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海外移転:サムスンも「脱韓国」に合流 [朝鮮日報]
http://www.asyura2.com/07/asia8/msg/145.html
投稿者 white 日時 2007 年 5 月 15 日 16:25:27: QYBiAyr6jr5Ac
 

□海外移転:サムスンも「脱韓国」に合流 [朝鮮日報]

▽海外移転:サムスンも「脱韓国」に合流(上)

 http://www.chosunonline.com/article/20070515000035

記事入力 : 2007/05/15 12:02:05
海外移転:サムスンも「脱韓国」に合流(上)
サムスン電子
 サムスン電子の携帯電話の主力工場の海外移転決定は、四つの点で大きな衝撃を投げ掛けている。まず、韓国メーカーの現実がサムスン電子のような先端ブランド企業までも海外に出ていかざるを得ないほど切迫した状況に至っているという点だ。また今後、大企業の海外行きが触発され、韓国国内の産業の空洞化がいっそう加速化するものと心配されている。特に、職に就けない若者たちの就職問題がさらに深刻化するものと憂慮されている。実際、業界では今回のベトナム工場新設と中国での生産量拡大により韓国国内で生じるはずだった7000‐8000人分の職が海外に流れるものとみられている。さらにサムスン電子に携帯電話の部品を供給してきた数百社の部品メーカーのうち相当数も、共に海外へ移転することが難しければ、事業に決定的な打撃を受けるものと予想される。

◆先端型業種までも共同化されるのか

 サムスン電子の工場の海外移転は今回が初めてではない。ただし、その性格がまったく違うというのが問題だ。すでに生活家電部門など単純組み立て型製品は2000年前後から移転を本格化してきた。しかし、携帯電話・LCD(液晶ディスプレー)・半導体など先端製品に関しては違っていた。高賃金にもかかわらず、依然として利益率が高かった上、海外に移転した場合、技術の輸出に対する不安が非常に大きかったからだ。従って携帯電話を海外中心の生産体制に変えたのは、数年で状況が大きく変わったということ。同時に今後、業種の区分なく全面的な韓国メーカー共同化の可能性を示唆しているというわけだ。

 実際、韓国国内での生産職減少の波は相当大きいものとみられる。まず、亀尾工場だけで年間700‐800人分の職が消えることになった。ベトナム工場の新規着工と中国・インド工場の増設による従業員規模までを亀尾工場の従業員と生産量に照らし合わせ単純に比較してみると、今後2‐3年の間に7000‐8000人分の職が国内から海外に流れる、と業界ではみている。

◆サムスン電子など大企業のグローバル・ソーシングが加速化するもよう

 サムスン電子が携帯電話の生産基地まで移転させることにした根本的な理由は何か。業界関係者は「原価負担を低めるため愛国心だけに訴えるのには限界がある。結局、最も原価の安いところを探して世界を探し回るグローバル・ソーシングという道しか方法がなかったのだろう」と分析した。実際、携帯電話業界世界1位のノキアやモトローラはすでに自国内での生産量を最小化するグローバル・ソーシング戦略を実践している。

 サムスン電子が今回携帯電話の生産の2 大軸を「韓国と中国」から「ベトナムと中国」に変えたのも、こうした背景があるというわけだ。この場合、韓国の亀尾工場は過渡期的な基地に転落せざるを得ない立場となると心配する声も上がっている。サムスン電子の昨年の携帯電話の総生産台数は1億2000万台。このうち亀尾工場で60%以上生産し、中国工場の比重は40%を下回っていた。

 しかし、時間がたつにつれ立場がひっくり返ることになる。今のところ、来年の韓国国内での生産比重は40%未満に急減するのに対し、中国をはじめとする海外での生産量は60%を超えるものとみられる。生産比重の主導権が国内から海外に移るというわけだ。

タク・サンフン記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS


▽海外移転:サムスンも「脱韓国」に合流(下)

 http://www.chosunonline.com/article/20070515000036

記事入力 : 2007/05/15 12:02:42
海外移転:サムスンも「脱韓国」に合流(下)
サムスン電子
◆ベトナムがサムスンの携帯電話のメッカに

 ベトナム工場が本格的に稼動する2008年からは海外での生産比重がさらに高まる。あるサムスン電子消息筋は「ベトナムにもいくつか危険要素があるが、中国より人件費が安いので主力生産基地に決まったようだ。近々ベトナムで投資する敷地が最終的に決まる予定」と語った。サムスン電子は早ければ来年末から順次工場を完工、生産規模を1億台に増やすことを目標としている。

 サムスン電子は中国工場での生産量も2倍以上に増やす計画だ。やはり来年からとなるもよう。既存の天津工場の場合、すでに生産設備を2倍近くに増設する作業が進行中。購買力の高い南部の広東省恵州工場も今年第3四半期から本格的に稼動し始める。部品も今までは単価削減努力などにより持ちこたえてきたが、もう初めから海外調達体制に変えるという構想だ。

 CJ投資証券のアナリスト、ソン・ミョンソプ氏は「韓国国内の部品メーカーも、技術力のある企業サムスン電子の要請によりベトナムや中国に工場を建設するだろうが、そうでない企業は大きな打撃を受けることになる」と語った。

■サムスンの携帯電話事業の現住所

 「グローバル生産」のノキア、モトローラと原価節減戦争

 サムスン電子の携帯電話事業部(情報通信総括)は、韓国国内でも「エニーコール」というブランドで有名な移動通信電話機を作り出すところだ。サムスン電子の内部的にも携帯電話事業は半導体に次ぐサムスン電子の事業の2大軸の一つだ。昨年サムスン電子の売り上げ(59兆ウォン=約7兆6830億円)のうち19 兆ウォン(約2兆4740億円)=売り上げの32%=を半導体事業、17兆ウォン(約2兆2140億円)=売り上げの29%=を携帯電話事業で記録した。それほどのサムスン電子の核心事業というわけだ。もちろん、実際の収益の側面で見ると、これら2大軸の比重ははるかに高まる。

 サムスン電子の携帯電話事業部のこうした状況は「エニーコール神話」で代弁される2002年、03年の高速成長に始まっている。当時、携帯電話事業はメーカーとしては珍しく、年間20%以上の営業利益を記録し、猛スピードで成長を遂げ、世界3位にまで上がった。

 しかし、05年から売り上げが停滞し、世界1位のノキアと大きく差が広がった。さらに停滞が続き、昨年には2位モトローラの安い携帯電話攻勢、4位ソニー・エリクソンの先端携帯電話の間に挟まれ苦戦した。昨年第4四半期には営業利益が7%まで落ちた。従って、営業利益率を上げ競争力を回復するために生産原価が安い海外への移転を考慮せざるを得なかったという見方ができる。

 実際、サムスン電子は今年に入り東南アジアと中国で安い携帯電話の販売を増やし、市場占有率を13.8%まで高めたが、依然として落ち着ける状況ではない。ノキアやモトローラなど、先頭企業はすでにグローバル生産基地体制を整えているからだ。

タク・サンフン記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS

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