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(回答先: 韓国総選挙 統一協会系候補者が全国で立候補の動き キリスト教会が対抗策を展開 - クリスチャントゥデイ - 投稿者 kaname 日時 2008 年 2 月 15 日 23:48:11)
2008/02/15
【ソウル１３日＝角南圭祐】韓国国会の総選挙が２ヵ月足らず後の４月９日に迫っており、選挙活動も徐々に目につくようになった。昨年末の大統領選挙では、保守のハンナラ党から李明博（イ・ミョンバク）氏が出馬し、圧倒的勝利を収めた。今月２５日に大統領に就任する。そのハンナラ党、総選挙でも飛ぶ鳥を落とす勢いを見せている。
韓国国会議事堂の内部。この席のほとんどをハンナラ党議員たちが占めるのか ハンナラ党は、全議席２９９のうち２００議席をとるのではないか、と専門家やマスコミが分析しているのだ。盧武鉉（ノ・ムヒョン）政権与党の「大統合民主新党」は求心力を失っており、残りの議席も李会昌（イ・フェチャン）氏が準備を進めている自由新党（仮称）が１０議席程度をとり、新旧の保守が大部分を占める「保守独占国会」になるとの分析も出ている。
韓国国会は１院制。全２９９議席のうち、２４３議席は小選挙区、残り５６議席を比例代表で決める。任期は４年。現在の主要な勢力は与党・大統合民主新党１３５人、野党・ハンナラ党１３０人、革新政党・民主労働党９人となっている。
大統合民主新党（以下、民主新党）は、大統領選挙に向けて分裂・統合を繰り返し、盧武鉉政権の不人気もあって、求心力を失った。大統領選挙でも惨敗している。最近の支持率は６.２％ほど。
一方のハンナラ党は２００６年の地方選挙で勝利し、大統領選挙でも圧勝。確実に力をつけてきた。支持率は５０％前後を維持している。内部対立が深刻化している民主労働党の支持率は３.１％。以下、創造韓国党２.２％、民主党１.９％と続く。
時事週刊誌「ハンギョレ２１」が「ゴジラ与党が来る」という記事を掲載した。保守に牛耳られた国会の出現、という内容だ。同誌は、ハンナラ党は２００前後、民主新党６０前後、自由新党（仮称）が１０前後の議席を獲得するのでは、と予測している。そうなると、保守政党が韓国国会の大部分を占めることになる。
地方主義の強い韓国では、湖南地方（全羅道）では民主新党が勝つが、首都圏を含めほとんどの地域でハンナラ党が勝つのではないか、という分析の結果だ。もしハンナラ党が２００議席を獲得すれば、憲法改正も容易になる。大韓民国憲法は、憲法改正には在籍議員の３分の２以上の賛成が必要で、憲法改正案は大統領か、過半数の国会議員の発議による、と規定している。分析通りの結果になれば、すべてがハンナラ党だけで完結できることになる。
国会議事堂 李明博次期大統領は、政権引き継ぎ委員会で矢継ぎ早に保守的な改革案を出している。統一部（南北統一を模索する省庁）の廃止や「済州４・３真相究明委員会」の廃止、英語教育の強化などには反対意見も多いが、それでもハンナラ党の支持率は高い。このことから、国民が国会に期待しているものは、李明博政権への牽制よりも政治の安定、と推測できる。
ハンナラ党は地方権力を掌握し、行政権力を掌握し、次は立法権まで掌握するのだろうか。１０年間の民主化政権が終わり、新しい保守政権はどのような韓国をつくるつもりだろうか。ダイナミックに政治状況が変わる韓国で、あと２カ月の間に世論がどういう変化をするか、注目したい。
http://www.news.janjan.jp/world/0802/0802130723/1.php
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