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イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2006/11/20
http://www.asyura2.com/0610/war86/msg/299.html
投稿者 white 日時 2006 年 11 月 22 日 18:25:49: QYBiAyr6jr5Ac
 

□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2006/11/20

 http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/107950778.html

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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
  編集&発行 山本史郎/イラク情勢ニュース
  イラク・レジスタンス・レポート(web)
  http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2006/11/22 (水)

        ※ きょう紹介する主な内容 ※

☆イラク・レジスタンス・レポート 11月20日付

◆米軍がハディッサ周辺都市を封鎖、外出・電話・ネット禁止
◆バグダーディ: レジスタンスの爆弾で米兵2人死亡
◆保健省次官誘拐事件の詳細
  政府高官襲撃事件の多発はイラク・レジスタンスによるものか
◆傀儡政権高官はグリーン・ゾーンで身を縮める

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□イラク・レジスタンス・レポート 2006年11月20日 月曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Monday, 20 November 2006
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http://www.albasrah.net/en_articles_2006/1106/iraqiresistancereport_201106.htm

●アンバル州 Al-Anbar Province

◆米軍がハディッサ周辺都市を封鎖、外出・電話・ネット禁止
US forces lock down cities around al-Hadithah,
impose curfew, blockade, ban on cell phone and internet use

 バグダッドの北西220キロあたり、ユーフラテス川上流域にあるハディッサ
市とその周辺のハクラニヤおよびバルワナの街に対して、米軍は絞め殺すような
封鎖をおこなった−−イスラム・メモが20日午後8時40分の速報で伝えた。

 イスラム・メモの通信員は、米軍が拡声器を使って封鎖を宣言したとレポート
した。20日夜明けにハディッサ、19日にハクラニヤとバルワナに課された封
鎖は外出禁止令を含むもので、徒歩での外出も車での通行も禁止された。農民は
自分たちの農作物を市場に運ぶことが許されず、外出中の住民は自宅に戻ること
が許されず、一帯を取り囲むように設置された検問所の外で野宿することを強い
られた。

 アメリカ軍は封鎖された市内ではインターネットにアクセスしたり携帯電話を
使う者は誰であれ逮捕すると警告している。

 これら諸都市に対して突然の封鎖命令が出された理由については、入手したも
のの確認はされてない情報として、イスラム・メモ通信員はレジスタンスの狙撃
手が19日に米軍の高級将校を射殺したことへの反応だとレポートした。

 この日のクドス・プレスは、米軍はハディッサとバルワナ、ハクラニヤの諸都
市を封鎖したあと、大規模な急襲作戦を展開して約20人のイラク人を逮捕した
と報じた。多数のアメリカ兵が各地の通りをパトロールしている姿も見られた。
また、クドス・プレスによると、アメリカ軍が諸都市の封鎖を決めたのは、19
日朝にハクラニヤで米兵とイラク軍兵士が詰める検問所に自動車爆弾による攻撃
があったことへの対応だと報道された。


◇ラマディ: レジスタンスの車爆弾が警察の検問所を攻撃
◇ラマディ: 検問所近くで米兵がイラクの民間人2人を殺害
◇ファルージャ: レジスタンスが傀儡軍の司令部を攻撃


◆バグダーディ: レジスタンスの爆弾で米兵2人死亡
Two US troops reported killed in Resistance bombing in al-Baghdadi

 イスラム・メモは20日午後12時44分の速報で、バグダーディの市内をパ
トロールしていた米軍のそばでイラク・レジスタンスの自動車爆弾が炸裂したと
報じた。

 イスラム・メモの通信員は攻撃を目撃した住民の話として、道路脇に仕掛けら
れていた爆弾が爆発したとき、米軍のパトロール部隊は米軍司令部に近い幹線道
路にそって車で移動中だったとレポートした。この爆発で米軍ハンビーが完全に
破壊され、少なくとも2人が死亡、他に2〜3人が負傷したという。


●バグダッド Baghdad

◆保健省次官誘拐事件の詳細
  政府高官襲撃事件の多発はイラク・レジスタンスによるものか
Details of the abduction of puppet “Deputy Minister of Health”
Iraqi Resistance seen behind spate of attacks on puppet regime officials

 イスラム・メモは20日午後7時55分の速報で、治安部隊の制服を着た男た
ちによって19日夕にバグダッドの自宅から保健省次官アンマル・アッ・サファ
ルが誘拐された事件の詳細がわかったとレポートした。

 サファルはバグダッド北部マグリブの官庁街にある自宅から連れ去られた。サ
ファルは親米シーア派至上主義のダーワ党党員であり、アメリカが指名した傀儡
(かいらい)のマリキ首相もダーワ党に所属している。

 イスラム・メモは匿名(とくめい)で取材に応じた傀儡の治安関係者の話とし
て、現地時間で19日夕5時45分、黒い制服を着た男たちの運転する色つき窓
の白い車4台が次官の家の横に停車し、特殊部隊の制服を着た男が運転する内務
省所有のモニカ(トヨタ社製ランドクルーザー)2台もいたとレポートした。

 アザミヤ地区の端、腎臓病専門病院近くのマグリブ通りにある自宅に車が到着
すると、乗っていた男たちが出てきて鉄製の障害物を乗り越えると、最新式の銃
を持った7人の警備員に、「バグダッドの米軍司令部があるグリーン・ゾーンで
重要人物が次官を待っている」と次官に伝言するよう依頼した。

 サファル次官が普段着姿で出てくると、車に乗るよう丁寧(ていねい)に言わ
れた。しかしながら、彼はまず着替えなければと男たちに告げた。男たちは、事
態は急を要しており着替える必要はないと告げた。次官はこのやりとりのなかで、
男たちの身元と彼らが所持していた要人警備局の身分証に疑問を抱いた。

 すると男たちは力づくでサファルを車に押し込んだ。次官の家にいたボディー
ガードの1人が男たちに発砲したが、男たちはその場でボディーガードを射殺し
た。別のボディーガードが援護に走ってきて遠くから誘拐犯にむかって発砲した
が、その時には車は猛スピードで発進しており、マグリブ通りのはるか先に達し
ていた。

 15分ほどして、米軍とイラク軍の部隊が到着し一帯を包囲した。彼らはなん
の手がかりも発見できなかったが、20日朝もまだ時間の自宅を包囲していた。

 イスラム・メモの通信員は、今回の次官誘拐事件の報告は、前例のない高度な
作戦でサファルを誘拐したのはイラク・レジスタンスの可能性が強いと報じた。

 この推理は20日にバグダッドで傀儡政権の高官襲撃が多発したことによって
裏づけられたようにも思われる。20日に襲撃目標にされたのは、部族問題相ム
ハンマド・アル・オバイディ、保健省事務次官ハキム・アッ・ザミリ、貿易省の
局長アミール・アハマド、イラク軍第2師団の高級将校といった者たちである。

 イスラム・メモ通信員によると、サファルが傀儡政権内の他の高官について役
立つ情報を誘拐者に提供し、それが20日の襲撃につながったようだという。

◆傀儡政権高官はグリーン・ゾーンで身を縮める
Puppet regime officials cower in “Green Zone”

 部族問題省のムハンマド・アル・オバイディ大臣を誘拐目的で待伏せする事件
がバグダッドのムハンマド・アル・カシム道路で発生した。大臣は奇跡的に逃れ、
ボディーガードとともにアメリカ軍キャンプに逃げ込んだ。

 保健省事務次官ハキム・アッ・ザミリを狙った事件も20日、バグダッド中心
部のファドル地区で発生した。ザミリは自動車で移動中であり、襲撃されたのは
装甲板を着けた彼の車だけだった。ザミリのボディーガード2人が殺され、運転
手を含むスタッフ4人が負傷した。ザミリ自身もその攻撃で負傷した可能性があ
るが、確認はできなかった。

 種苗公社南部総局長のアミール・アハマドは、バグダッドのサリフ地区で暗殺
未遂事件のターゲットにされた。この攻撃についてはそれ以上の情報は発表され
ていない。

 西バグダッドのガザリヤ地区では、武装した男たちがハイウェイを走っていた
傀儡軍フサイン・サドゥーン・サリム少将の車を襲撃したさい、イラク傀儡軍の
兵士5人が殺された。

 アメリカが設置した傀儡の国民議会議員で占領軍との協調路線を歩むあるスン
ニ派メンバーは、サファルの誘拐と他の政府高官への襲撃事件の多発について、
サファルと個人的なつきあいを持つ者は誰もがひじょうに用心深くなった、とイ
スラム・メモに語った。

 アンマル・フサイン・アッ・サファルは1956年にナジャフに生まれた。彼
はイラン・イラク戦争中にイランの「革命防衛隊」に協力して有罪となり、死刑
判決が出されたあとイランに逃亡した。サファルはイランにいるときシーア派至
上主義のダーワ党で主要ポストに就いた。彼は偏狭な宗派主義の考えを持ってい
ることで有名であり、最近では、スンニ派の多いアザミヤ地区で宗派主義者によ
る攻撃の犠牲となった者にアドナン・ハイラッラー血液病院の従業員が輸血する
ことを禁じたという事実がそれを占め強いている。彼はまた、レジスタンスが酸
素ボンベを自家製爆弾に使用するという口実をもうけて、スンニ派の多いアンバ
ル州の未熟児病院に酸素ボンベを輸送することも拒否した。

 サファルの医療資格は偽造されたものだという報告が広く知れわたったにもか
かわらず、彼はダーワ党の同僚であるマリキの現内閣で保健省次官のポストを与
えられた。

◇レジスタンス戦士が傀儡警察のパトロールを襲撃


●タミン州 At-Ta’mim Province
◇キルクーク: レジスタンスの爆弾が警察のパトロールを襲う
◇キルクーク近郊: 米軍が捜索・拘束作戦を展開


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オリジナル(英字):
  http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
  英語への翻訳・編集 Muhammad Abu Nasr
日本語版はイラク情勢ニュース(URUK NEWS)のコンテンツです
  http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html 
  メール宛先 uruknewsjapan@ybb.ne.jp  
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