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□中国、地方反発で「緑のGDP」導入困難に [朝鮮日報]
http://www.chosunonline.com/article/20070724000002
記事入力 : 2007/07/24 07:12:12
中国、地方反発で「緑のGDP」導入困難に
中国政府は、国内総生産（GDP）から環境破壊による経済的損失を差し引いた経済指標「緑のGDP」の導入を2004年から計画してきたが、地方政府の強硬な反発で導入が白紙化される公算が高まった。緑のGDP調査団の王金南団長は23日、北京紙新京報とのインタビューで「調査団は解体の危機に直面している」と語った。
調査団は北京、天津の各市、河北、遼寧の各省など全国10省・直轄市・自治区を対象に2005年の「緑のGDP」調査を終えているが、「客観的な指標とはいえない」という歯切れが悪い理由で発表が保留されている状態だ。
王団長は「調査団解体と調査結果発表の保留されている理由は、功績に傷が付くことを懸念する地方公務員の圧力のためだ。われわれの調査が彼らの痛いところを突いた」と述べ、地方公務員がそうした意識を持っている限り、「緑のGDP」の導入は困難との認識を示した。
調査結果には、各地域別の環境汚染状態の実態、それを経済的被害に換算した数値などが盛り込まれているという。共産党の幹部人事が決まる第17回党大会を控え、自分に不利な資料が公開されることを防ごうとする地方公務員らが反発を強めている格好だ。
北京＝李明振（イ・ミョンジン）特派員
朝鮮日報／朝鮮日報JNS
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