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『中国利権のタブー』 青木 直人 著 毛沢東は日本と中国という黄色人種国家が、白人の国々に対抗する戦略論を提示した。
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投稿者 TORA 日時 2007 年 4 月 15 日 16:13:05: GZSz.C7aK2zXo
 

株式日記と経済展望
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『中国利権のタブー』 青木 直人 著 毛沢東は日本と中国という
黄色人種国家が、白人の国々に対抗する戦略論を提示した。

2007年4月15日 日曜日

◆『中国利権のタブー』 青木 直人 著
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31856283

◆毛沢東の「日中同盟論」

日本と中国の国交正常化は七二年九月、田中角栄総理(当時)が中国を訪問したことで実現した。しかし両国が日中共同声明に調印するまで、交渉は難航し続けた。中国側は周恩来総理が交渉を仕切っていた。両者は四日間にわたって合計四回の首脳会談を持ったが、最大の壁は、第二回会談で噴出した歴史認識に関する問題だった。先の戦争に対して田中角栄は、「添了麻煩(御迷惑をかけました)」という言葉で謝罪したが、その表現が「あまりに軽い」と中国側から非難が集中したのである。

問題が解決しないまま、翌日の第三回会談では国際情勢について議論が交わされた。しかし、交渉はデッドロック状態のまま遅々として進まない。田中と帯同していた大平正芳外相は一時、帰国まで考えたといわれている。だが、足踏み状態はその夜に開かれた毛沢東主席との会見で劇的に転換し、翌日の第四回会談で事実上の正常化合意にいっきに到達したのである。

田中・毛沢東会見で何かがあったのだ。公式には、会見の場で政治的な話はいっさい出なかったとされている。たしかに両者の会見は、わずか一時間で終わっている。私は長年にわたる関係者への取材をもとに、毛沢東が田中に何を話したのか、その真相を探ったことがある(『田中角栄と毛沢東』講談社)。

会見で毛は戦争責任の問題をめぐって紛糾している政府間の協議について、「喧嘩は済みましたか」と笑いながら批評しつつ、いきなり田中たち日本側の度肝を抜くような警言を始めたのである(以下・同書から引用)。

「毛沢東は田中角栄の目の前で、やおら右手を頭上にあげた。その手を左右にゆっくりと振る。田中たちの前で何度か同じ動作を繰り返した後、彼は視線を泳がせるようにしながら口を開いた。

「田中先生日本には四つの敵があります」
毛は右手の指を一本ずつ折り始めた。
「最初の敵はソ連です」親指が曲がった。
「二番目がアメリカです」
人指し指がたたまれる。
「そしてEC(ヨーロッパ一です」
中指を折りながら、発言が続いた。
「最後が」と言いつつ、毛の薬指が曲がった。
「それは中国です」

この後、毛はヒットラーと東条英機を例に挙げて、前者は「イギリス、フランスを敵に回し、ソ連に挑み、最後にアメリカと衝突したのです」と切り捨て、後者については、「最初に中国と戦いました。アメリカに戦争を挑み、イギリス、フランスとも衝突しました。最後にはソ連とも戦う羽目に陥ってしまった」と指摘して、二人は統一戦線の形成に失敗し、世界から孤立して、自滅していったと潮笑したのである。

最後に毛は、田中にこう提案したのだった。

「あなた方はもう一度ヒットラーや東条の歩んだ道を歩むのですか。よく考えなくてはいけません。世界から孤立して、自暴自棄になって自滅していくのですか。アメリカ、ソ連、欧州、そして中国。この四つを同時に敵に回すのですか。どうですか。田中先生、組むというなら徹底して組もうではありませんか」

毛沢東の口から出たのは日中同盟論だった。毛はアメリカ、ソ違、欧州、日本、そして中国を大国として考えていた。その半年前、当時のニクソン米国大統領も中国を訪問しているが、実はそのニクソンも六七年に、外交問題誌『フォーリン・アフェアーズ』の中で、アジアの将来は、中国、日本、アメリカなどの大国が決定するとして、日本の経済成長と外交、軍事的役割を国際的にどう位置づけるのかを論じている。

つまり、世界にはアメリカ、ソ連、中国、それに敗戦の後遺症から立ち直って台頭してきた日本と欧州(西ドィツ)の五大強国があり、各国がそれぞれ、どの国とどう「組む」のかといった模索が始まっていたのである。

毛は田中角栄に、日本と中国というアジアの黄色人種国家が、ソ連、アメリカ、それに欧州という白人の国々に対抗する戦略論を提示したのだった。

◆日露戦争の勝利を歓迎していた毛

毛沢東が青年時代から日本の明治維新に高い関心を持っていたことは有名で、中学入学のため故郷を離れる際、父親に西郷隆盛の詩を贈っているし、日露戦争についても米国人ジャーナリスト、エドガー・スノウに、戦争当時の日本の歌詞を紹介しながら、次のように告白している(なお左記に紹介する詩が、本当に日露戦争時のものかどうかには諸説がある)。

「雀は歌い 鶯は踊る 春の緑の野は美しい ざくろの花は紅にそまり 柳は青葉にみち 新しい絵巻になる
当時わたしは日本の美を知り、感じとり、このロシアに対する勝利の歌に日本の誇りと力を感じたのです」(『中国の赤い星』筑摩文庫

毛が日本の勝利を歓迎していたことは間違いない。大正六(一九一七)年、孫文の同志だった日本のアジア主義者、宮崎活天を故郷の湖南省の講演に招待して、日本が欧米白人のアジア支配を打破したことをともに喜び合ったというエピソードも残っているくらいだ。中国革命自体がそうなのだが、毛の共産主義観や世界分析にはアジア的な色合いがきわめて強いのが特徴で、日本についても単純な反日一辺倒ではなかった。

毛は、七二年の田中角栄訪中を中国の世界戦略の一つとして捉えた。日本と中国が外交関係を樹立することで、最大の敵ソ連にどう政治的インパクトを与えることができるのか。また日本を米国「従属」から引き離し、自立化を促し、どう中国の側にひきつけるのかそんなチェスゲームの一つが日本との国交正常化だったのである。

「あなた方がこうして北京にやってきたので、……ソ連とアメリカは気にしているでしょう。ソ連と比べると、アメリカはまだいくらかマシですが、田中先生が来たことを歓迎してはいない」。なぜなら「日本がいち早く正常化をしたいと言っているからです」。

米ソに対抗して日中が手を組む。毛沢東の世界戦略の前では、日本と中国の間に横たわる「歴史認識」の違いは、感情レベルの話を別にすれば、政治決断の段階では問題にならなかった。もっとも危険な敵に対抗するため、日本の過去は不問に付された。なぜ今に至るも田中角栄が中国首脳から高い評価を受けているのか、これで理由がわかる。田中は毛が同志として処遇した、唯一の日本人政治家だったからである。

毛が大躍進政策(五八年〜)や文化大革命(六六年〜)など建国以来の大規模な大衆運動や経済政策で犯した過ちは非難され、否定されたが、共産党内部では、彼が祖国を救い、「米ソ両大国に対抗した愛国者」であったという評価は揺らいでいない。

なかでもニクソン米国大統領の招請と日中国交正常化は「毛沢東の戦略的英断」として、今でも特筆大書され、絶賛されている。だからこそ、田中角栄に対する評価も変わりようがないの.である。日本を訪問した中国首脳が毎回目白の田中邸を訪問していたのにも、こうした背景があった。 (P35〜P40)


(私のコメント)
日本はアメリカ、EU、ロシア、中国に並ぶ大国なのですが、日本の政治家や国民にはそのような自覚はない。経済面ではアメリカに次ぐ世界第二位の大国であり、ニクソンや毛沢東もそのように言っていた。ところが国際会議などでは日本の首脳はいつも端っこに立って記念撮影をする。そしてアメリカの大統領はいつも真ん中に位置する。

世界戦略を考える上でも、多極化する世界でも日本はその一極を担う地位を占める。しかし日本のマスコミは中国を過大に評価して、中国は将来アメリカをしのぐ超大国になるという幻想を振りまいている。だから温家宝という中国のNO3がやって来ても元首がやって来たかのような騒ぎだ。

中国の実態を考える上では青木直人氏の『中国利権のタブー』という文庫本は大変参考になる。この本の中心課題は日本からのODA利権の実態を暴くものですが、日本の政治家と中国の政治家の利権となり食い物にされている実態がよく分かる。

本来ならば金を恵む方が圧倒的に優位なはずですが、中国のほうが威張っていてODAを貰ってやるといった態度で、中国から感謝される事はめったにない。中国は二言目には歴史カードを突きつけては、日本人は反省が足りないなどと言いっては、謝罪と反省のお詫びとしてODAの資金を提供させている。

常識をわきまえた国家ならそんな事はないのですが、中国は国名から分かるように中華思想の国であり、外国に対しては威張りちらさないと気がすまないらしい。中国の経済発展もケ小平の改革開放政策からですが、日本からの資金援助がなければ経済発展はなかったのだ。中国のインフラの整備は日本のODA資金によるものだ。

しかし中国では日本からのODA資金援助で経済発展できた事情は中国の国民はほとんど知らない。中国人の面子があるからでしょうが、ODAを外交カードにさせないという計算もあるのだろう。日本から金を出すのだから様々な注文を出せばいいと思うのですが、ODAを外交駆け引きの道具に有効に日本は生かしていないようだ。

しかし「中国利権のタブー」を読んでいくと、日本は中国の政界に対する影響力はかなりあるようだ。中国でもODAの金をめぐっての勢力争いで改革派と長老達との闘争があり、世代交代でも誰が主導権を持つかはやはり金がものをいう。日本側にとってもODAの金で人脈を作ってはパイプ役として日本の政界に地位を築く役割をしていた。

中国という国はワイロがないと人脈も作れないから、日本の政治家も実業家も中国に金をばら撒いて利権を獲得している。しかし政権争いや世代交代などで人が代わると、また新たに賄賂を配らなければならなくなり、このような見えないコストがかなりかかるから、中国ビジネスは儲からないようだ。

このような腐敗した政治と縁故政治では近代国家になりようがなく、政治や経済の透明性はまったくない。発表される経済統計などもデタラメであり、これでは適切な政策がされるわけがない。

歴代の日本の中国大使は縁故社会の中国の人脈作りが第一だから、中国におもねった発言を繰り返して中国の要人のご機嫌取りばかりしている。退官すれば中国大使の肩書きを生かして三菱や伊藤忠などの大企業に天下る。マスコミも中国の顔色を伺いながら記事を書き、中国に対する批判的な記事は書かない。だから本当の中国の実情を知ろうと思ったら『中国利権のタブー』のような本を読まないと分からない。

はたして日本は田中総理と毛沢東が話したような中国と同盟を組む事はできるだろうか? 同じ黄色人種ではあっても文化も政治体制も異なり、かろうじて経済的な繋がりだけぐらいしか関係は築けないと思う。それに比べればアメリカとは政治的にも経済的にも軍事的にも同盟を組むメリットはある。つまり同盟とは利害によって組むべきものであり同じ黄色人種だからということは理由にならない。

ロシアとはいまだに平和条約も締結されていないから同盟の対象にはならず、EU諸国などはアメリカのように政治的、経済的、軍事的利益を共有できると思う。結局、中国やロシアは民主主義政治にはなれず、経済的にも日米欧からの援助がないと停滞して、軍事的信頼関係は作りようがない。約束や法律を守るという概念がないからだ。

日本よ、長い間、ODA感謝アル。
これで我も独り立ちできるアル。
   ∧∧  
  / 中\.      ∧_∧
 (  `ハ´)     (´∀`; ) 良かったね(ホッ
 ( ~__))__~)     ( ソ  )
 | | |      | | |
 (__)_)     (_(__)


 ・・・・・・。
   ∧∧  
  / 中\.      ∧_∧
 (  `ハ´)     (´∀` )  < ?
 ( ~__))__~)     ( ソ  )
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 (__)_)     (_(__)


餞別に、     。  。  スポポーン!
1兆円くれアル  \∧\⊂ヽ.
   ∧∧     ( Д i||)ノ  どっぴょーん!
  / 中\      (つ  丿
 (  `ハ´)_    ⊂__ ノ
 ( ~__)) _|つ))    ∪
 | | |         | ||   ピョーン
 (__)_)..     ((   ))

化学兵器の処理代とか、そーゆー名目で。


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