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ダライラマ法王に直接お聞きしたお言葉.
http://www.asyura2.com/07/asia10/msg/589.html
投稿者 Narongchai 日時 2008 年 3 月 24 日 01:08:52: 4aBcXH78umd1Q
 

(回答先: 道理で、ダライ・ラマ14世は、悪魔に魂を売ってしまったか。その為にチベット独立を忘れたのか. 投稿者 忍 日時 2008 年 3 月 23 日 22:13:56)


今から、13年ほど前ですが、ニュデリーで直接法王にお会いする機会を得ました。

彼の何歳だかの誕生日で、色々な応援団体(殆どが群がる人々)が集まって彼の誕生パーティーでした。

それは亡命チベットの彼の周りにいる方々に取っては、一大集金の大会で、お金集めに必死でした。

日本から来た仏教界の方々も大金を寄付され、亡命チベッタンの人が経営するカーペット屋に連れて行かれ、たぶん色々買わされたのでしょう。

今日本国籍を持っている、テレビに出ているあの方も、中心で動いていました。

中国に侵略されたチベットなんて、ダライラマ法王と言うブランドがなかったら、誰も見向きもしなかったでしょうし、資金など絶対集まらなかったでしょう。

私は信仰心は持っているつもりですが、人の集まった組織的宗教には一切興味を持っていません。
人が作った組織である以上、本当の信仰より組織の存続が優先されるのは、当たり前で、非難はしませんが、嫌いです。

法王に会う前に、バンガロールからバスで4時間かけて、サイバなのアシュラムにも行ったのですが、門前仲町のようで、グッズが並び、ビブーディーまで売っていました。
サイババさんも、自分の立場を良く理解していて、アイドルに徹していました。
それでお金が集まって、貧困層への無料の病院ができれば良いとでも考えているのでしょう。

まあ私は、組織には一切興味がないので、なんだか嫌な奴だと思われたでしょうが、どの行事にも参加はせず、法王にお会いできるチャンス以外は、パンジャブ地方を勝手に旅していました。(何せ20年ぶりのインドで、しかも当時とは違って小金持ちでしたので、以前行けなかったところに行ってました。)

そして、ようやく法王を間近にしてお話聞ける機会になったのですが、近くに行くだけで暖かい波動を感じました(サイババさんには謁見室でも感じれない超越したものでした)。

話し出したら、本当にかわいらしい英語で、「西洋の方は、私があたかも不思議な力を持っていて、手で病気を治せると思っているらしいが、私、手で人の病気なんて治せません。このインドでも自分は手で病気治せるって言っている人がいますが、私信じていません。もし本当なら、今私の首にデキモノができて痛くて仕方ないのですが、直して欲しい(全員で爆笑)。」
そしてみんなの心をしっかり掴んで、「チベット仏教ってそう言ったもんじゃないんです。」とその哲学を入り込んで行く。迷信と分けながら、哲学を話して行くんです。
隣にいた米国人と、大笑いしながらも涙流している。「お前なんで泣いてんだ?」って笑いながら聞く私に、「お前だって涙出てるぞ!」って笑いながら話す。笑いながら、なにかの波動で涙だけ流れる経験は初めてしました。

そして法王が言うには、「私は先代の生まれ変わりと言われて連れて来られましたが、宗教の長であり、民族の長でもあると言う、あまり例のない立場に立たされました。生まれ変わりが本当かどうかは解りませんが、何かの因縁で、私がその立場に立っていると言う現実は現実でしかなく、その立場を全うすることこそが、私のカルマです。」とのことでした。

そして一番私が感激した話ですが、「それで私はそのあまり例のない立場の人間として、チベッタン民族、チベット仏教への影響の岐路に立った時、私は祈りとか不思議な力とかには頼りません。自分と言う『人』として、何が正しくて、何が間違っているかを考えます。宗教とかではなく、『人の道』としてです。」と仰れました。

長い間の、私の悩みは消えました。
『人』として『人の道に外れてないか』、別の言い方をすれば『自分の中の良心』だけを頼りにして、自分の人生を決めようと誓いました。

今でも、霊能力者オタクとして、世界中の霊能力者と交流を持っていますが、自分を見失うことはありません。

これからもダライラマ法王は、利用され続けて行くでしょう。
チベッタンのシンボルとして、お金集めにも使われるでしょう。
周りの人からの要望で、知らないお金を出した人に、お礼の手紙を書かされることもあるでしょう。

麻原からお金を貰ったのは、実はあのテレビに出ている人で、法王に会いに行く旅行の手筈を整える旅行代理店は、あの人の弟の会社です。

それらの濁(あの人たちの苦境では悪ではないのですが)も一身で受けるのも、法王のカルマ。

覚え悟って微動だにも動かない心と言う仏教用語、『覚悟』はあの方の心に中に揺らぎもなく存在しているでしょう。

私も、私の人生で覚悟を持ち、揺るがない心で生きて行きたいと硬く心に決めました。



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