか通商政策ではアポが取れるけど、産業政策になると、いつも時間がない」(経産省関係者)

めぐみさんの話して涙
 しかし、意外にも「実は、性格は内気」と周辺の人たちは口をそろえる。
「ホントは優しい、いい人なんですよ。大臣なら官僚はみんな部下なのに、中川さんは自分より年上の役人には必ず『さん付け』で呼んでいた」(農水省OB)
「情にもろく、泣き虫」という評もある。中川氏が拉致議連の会長だった頃、横田めぐみさんの話をしながら、「わかりますか? めぐみちゃんが拉致されたことを。めぐみちゃんの気持ちを考えてみてください」と言いながら、ぼろぼろ涙をこぼしていたという。
 地元は父の跡を継いで北海道だが、都会派の坊ちゃん育ちなだけに、原野が広がる地で苦労もしたようだ。畑でビートが育っているのを見て「今年のホウレン草は豊作ですね」と言ったのが伝説になったりしているという。
 そして中川氏といえば、切っても切れないのが「酒」。酒飲みとして知られ、しかも翌日に残る。大臣時代、記者会見に千鳥足、充血した目で現れたことも多い。小泉前首相から禁酒を命じられたこともあったという。着実に政界の階段を上っているのに「中川総理待望論」が出ないのは酒のせい、というのが衆目の一致するところだ。中川氏を知る農水省OBは「父を強く意識している」とみる。
「タカ派なんてポーズですよ。一郎さんと同じようにしなきゃって強迫観念があるみたい。お父さんも毎晩ベロベロになるまで酔うことがしょっちゅうだった」

「不安定で心配」の声
 そんな「無頼派」の中川氏だが、安倍首相との付き合いは古い。中川氏がまだ若手議員だった90年、安倍氏の父の故・晋太郎氏らとともにソ連を訪問した時、安倍氏も父の秘書として同行している。安倍氏が父の跡を継いで衆院議員になってからは、自主憲法制定や歴史教育見直しなどで行動を共にしてきた。
「坊ちゃん同士、DNAが呼び合うんでしょ」(中川氏周辺)
 しかし、安倍氏が割と安定している感じを醸し出しているのに対し、中川氏の周りでは「不安定で心配」という声が止まない。
 今月16日の朝食会で、講演者の中川氏は目の周りが赤く体調が悪そうで、1時間ほどの予定だった講演が20分で終わってしまった。
「残りの時間は質疑で無理やりもたせていたけど、同じことを何度も繰り返して言ったり、ジーッと黙って下を向いたまま30秒くらい動かなかったり。風邪で調子が悪いといっていたが、お酒の話も聞いたことがあるし、本当?って感じ。見てるほうがハラハラしましたよ」(出席者の一人)
 結局、翌日は休んだ。安倍首相は政界のトップに登り詰めて父の夢を果たしたが、中川氏は同じ道を歩むことができるのか。そのためには体調を整え、安倍首相にならって過激発言を封印して曖昧路線を歩むのが近道かもしれないのだが……。
編集部 川村昌代、秋山訓子

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