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一触即発のグルジアとロシア [非公式情報 第221号]
http://www.asyura2.com/0610/war85/msg/155.html
投稿者 white 日時 2006 年 10 月 01 日 17:59:25: QYBiAyr6jr5Ac
 

□一触即発のグルジアとロシア [非公式情報 第221号]

 http://www.mailux.com/mm_bno_dsp.php?mm_id=MM3D384F43742FA&bno=20061001030722

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一触即発のグルジアとロシア

ByStrangeLove

グルジアとロシアとの関係が緊迫している。4名のロシア軍将校をグルジア当局がスパイ容疑で逮捕したことがきっかけだ。その背景にはロシア政府と親米路線のグルジア政府との対立がある。グルジア政府がNATOへの加盟に積極的な姿勢を見せる中、2002年にアメリカ政府は特殊部隊のメンバーを含む約40名のグループをグルジアへ派遣、その翌年にはグルジアの軍事パレードでアメリカ国歌が最初に演奏され、ロシア側を刺激した。ロシア政府は、「西側」がグルジアに武器を供与しているとも疑っている。

アメリカがこれほど露骨な行動に出た理由のひとつは中央アジアの石油と天然ガスにあると考えられている。グルジアは輸送用のパイプラインにとって重要な地理的位置にあり、ここを誰が抑えるかは大問題というわけだ。

ソ連が消滅した直後からグルジアに出没していたレオニーダ・バグラチオナ=ムクランスカヤなる女性もロシア側を刺激する一因だったかもしれない。この女性はグルジア王室の末裔で、ウラジーミル・ロマノフの妻。ボリス・エリツィンと親しかったことでも知られている。この女性の背後で、さまざまな利権集団が蠢いていたことは間違いない。

ウズベキスタン、タジキスタン、キルギスタン、カザフスタンにアメリカ軍が基地を建設した際、ロシア国内ではウラジミール・プーチン大統領は「弱腰だ」とする批判も強かった。今回、ロシア政府が強硬な姿勢を見せている一因かもしれない。また、ロシア政府は以前から、グルジアがチェチェンの反ロシア・ゲリラの拠点になっていることにも神経質になっていたことも忘れてはならないだろう。

アメリカのネオコンはイランを攻撃し破壊することを、まだあきらめていないはずだ。イラクに続いてイランが内乱状態になり、アフガニスタンも混乱するとなると、中央アジアの油田は重要な意味を持ってくる。そう言えば、小泉純一郎首相(当時)も中央アジアを訪問していた。が、イスラム諸国の混乱が拡大して中央アジアがただですむとも思えない。

ジョージ・W・ブッシュ風の論理を使えば、「テロリスト」を匿っているグルジアに先制攻撃する権利をロシアは持っている・・・ということも忘れるべきでない。
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▽間連記事

□ワイン封鎖“冷戦”突入 グルジア、露将校拘束/露は外交官引き揚げ [産経新聞]

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060930-00000004-san-int

ワイン封鎖“冷戦”突入 グルジア、露将校拘束/露は外交官引き揚げ
 【モスクワ=内藤泰朗】旧ソ連を構成したグルジア当局が、ロシア軍人4人をスパイ容疑で逮捕したことから両国の対立が急速に先鋭化している。グルジア産ワインの全面禁輸など経済封鎖を行うロシアは29日、駐グルジア・ロシア人外交官の退避を開始し、グルジアに対する圧力強化に乗り出した。両国の対立は、緊迫の度を強めている。

 グルジア保安当局が27日、ロシア軍参謀本部情報局(GRU)将校4人と10人以上のグルジア人をスパイ活動などの容疑でグルジア国内で拘束したと公表したことが、今回の対立先鋭化のきっかけとなった。

 ロシアのラブロフ外相は28日、スパイ容疑を否定し、ロシア軍人の身柄引き渡しを要求。グルジア政権の「反ロシア姿勢」が明らかになったと非難し、対抗措置をとると述べた。ロシア政府系のロシア新聞は、両国が「冷戦に突入した」と伝えている。

 ロシア側は29日、特別機をグルジアの首都トビリシに派遣、駐グルジア・ロシア大使を召還しロシア人外交官100人を「身の危険がある」と退避させた。さらに、対グルジア金融制裁や天然ガスの供給停止などに加え、軍事・政治的な圧力を今後さらに強めていく可能性を示唆した。

 また、イワノフ国防相は同日、スロベニアで開かれていた北大西洋条約機構(NATO)との国防相理事会終了後の記者会見で、グルジアに対し、一部NATO加盟国がロシア製の武器・弾薬をグルジアに違法に売却していると非難した。名指しはしなかったが、2004年にNATOに新規加盟した中・東欧など7カ国を念頭に置いたものとみられる。

 これに対し、親欧米派のグルジアのサアカシビリ大統領は「(ロシアの)ヒステリーだ」と一蹴(いっしゅう)。ロシア軍人のスパイ活動の証拠だとするビデオテープなどを公表し、GRUによる「グルジア政権破壊工作を証明する」と一歩も引かぬ構えだ。

 グルジアでは、ロシア語系住民が多数を占め、ロシアへの編入を求める南オセチア自治州が11月12日に独立を問う住民投票の実施を予定するほか、アブハジア自治共和国でも同様の住民投票が検討される。同共和国では、ロシアのパスポートが交付されるなどしており、グルジア側が「ロシアの内政干渉だ」との非難を強めている。ロシア側はこれを否定している。

 これら住民投票では、グルジアからの「独立」支持が圧倒的になるものとみられており、「独立阻止」を最大の国是とするグルジアのサアカシビリ政権は、ロシアとの対立激化の中で正念場を迎えている。
(産経新聞) - 9月30日8時0分更新


□<露国防相>NATO加盟国のグルジアへの武器密輸を批判 [毎日新聞]

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060930-00000007-mai-int

<露国防相>NATO加盟国のグルジアへの武器密輸を批判
 スロベニア・ポルトロジュで開かれた北大西洋条約機構(NATO)非公式国防相会議で、ロシア国防相は29日、NATO各国の国防相と会談し、「新加盟国の一部がグルジアに武器を密輸している」と批判した。NATO側は返答しなかった。一方、NATO各国は会議で、将来のグルジア加盟を支持する姿勢を示した。
(毎日新聞) - 9月30日1時6分更新


□グルジアめぐりロシアと意見交換=NATO国防相理が閉幕 [時事通信]

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060929-00000212-jij-int

グルジアめぐりロシアと意見交換=NATO国防相理が閉幕
 【ポルトロジュ(スロベニア)29日時事】北大西洋条約機構(NATO)非公式国防相理事会は29日、世界中の紛争や自然災害に緊急対応するNATO即応部隊(NRF)の準備状況などを検討して2日間の日程を終了した。引き続きロシアとの対話の場であるNATO・ロシア国防相理事会を開催、ロシア、グルジア両国の関係悪化などをめぐって意見交換した。 
(時事通信) - 9月29日23時0分更新


□<ロシア>駐グルジア大使を召還 両国関係悪化 [毎日新聞]

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060929-00000077-mai-int

<ロシア>駐グルジア大使を召還 両国関係悪化
 ロシアのコワレンコ駐グルジア大使は29日、露政府の召還指令によりグルジアの首都トビリシからモスクワに帰国する。グルジア当局が27日、露連邦軍情報機関・参謀本部情報総局(GRU)の将校4人をスパイ容疑で逮捕したことに対する抗議措置。露政府はこの問題で国連安全保障理事会の緊急討議を要請した。
(毎日新聞) - 9月29日19時23分更新


「スパイ行為」でロシア軍将校ら拘束=グルジアの親欧米政権(時事)
http://www.asyura2.com/0601/war84/msg/1000.html
投稿者 熊野孤道 日時 2006 年 9 月 28 日 22:50:47: Lif1sDmyA6Ww.

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